麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

シモキタニューカマー~やすべえ、紅とん、もしくは工房

2007年04月17日 | 東演
 下北沢に新たなラーメン屋ができた。
 つけ麺屋やすべえ。
 とは言っても既に1ヶ月が経とうとしている。オープンは3/22。

「一休」という夫婦二人でやってたラーメン屋さんのあとに出来たのだが、十字路の角っこにあるウナギの寝床のようなカウンターのみの店で、3時以降の通常休憩に当てる時間、やたら安く提供してくれたのが助かった。
 本多劇場から近いので、公演中の忙しい開演前、昼食を採れず、昼の回のお客様をさばいた後の遅い食事……なんて時、特に

 で「やすべえ」。
 並盛り、中盛り、大盛りが同一価格。しかも中盛りが実は「普通」なのではなく、並盛が220g、中盛330g、大盛440gと、がっつり行けます 。


 そのせいか(?)開店以来、行列が耐えなくて、いつ店の前を通っても店外に列がある。めしどきを過ぎていても、だ。逆にオンタイムでも長い列にはならず、せいぜい10人ほど。うまく回転させているということか・・・。
「下北沢店」と名乗っているからには、と調べてみたら、高田馬場を筆頭に、渋谷・新宿・池袋・水道橋に赤坂と・・・ラーメン激戦区ばかりに出店していることが判明!!!

 ラーメン好きの間では意外と人気の店なのだろうか?

                           

 そうそうチェーン展開といえば、弊団が本拠地「東演パラータ」で公演する際に送迎車を待たせている辺りの、「クイック・ガスト」が閉店した後に、やきとん屋の「日本橋紅とん」がオープンした。

 開店の日に様子を覗いていたら、某劇団の若手有望株Tが、板前チックな格好でいて、
 「お、××」「あ、高橋さん」
 と同時に声を発して、俺はずぐキビスを返し、「ちょっと呑んでってくださいヨ」と奴は俺を掴まえた。哀愁を醸し出して一人でチビチビやるにはまだ早い年頃(?)なので、振り切って逃げた。

 そうそう、新宿の南口でも開店準備をしている「紅とん」を見た。
 仕掛けているのは凰コーポレーション。03年10月、日本橋に1号店をオープンしてから一気呵成の店舗拡大で、年内には直営FCあわせて50店を計画しているのだとか…。そりゃ、目にも止まるわな・・・。

 シモキタのニューカマーのお話でしたが、昨日から弊団の養成機関である「劇団東演俳優工房」の授業も始まった
 今年は厳選の3名。女優の卵ばかり・・・。
 どんな卵たちかは、もーちょっとそれぞれのことを知ってから。。。

  
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皐月賞を制した者は・・・

2007年04月16日 | 東演
 昨日は、第67回皐月賞でした。
 競馬には疎くて、一般人の知る程度の・・・例えばディープインパクトの引退とか・・・知識しかない。

 皐月賞に関しても、3歳クラシック三冠の第1戦で「最も速い馬が勝つ」と言われており、当然重賞レースなのだけれど、今回からGⅠとは謳えなくなって「JpnⅠ」になった競走、程度にしか知らない。

 で勝ったのは、一番人気の武豊騎乗アドマイヤオーラや無敗で皐月賞制覇に挑んだフサイチホウオーを抑えた、ヴィクトリーだった。
 人気2頭の追い込みに耐え、見事逃げ切った!

 名前通りの快勝だったが、鞍上のピンクの帽子は田中勝春!
 新聞等には「田中勝」と表示されるが、我が東演の『恋でいっぱいの森』のプロデューサーが奇しくも「田中勝」だ! こちらはフルネームでまんま「たなかまさる」だが・・・。

 さて、日本ダービーに向けて、まず1着賞金の8000万円をゲットしたヴィクトリーは“折り合い面の難しさや気性の若さを抱えながらも、天性の資質を武器”(JRAのHPより)に、多くの予想で本命ではないが、なにがしかのマークはされていた馬だ。

 一方「天性の資質、気性の若さ」という共通項を持つ演劇界の“ヴィクトリー”といえば、弊団でもNo120『温室の花』(作/今井一隆)、No122『浄瑠璃の庭』(作/藤井貴里彦)を演出している磯村純だ!

 ヴィクトリーは、高校だか大学からのニックネームで「ヴィクさん」等と呼ばれることもあるが、馬に負けない注目度で、彼が手掛けた劇団銅鑼『流星ワゴン』は、今年、複数の首都圏演鑑(昨日のブログで触れた町田演鑑など)でも上演される好作品!!

 無理矢理話を広げれば、ブービーに終わった7枠13番モチ鞍上は川田将雅。昨年の『大地のカケラ』演出が河田園子・・・おいおい「カワダ」って音だけじゃん!
 劇団昴が組織再編し、現在の所属はJOKO。演出を務めるイッツフォーリーズ『霧のむこうのふしぎな町』が4/12、入間市市民会館を皮切りに首都圏のおやこ劇場を巡演中だ。

 まぁ要は、演劇界の巨星・福田善之が演出を務める『恋森』のような大御所作品とともに、若き“優駿”も積極的に起用していく東演なのである!
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町田☆変貌

2007年04月15日 | 身辺雑記
 金曜、町田に行った

 人によっては、神奈川なのか東京なのか微妙な市「まちだ」、ヒドい人は横浜市か相模原市の中の一地域と思ってる「町田」

 でも川崎市のはずれの「柿生っ子」にとっては最高のおでかけスポットなのが町田だ

 新宿や渋谷は遠いし、危険(?)なので、交換日記用のノートや授業中に回すレター、バレンタインのお返しのキャンディに誕生日プレゼントのぬいぐるみやアクセサリーを買いに行った、ごきげんな繁華街だ

 そんな町田に、けれど降り立ったのは久しぶりだ。
 しかも最近公演で訪れる時はホールのある西口に下車するので、目抜き通りのある反対側に出たのはほんと実に久しぶりだった。

 町田のメインストリートは、僕の小さい頃は、平行して走る細い2本の道だった。1本は東口を出た久美堂から始まり、もう1本は南口を出た住友銀行(現三井住友銀行)と、その向かいに堂々と伸びた当時のランドマーク=マルカワが起点。車1台通るのがやっとの2本の道に様々な店が連なり、その所々でさらに細い横道が互いをつなげていた。

 中程に位置する巨大(?)文具店のなかじまは、その両方に入口を有して、鉛筆一本から大きなラジコンまで何でも揃う“夢の国”だった。のちに僕が初めて銀座の伊東屋に行ったとき「お、なかじまみたい」と思ったのは嘘のようなホントの話。それくらい「なかじま」にはお世話になった。

 駅の名前がまだ、小田急は「新原町田」、横浜線は「原町田」だった時代だ。

 そんな町田の駅が改修されコンコースでつながり、駅名もともに町田になり、東急百貨店や丸井など大型店が進出!(まあ、その前にも大丸やジョルナはあって。後者のみ今も存在していますが…)横浜線と平行して走るバス通りにも人の流れができた…。

 そのあたりから僕は少しく大人(?)になって足が遠退き、指折り数えれば今世紀に入って初めて、ゆっくりと目抜き通りを歩いたことになる。

 いやぁ~兎に角ビックリ
 馴染みの店(?)は皆無。夢の国=なかじまは、ルミネ6階に入っていた。一番驚いたのは前述のバス通りと、小田急から新宿方面に500M弱離れた町田街道、ふたつの自動車道をつなぐ太い横道が走っていて・・・つまり一等最初に書いたメインストリートを分断するかのごとく開通していて・・・その角には、な、な、な、なんと109も建っている

 なんか、かなりレアな話になってますネ。
 でもでも。誰にだって“思春期の思い出いっぱいの街”はきっとあるはずダ

 そんな町田に降り立ったのは、9月6日、町田演劇鑑賞会での『月光の夏』上演の打ち合わせのためだった。


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きりぎりす

2007年04月13日 | 鑑賞
 友人でもある一跡二跳の制作・岸本くんから「自信作」だと言われて観に行ったら、本当に良かったのが、劇団一跡二跳第58回公演『きりぎりす』(原作/渡辺淳一 脚本/山田信夫 演出/古城十忍 シアタートップス 4/6~15)。

北岡雄二役の高久慶太郎が、大爆発 ハットトリックの大暴れで大勝!ってな舞台。
 01年の一跡二跳入団から大器の片鱗を伺わせていたが、今回大役を演じるに当たり、二皮は剥けた感じだ
 もちろんチャラチャラした研修医が、ベテラン医師との救命行為の中で成長するという、いわゆる“美味しい役”ではあるのだが・・・例えるなら、それまで2トップだったチームで「今日はお前の1トップで行く!好きにやれ!!」と監督から背中を押されてピッチに送り出されたストライカーのように、伸び伸びとゴールだけに向かうガムシャラさが良かった。FWが2枚の時は、もう一人とのバランスを考えてサイドに開いてみたり、撃てるのにパスを出していたのが、任されたことで、どこからでもシュートを放つ野性味溢れるゴールハンターに変貌した、みたいな。

 その活躍には、トップ下からキラーパスを出し続けたベテラン奥村洋治(心臓外科医・有津公一郎役)や、鉄壁の守備をみせた二人の客演・・・有津の妻・久子役の木野しのぶ〔朋友〕、久子の父・小西錦一役の林秀樹〔文学座〕のサポートがあってのことだ。
 特に不幸感漂う木野の存在感は、決してスライディングタックルで派手にボールを奪うのではなく、相手に触れずにパスやドリブルのコースをクレバーに消すディフェンダーのカッコ良さがあった

 また、医療機器協力のフクダ電子、医療アドバイザーの尾崎友美(東京女子医大)を含む見事な「医療シーン」の再現も、舞台にリアリティを持たせていた。

 HPによれば、26年前にテレビドラマ化され芸術祭優秀賞を受賞している作品の完全舞台化・・・なんだとか。
 「医療をめぐる命のドラマ」であり、と並行して家族の絆を描いてもいて…。で、なんでタイトルが《きりぎりす》なのか・・・それは観てのお楽しみ。

 ブログの中程をサッカーに例えたので、さらに続けると、確かに快勝した試合ではあったが、11人では戦っていなかったというのが残念でした。他人の劇団のことをいえた義理ではないけれど、若手との力の差が余りにも大きかった。全然ボールに触らずに終わった…とでも言うのか、是非次世代の底上げにも力を注いで欲しいと、素晴らしい作品だったからこその苦言を。

[文中敬称略] 
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『恋森』魅惑のキャスト改訂版

2007年04月11日 | 東演

 劇団近くの北沢川遊歩道の桜も、薄い桃色から八重の濃いピンクに変わった今日この頃・・・本格スタートした『恋でいっぱいの森』も、少しずつ色を深めています。

 シーンの形がはっきりし、キャラクターにも血が通いはじめ・・・稽古場の空気も日々変わってきて。と、そんな中、空気どころか配役が変わりました

 以下は、3/9&11に弊ブログで紹介した文を元に改訂のキャストを紹介します。
 (赤字が配役変更。はママ。役が重複する俳優は下線)

 案内役とともに、物語を掻き回す3人は変わらず、森の王オーベロン=能登剛、女帝・タイテーニア=小池友理香、悪戯な妖精・パック=酒田真弓

 物語の先陣を切る『夏の夜の夢』の若い恋人たちは2枚替え。ハーミア=笹村香苗、ヘレナ=宮沢磨由(客演)、ライサンダー=姶良橘憲一郎(客演)、ディミートリアス=奥山浩となります。

 で、誤解から一度は破談になる若い恋人のクローディオが奥山姶良勇一にチェンジ。パートナーのヒーロー=飯島真弓(客演)や、顔が会えば機知に富んだ口喧嘩になるベアトリス=江上梨乃ベネディック=進行役(オーベロン)の能登剛は変わりません。この『から騒ぎ』の2組のカップルを取り巻く面々では、知事・レオナート=豊泉由樹緒、兵士・バルサザール=橘憲一郎(客演)、侍女・アーシュラ=パックでもある酒田真弓は変わらず、大公ドン・ペドロが原野星野真広

 必然的に、最後に控えし『お気に召すまま』の、羊飼い・シルヴィアス=星野原野寛之。これで初演と同じ役を演じる役者はゼロになった。
 
以下、彼が恋するフィービー=小池友理香。恋する男装の麗人ロザリンド=古田美奈子、彼(彼女?)から恋のてほどきを受けるオーランドの南保大樹。そして二人を見守る公爵の娘・シーリア=酒田真弓……(そう、パック役は大忙しだ!)は変化なし。

 面白さへの飽くなき追求で、これからも変わっていくだろう『恋森』。今後も決まり次第、この場で紹介していきます!

 

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寄宿舎(その2)~1999.9年の夏休み

2007年04月10日 | 鑑賞
 先週末観た2本の芝居は、どちらも「寄宿舎」が出てきて、劇中劇があり、戦争もキーワードのひとつと、共通点が多く、でありながら、まるで違う作品でした。
 アロッタファジャイナ『1999.9年の夏休み』と劇団仲間『飛ぶ教室』
 昨日につづき、今日は前者のお話。
                          【文中敬称略】

 アロッタファジャイナ第8回公演『1999.9年の夏休み』(脚本・演出/松枝佳紀)は吉祥寺シアターにて4/6(金)~10(火)。

 かの名作映画『1999年の夏休み』を、改定舞台化したのが本作だ! なので、あの4人の少年たち・・・和彦、則夫、直人、薫と悠・・・が登場します。映画では順に大寶智子、水原里絵(現=深津絵里)、中野みゆき、宮島依里(二役)が演じたが、この舞台では、第7回全日本国民的美少女コンテスト・グランプリ須藤温子や第8回全日本国民的美少女コンテスト・グランプリ阪田瑞穂らオスカーの新鋭達が配役されている!(*)

    *=ここで4人じゃなくて5人じゃんと気付かれた  
      賢明な方、悠は自殺した薫の生まれ変わりです。
      乱暴ですが、同一人物と解釈して下さい。

 で、改定はダテじゃなくて、4人にタクヤという5番目の少年が加わり、1999年に生きる彼らと2007年に生きる様々な人々が交錯する、という展開。
 つまり映画が描いた1999年と、舞台オリジナルの2007年というフレームで、それをつなぐキーパーソンがタクヤなわけだ。過去の寄宿舎と、現代のキャンパスや病院や河口湖畔などが螺旋状につながっていく中に、07年、とある劇団が『1999年の夏休み』を上演しようとする流れも絡まって。。。 

 ちなみに、そのタクヤに須藤、阪田はカズヒコ、ナオトは橋本愛実(第7回同コンテスト・演技部門賞)、ノリオに本田有花(第8回同コンテスト・音楽部門賞)とオスカー勢が並んで、ユウとカオルの二役にアロッタファジャイナ常連でもある安川結花(ワイズメン所属)というのが主要キャスト。
    *舞台版の役名がカタカナなのは  
     リーフレットと合致させたため。

 なんだか紹介に時間を費やしすぎちゃったけど、結論としては、静謐な99年とドタバタの07年が、噛み合わずに終わったという印象です。

 単なる映画のコピーに終わらぬようタイトルを「1999.9」として、その無限小数点から、この舞台を構築して行ったようで、なるほど映画にはないエンターテインメントな仕掛けや笑いがふんだんに盛り込まれている。
 あるいは経験の浅いスター予備軍(?)たちを、芸達者な無名の(?)俳優達で盛り上げようとしたのかな?なんて穿った見方もないではないが、実は“少年達”は皆頑張っていて、さすがに10万人以上の応募者をなぎ倒したオーラは本物だ。
 主人公タクヤを演じた須藤温子は、今をときめく上戸彩を審査員特別賞に抑えてのグランプリニストだからな

 と、ここで白状すれば、僕は『1999年の夏休み』を映画のマイベスト10…いやベスト5からここ20年外していない。
 そーゆー目で見ているから客観的ではないかもだが、もっと“映画”に寄りかかっても良かったかな、と。
                         
 舞台のクライマックス。。。少年達が崖から落ちていく様を、奈落を開いて、幻想的な明かりの中描いたシーンなんて素晴らしかったし。
 つまり映画の、さらにベースとなった萩尾望都の『トーマの心臓』方向(?)に重心を置いた、かつオリジナルな作品に、という意味で。
いつも以上に、解る人には解るが…って
   内容になってしまいました。ごめんなさい。

 ただ、このブログを書くにあたって、ちょいと調べたら、未だ『1999年の夏休み』ファンサイトがあるなど、僕以上のファンがメチャ沢山いることを初めて知ったから・・・(嗚呼、世の中は広い)、わりと「うんうん」と頷いている人は多いのかも、なんてことも考えてます。
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寄宿舎(その1)~飛ぶ教室

2007年04月09日 | 鑑賞
 先週末観た芝居は、どちらも「寄宿舎」の出てくる舞台でした。
 アロッタファジャイナ『1999.9年の夏休み』と、劇団仲間『飛ぶ教室』
 さらに劇中に劇が登場したり、戦争というものに向いていることなど、非常に共通点が多く、でありながら、まるで違う作品でした。
                            【文中敬称略】
                     

 先に、既に終わった『飛ぶ教室』から紹介します。
劇団仲間第123回公演(スペース・ゼロにて4/6~8)は、第一次大戦のナチス政権下に迫害を受けながら執筆を続けたエーリヒ・ケストナーの同名作品の舞台化ですが、 池田香代子の訳を元にしたいずみ凛の脚本が、とにかく巧みです! かの名作を、当時の香りを残しつつ“今”に通じる作品に仕上げました。劇団の財産演目、というより日本の児童演劇の金字塔と言える『森は生きている』を持つ劇団にふさわしい、子供から大人まで楽しめる、新たな名舞台の誕生です。
 素敵な戯曲を生かした、遊び心満載の鈴木龍男の演出がまた爽快です。美術と衣裳を兼ねる佐々波雅子のプランとの相性も良く、ストレートに、真の勇気や真の誇りを、観ている者の胸に突きつけます。
 役者達がまた素敵で、ベク先生(更井孝行)と「車掌さん」ことローベルト(古川伴睦)の大人の再会劇も泣けましたが、生徒達のアンサンブルがことのほか冴えていました。
 ドイツサッカーを思わせる堅固なフォーメーションは・・・スピードのあるヨーナタン・トロッツ(山神友恵)が前線に張り、クレバーなゼバスチャン・フランク(飛田晃治)をシャドー気味に配した2トップ。高さと強さを備えたCBマティアス・ゼルプマン(鈴村志門)、彼が剛なら柔のSBウリー・フォン・ジンメル(小倉輝一)とオーバーラップが魅力のSBルーディ・クロイツカム(鶴田まや)の個性豊かな3バック。そして司令塔のマルティン・ターラー(高木恵美子)・・・という布陣で、各自が堅実な仕事ぶりを発揮。
 特に主人公と言えるマルティン・ターラーを演じた高木の、凛とした少年ぶりを賞賛したいです。冷静さと向こうっ気の強さを併せ持つ「ヒデ」を思わせるゲームメイクでした。
 一言でいえば、伝統の力をまざまざと見せつける舞台でした。
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投票日だよ!

2007年04月08日 | 身辺雑記
                            【文中敬称略】
 さあ!統一地方選の前半の投票日
 皆様、是非それぞれの判断で、清き一票を

 結果はお釈迦様でもわからないだろうが、奇しくも今日は彼の誕生日でもある。
 アナン前国連事務総長も1938年の今日生まれ。なんだか偉い人が多いなぁ、と思いつつ、桃井かおり(52年)、萩原流行(53年)、泉麻人(56年)、漫画『ナマケモノが見てた』の村上たかし(65年)、ボビー・オロゴン(66年)、ピエール瀧(67年)・・・と、日本に限っては、少々変わった方が多いのかなぁとも。
 おっと、林家ペーみたくなってきたな。

 さて。再び選挙の話。

 とある主婦がバスを待ちながら「この旗は誰の?」と。
 見れば、ただ青い無地の幟が、某政党の幟と並んで立っている。
 支援者が答える。「選挙期間中、“公職選挙法”で政党の旗や政党のチラシやリーフレットはOKなんですが、候補者個人のを立てたり配るのはNGなんです」と。
 なるほど。
 街宣車が選挙区を流して、人の多く集まる駅に止めて遊説する際の場所取りでの一風景だ。
 でも、ほとんどの候補者が駅頭に立てている。実際、そこでも「次」を狙う別政党の某候補陣営は、名前の幟をはためかせていた。
 きっと多くの有権者はそんなこと知らないから、違反者の名前がインプットされ、正しい候補者を「名前入りの幟も作れないくらい貧乏なのかしら?」と思ったりもするだろう。

 こんなことは奥深い選挙の中の、小さなエピソード。僕自身、熱心に勉強しているとは言い難いが、多少は興味を持って生活していると、そんな場面にも出くわす!

 てなわけで、日曜日の今日。
 僕はこれから、都知事選のみの投票に行く。区議会は22日だ。
 ぶっちゃけ「同じ日にしてよ」と思う。では、何故“統一”と言いながら別れているのか? この“疑問”をとっかかりに興味を持つ手もあるわな(自己提起自己納得)。

 はてさて投票率はどのくらい行くかな?
 
 ※文中、同じモノを「旗」と「幟(のぼり)」と言い換えています。
  幟が正解でしょうが、会話ではハタと言っていたので、
  そのまま書きました。
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球神の求心力、あるいは救心と休診

2007年04月06日 | 身辺雑記
 松坂大輔貫禄ですネ
 見事に調整してきた感じ。「メジャー1年目?それが何か?」って勢い。もう球神って域に達してます。
 その求心力たるや国籍を越えて…。
 とにかく何勝するか楽しみです
        ※        ※        ※
 僕は電車に乗る位置を決めている。
 そんな人は多いだろう。「その辺りがすいている」「降りる駅の改札の目の前に出られる」「三つ先の駅で友人が乗ってくる」。理由は様々だとしても…。僕は1と2の複合型とでも言おうか、降車駅改札ピタリ前は混むから少しズレた、かつ空いてる所から、丸の内線新宿駅下りホームに乗ることが多い。
 その目印が救心の看板だ。
 滝田栄さんメインで、動悸や息切れを演じたエキストラさんの囲み写真が入った広告看板。。。
 それがちょっと前に、村上弘明さんメインのものに変わった。動悸息切れの方はキャラメルボックスの西川浩幸さん大森美紀子さんが務めている。
 結成から22年、ずっと応援を続けるファンから若い世代まで、変わらずに求心力を持つ劇団の代表的俳優さんだ。
        ※        ※        ※
 2月に終わった区民A公演でも彼等の演目にチャレンジさせていただいたのだが、その稽古中に看板が変わったのは何かの縁だろうか?
 縁といえば・・・滝田バージョンのエキストラの中に、以前下北沢演劇祭区民上演グループに参加したHさんの姿があったのも、実は乗車位置に決めた理由の一つであった。
 Hさんは気品ある方が多い(?)歴代メンバー中でも一際エレガントな女性だった。顔の感じは、僕の中学の恩師で、担任にこそならなかったが僕の国語力に多大な影響を及ぼした戸枝先生に似ていて、また落ち着きある居ずまいは、東演御用達のヨシエ歯科の先生に通ずる。
 ちなみにヨシエ歯科は昨日、木曜日が休診日である。

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四の五の言わずに…

2007年04月05日 | 東演
 さんざん稽古の模様を書いて来た『恋でいっぱいの森』は、これまた繰り返し述べて来た通り、実は今日が公式の稽古始め。これまでは自主稽古含む先行稽古でした…。
で、本日晴れて「顔合わせ」。スタッフキャストが一同に会す儀式……というと少々大袈裟だな、そう時節柄で例えるなら、三月中も研修という形で仕事に加わっていた新入社員を迎えた「入社式」みたいな。
       
 入社式といえば、文字通り、今年度の新人(準劇団員)を迎え、先輩劇団員との顔合わせが午前中にあった。男優2人を加え、東演は総勢38人となった!
(二人の紹介は、また日を改めて

 いつになくフランクな雰囲気の中、それでも「新人」は伝統ある劇団での生活を始めるとあって、やはり緊張感たっぷりで自己紹介。
 昨年、もっとガチガチだった二年生が、やけに余裕なのが可笑しかったりするが、かく言う僕も97年はコチコチだったものなあ…。

 そんな四月五日先勝。。。新人が加わり、第128回公演の、しかもミュージカルの稽古が本格スタートしたのだ!
 四の五の言わずに全速力で六月に向かおう


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