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今年の2月初旬、南極・プリンセスエリザベス基地(ベルギー)から
送りだした個人装備2箱が5か月ぶりに戻ってきた。
現地で使用していた、防寒ブーツ、衣類、カメラなど日用品である、
整理しながら3か月お及ぶ基地での生活がおもいだされてきた。
南極の固い氷についに折れてしまったピッケル、本、、、
出発前、購入した「アート・オブ・フリーダム」
~稀代のクライマー、ヴァイテク・クルティカの登攀と人生~
なかなか読みこなせないと思っていた時、知人でもありこの本の訳者とある会合でお会いする機会があった。その際、「南極で読んでください!」と言われ、この本を南極へ持ち込んだ。
おかげで、4回読みかえすことができた。
おかげで、日本南極地域観測隊・FA(フィールドガイド)として59、60、61次隊と三度参加させていただくことができた。
59次隊では昭和基地周辺、氷河掘削支援
内陸ボツンヌーテンなどで活動
60次隊では昭和基地から1000㌔内陸にあるドームふじ基地まで雪上車で往復三か月の旅行に、
61次隊ではプリンセスエリザベス基地をベースに約3か月間、セールロンダーネロンダーネ山地生物調査チームリーダーとして参加することができた。
日本人隊員として、南極大陸のかなりの広範囲に足跡を残せたことに悔いはない!
ただ、感謝だけである!