山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

今日から北アルプス縦走へ

2008年07月28日 | 北・南・中央アルプス

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大町からアルペンルートを乗り継いで、立山・室堂へ心配していた雨も止み、室堂周辺の花を見ながら、明日からの縦走に皆さん心が弾みだす。雷鳥荘の湯に浸かっていると大日岳や別山乗越が雲間からその姿を見せてくれた。新穂高温泉まで約一週間どんな縦走になることやら!

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飯豊連峰の様子 

2008年07月27日 | 東北の山
7月24日~26日にかけて、飯豊連峰の上級コース石転び雪渓から飯豊本山、ダイクラ尾根を縦走してきました。
入山前の天気予報は、25日ころから小さな高気圧が日本海から東に通過するということで好天を期待をしていたのですが、いつの間にか高気圧が消えて、東北南部に停滞前線が延び、次々と飯豊連峰上空に雨雲が現れ、連日バケツをひっくり返したような雨でした、自宅のある山形でも25日はスコールのような雨だったと家人が不安げに話してくれました。
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花は、最盛期をむかえているようです、石転び雪渓上部の小尾根中ノ島は、ハクサンコザクラ、ハクサンチドリオタカラコウが咲き、梅花皮小屋から御西岳にかけてはオノエノラン、シラネアオイ、ミヤマキンポウゲ、ショウジョウバカマ、チングルマ、イワカガミ、イワイチョウ、ハクサンチドリ、ミヤマカラマツ、チシマギキョウ、コキンレイカ、ヨツバシオガマ、アオノツガザクラ、クツマユリイブキtラノオ、イワショウブ、コシジオウレン、シナノキンバイハクサンフロウ、ハクサンシャジン、タカネマツムシソウと6月下旬から8月上旬にかけて咲く花が咲き乱れたいました。特に御西小屋付近のニッコウキスゲは御西小屋管理人の松葉さんも驚くくらい見事に咲き誇っているようです。
残雪情報:飯豊・石転び沢は梶川の出会から石転び沢出会間は融雪が進み雪渓上を歩きの危険ですので、夏道を歩いてください。この夏道も危険な場所が随所にありますので慎重に行動してください。
石転び沢出会(860m)から黒滝上部の草付までは雪渓は安定していましたが、本石転び沢出会(1230m)からは傾斜もきつく、両岸からの落石がありますのでたえづ上部からの落石を警戒しながら、できる限り休まず、雪渓上部の小尾根・中ノ島までは慎重に行動してください。
中ノ島上部から梅花皮小屋までは雪渓も小さくなり、夏道が出ていますので迷うことなく小屋へたどり着けることでしょう。
梅花皮小屋から御西小屋までの縦走路上には、登山道上に残雪がかなり残っています。
特に御手洗い池前後には規模の大きい雪渓が登山道上にありますので、荒天時は道迷いに注意、また雪渓が硬くなっていますので、軽アイゼンを装着して慎重に行動してください。
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ダイクラ尾根は、連日雨が続いたため非常に滑りやすく、行動中は緊張の連続でしたが、千本峰を過ぎたころから雨も止み3日ぶりに日差しを身体に感じたときは思わず皆で喜び合ってしまいした、自然の力はすごいですね。
飯豊に入山する際は、地元の公共機関、HP、小屋の管理人の方からの情報をもとに、無理のない行動を心がけてください。
詳しい情報や問合せ先は飯豊連峰の登山者情報というHPを参考にしてください。
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飯豊連峰は雨

2008年07月25日 | 北・南・中央アルプス

いま、飯豊連峰 御西小屋にいます。昨日は雨の中、石転沢を登りカイラギ小屋へ 天候回復を期待していましたが、前線が日本海に停滞して今日も雨、静かな小屋で、雨の音を聞きながらの、山談義はつきないようです。

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山形の日本100名山早巡り

2008年07月22日 | 東北の山

Dc0722250 関西からのお客様を鳥海山・月山・蔵王 3泊4日早巡りで案内してきた。

遠路はるばると見えたのでなるべくたくさんの見所をと思い巡らしながらの4日間。

おかげさまですっきりとした天候ではなかったが、心配していた台風もそれて、雨にもあわず無事3山を登ってきた。

初対面の方々との4日間ではあるけれど、最後はみなさんと笑顔で握手を交わしお別れ。

明後日は 常連のお客様と飯豊・石転沢からダイクラ尾根へ・・・!

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静かな 栗駒山 

2008年07月18日 | ニュース

栗駒山への登山は、現在秋田県側・須川口からの

登山が可能ですが、以下の点にご注意ください。

秋田県側の国道342号・国道398号と県道282号に関しては、一部片側交互通行で日中通行が可能となっています。
但し、夕方の午後5:00~翌朝の午前7:00(県道282号は午前7:30)は、夜間通行止めとなっております。ご注意下さい。
また今後、警報予報を含む大雨や震度3以上の地震が発生した場合、二次災害(土砂崩れ等)の危険性があると判断され、全面通行止めとなることが発表されています。
ご通行をお考えの皆様は、当地周辺の天気予報や道路情報をご自身で必ずご確認下さい。

詳しくは、須川温泉 HPを確認ください。

http://www.akitakurikoma.com/06shintyaku/index.html

秋田県側の須川温泉やお土産店は営業中です。麓の小安温泉もほとんどが被害もなく

営業しています、今のところ、一般ルートからの栗駒山への登山道も心配ないそうです。

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飯豊連峰全山縦走

2008年07月18日 | 東北の山

7月12日~17日の日程で飯豊連峰を全山縦走、Dc0718108 福島県側の登山口川入りから入山。山形から山都町まではクルマで移動、そこからバスで川入へ。

1日目は昨年からお世話になっている、民宿・高見台で前泊。

翌日からは、本山~御西岳~北俣~杁差岳~西股コースを経て大石ダムまで30キロ超のロングコースを歩いてみた。

今年の飯豊連峰も他の山と同様、残雪が多い、切合小屋から草履塚まで登山道は雪に覆われいる、アイゼンは必要ないくらい雪がやわらかいが、これから雨が続けば雪渓の雪も固くなるので用心が必要に。自信のない方はストックなどを使用することをお勧めします。本山小屋、御西小屋は水は使用できないので注意。

飯豊本山から御西岳周辺はハクサンコザクラ、チングルマ、コシジオウレン、ショウジョウバカマ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ春と夏の花が混在し、生命力溢れる山の息吹が感じられた。

Dc0718131 悪天候のため、御西岳小屋で1日停滞、小屋の管理人さんからも懇意にしていただいた。

御西岳から北俣岳の間には大きな雪渓が登山道上に横たわるように残り、荒天時には滑落や道迷いに注意。標高も2000m近くあり朝晩は雪渓も硬く注意が必要だった。

初心者同士の飯豊縦走は控えたほうが無難かな

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北俣岳から杁差岳までは残雪も少なく、イイデリンドウ、ヒメサユリ、ハクサンフロウ、ハクサンシャジン、イブキトラノオ等々夏の花が見ごろを迎えていた。

杁差岳周辺はニッコウキスゲの群落が見事、ここから大石ダムまでは西股と東股の2つの下山コースがあり、今回は暑かったので水の豊富な西股コースを選んだ。

登山道は整備行き届き歩きやすい印象を受けたが、やはり難路には違いない。大熊小屋まで標高差1200m近い急路、小屋からは単調な沢伝いの道が10数㌔続く。サル、ヘビ、ブナの美林、豊富な沢水、渓谷美に驚き、励まされようやくダムへたどり着くこと10時間余り、たっぷりと汗をしぼられたが、夏山本番前で静かな縦走が楽しめ、食料、寝袋全てを背負っての長い縦走ではあるが、飯豊連峰の奥深さを堪能できる貴重なコースだと思う。

Dc0718194_2 時間のある方は、青春18切符を使って列車の旅も楽しめるのでは。

来年は 是非みなさんもチャレンジ。

詳細は フォトアルバム 飯豊連峰を。 

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プラン催行のお知らせ

2008年07月10日 | ブログ

お知らせ

ガイドプランの募集状況です。みなさまの参加をお待ちしています。

1、7月27日 ~ 北アルプス ダイヤモンド縦走 

2、7月24日 ~ 飯豊石転沢            

3、8月 5日 ~ ゆっくり槍ヶ岳           

4、8月17日 ~ 表銀座・槍ヶ岳   

◎:満員御礼 

〇:催行します、まだ定員に余裕あり 

△:催行まであと一人

詳しくはhttp://www14.ocn.ne.jp/~monta35/gaido_puran.html

 

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山岳レポート

2008年07月08日 | ニュース

7月7日 

友人のHからの紹介で、

6月後半から、(財)日本気象協会の携帯サイトへ

まずは、気心の知れたガイド仲間と手分けをして

東北各地の山岳情報を提供することに。

そんなこともあり、鳥海山北側の登山口 

百宅口 祓川口を訪ねてみた。

祓川コースの竜が原湿原では ヒオウギアヤメが見ごろを迎えていたが、

登山道は頂上近くまで、雪に覆われている。

百宅コースも残雪が多くアイゼンは必携。

鉾立コースはところどころ雪は残っているが、歩きやすくなっている。

●有

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梅雨晴れの朝日連峰

2008年07月08日 | 東北の山

7月6日 山形で33度を記録した暑い一日。

その暑さを吹き飛ばすような、ヒメサユリの出迎えや

山頂付近のヒナウスユキソウは見事。

30種以上の花に出会えるのもこの時期ならではのこと。

古寺鉱泉からのコースは一服清水、三沢清水、銀玉水と

名水に恵まれて、暑い日の登山でも脱水、熱中症も防げ

安心して登れるコース。

銀玉水上部の雪渓も2週間前に登ったときよりも
規模が小さくなり、慎重に登り下りすれば
アイゼンも必要ないほどに、
おかげでガイドの仕事も少々楽なった。

古寺山手前からは、こんな花々が出迎えてくれた。

ヒメサユリ、サンカヨウ、シラネアオイ、

ロバナニガナ、マイズルゾウ、ツマトリソウ、

ノウゴウイチゴ、タニウツギ、ニッコウキスゲ、

マルバシモツケ、ミヤマカラマツ、モミジカラマツ、

ミヤマリンドウ、ミヤマママコナ、ウコンウツギ、

ヒナウスユキソウ、ギンリョソウ、ミヤマコウゾリナ、

タカネニガナ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、

ハクサンシャクナゲ、ミネズオウ、コケモモ、

コイワカガミ、ゴゼンタチバナ、チングルマ、

ミヤマキンポウゲ、ミツバオウレン、ミヤマヤナギ、

ツバメオモト、ムラサキヤシオツツジ、タムシバ、

ウラジロヨウラク、サラサドウタン、アカモノ、等等・・・

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山形で33度を記録した暑い日でしたが、暑さを忘れさせてくれるほ

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旬の山々 

2008年07月04日 | 北・南・中央アルプス

旬の北アルプスへ   ~燕岳から常念岳縦走~

梅雨の最中に北アルプスへ???

夏山本番前の北アルプスは魅力がいっぱい。

静かな山歩きはもちろん、豊富な高山の花々や雷鳥の出迎え、

コマクサの大群落は見事、残雪を纏った穂高や立山の山並みと青空、

なんといっても、静かな燕山荘で過ごせること。

高気圧の動きに期待と不安を抱きながら家をでたが、

今回は、うまい具合に、移動性高気圧の動きと

日程が合い、みなさん大満足。

夜は、明日の稜線歩きや槍ヶ岳やダイヤモンド縦走と

思い思いに、夢を見ながら熟睡。

この時期の北アルプスを一度登ったら、

その魅力、スケールに圧倒されることでしょう、

まさに、北アルプスの旬がこの時期には満載!

詳しくは、フォトアルバム『初夏の山々』『花の百名山燕岳・・』をご覧あれ。

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