11月28日
27日岩手県の太平洋沿岸で仕事を終え、そのまま日本海沿岸の街秋田県能代市へと移動、夜は市内のガイド仲間宅にお世話になりました。
翌28日は秋田県山本地域振興局の「観光案内スキルアップセミナー」の講師として「ガイドの役割って何でしょう。」というタイトルでお話をさせていただきました。参加された方は、主に秋田県白神山地でガイド活動をされている皆様です。
ガイドの経験談を交えての講義とアクシデントを想定したワークショップ研修を通じて短い時間ではありましたが、ガイドの役割について一人一人考えていただけてのではないでしょうか。
いつものことですが、講演開始ぎりぎりまでパソコンに向かい、原稿のPW整理です。
北から南、西から東へと相変わらず各地で仕事をしている自分と比べると、世界遺産“白神山地”でお仕事をされている皆さん、そのような場所でガイドができるなんてうらやましくもあり素晴らしいな~と思わずため息が出てしまいました。
11月27日
アルパインツアーサービス㈱の「遠野ボランティアと東北ハイキング・五葉山」の仕事で秋田のガイド仲間と二人で五葉山へ出かけてきました。
昨日まで寒気が南下して雪の心配をしていましたが、うそのような快晴となりました。
この企画は、金曜日の夜バスで都内を出発、翌土曜日岩手県遠野市総合福祉センターでボランティアの受付を済ませ、陸前高田市で災害ボランティアをして最終日の日曜日に五葉山を登うというプランです。
さわやかな青空と冬の日差しに輝く三陸沿岸の景色にみなさん、夜行バスやボランティアの疲れも癒された様子。頂上近くの避難小屋“しゃくなげ荘”で昼食となり、地元釜石市の登山愛好者のみなさまから「ボランティアご苦労様です!」という言葉をきっかけに「大変でしたね・・・」と会話がつながり、緊張感も和らぎささやかな交流会となりました。お陰さまで笑顔の絶えない、温かい雰囲気に包まれた思い出に残る仕事になりました。
東北へ向けて、いろいろな形の支援の輪がまだまだ広がっています。
本当に、ありがとうございます。
11月26日
岩手県沿岸にある五葉山でガイドの仕事が入り、久しぶりにというか十数年ぶりに、岩手県大船渡市に泊まることになりました。ガイドの仕事をする前は、宮城・岩手県の沿岸地域を含め東北4県津々浦々、クルマを走らせ営業をしていました、一番遠いところでは岩手県の宮古市という所まで、毎月通っていました。
当時の定宿の一つが、大船渡市の「ホテル福富」で、
津波でこの宿も無くなっているだろうなと心配はしていました。宿の方のお話では当時、津波は建物2階まで押し寄せ、残った3階部分で何とか宿を再開、7月下旬に1階、2階の改築を全て終え営業を続けているとのこと、宿は街の再建のために各地から駆けつけている業者の方々でいっぱいの様子です。
かつてホテルの周囲は飲食店街が立ち並び、賑やかだったのですが、今は何もありません。春になると、川沿いの桜並木の花が美しく咲き、秋にはバシャバシャと鮭が遡上する水音で目が覚めた川も今は静かです。
懐かしさとそして無事に感謝しながら、宿で手配いただいた夕食、朝食のお弁当をいただいてきました。
11月13日
昨日の、ICI宇都宮店に引き続き、iciclub神田6F“アースプラザ”で
八甲田山ガイドクラブの相馬浩義さんと
『東北の雪の魅力を』楽しくお伝えすることができました。今日も相馬さんのお陰で、多く方のご来場をいただきました。
二人とも、昨日と同じスライドを使っての講演でしたが、スライドを並べ替えたり、話し方もちょっと一工夫。皆さんに語りかけていました。
二人の話が終わって、ICI石井スポーツグループの藤巻さんの『東北へ遊びに行って見たい人?』の問いかけに
たくさんの人から手が挙がり、そして盛大な拍手をいただきました。おかげで二人とも元気をいただきました、ありがとうございました。
会場の手配、準備等にご足労いただきましたICI石井スポーツアースプラザスタッフのみなさまありがとうございました。
感謝、感謝!
お知らせ
きれいな東北の山画像をたくさん用意して、
みなさまのおいでをお待ちしています!
11月12日・13日
夏からはじまった、絆・希望プロジェクト
第3弾 『東北の山さ 来ねか!』
~東北に生きる山岳ガイドからのメッセージ~
「東北の冬の魅力語ります」が
東京・神田と宇都宮で開催いたします。
PART1
八甲田山ガイドクラブ隊長 相馬浩義が語る
『八甲田山バックカントリースキー、スノーボードの魅力』
PART2
東北マウンテンガイドネットワーク代表 高村眞司が語る
『一緒に雪と遊ばねか~!』
~スキー、スノーシュー、そして樹氷の魅力!~
11月12日(土)
ICI宇都宮店 17:00~19:00
お問合せ:028-639-9650
11月13日(日)
iciclub神田6F アースプラザ
14:00~16:00
お問合せ:03-5368-0025(担当:藤巻)
018-892-7291(担当:小山内)
11月5日・6日
第8回 全国自然ふれあい集会 2011
社団法人日本山岳ガイド協会では、10月に環境省が推進する「全国自然歩道を歩こう」月間に協同し、自然歩道でもある登山道を歩くことを実践しています。山岳ガイドと共に日本各地の山々を同キャンペーン中に「山を歩こう」月間を盛り込み、自然にふれあう登山を実践してきました。8回目の今年はキャンペーンの最後を締めくくりとして、社団法人日本山岳ガイド協会 会長 谷垣禎一、専務理事 磯野剛太が同行、東北のみなさまと交流を深めてまいりました。
5日は、専務理事 磯野剛太同行で磐梯山行われました。
わたくしはというと、6日の東吾妻山の下見、ビジターセンターで道中見かけた植物の名前や冬芽、東吾妻山に関する自然映像や火山や歴史資料などを閲覧、6日のガイド資料づくりに追われていました。
6日は、会長 谷垣禎一、専務理事 磯野剛太、特別委員 金田正樹ドクターほか参加者は、福島駅からチャーターした大型バスで一緒に標高1600mにある浄土平へと向かいました。そこで、他の参加者やスタッフと合流、総勢70名近い方を5つのグループわけていただき、福島県出身の熊田ガイドを筆頭に東北のガイド5名で、東吾妻山を目指しました。 参加された方の中には、原発で避難を余儀なくされ不自由な避難生活の息抜きのつもりで福島各地の山開きに参加、いつの間にか山の魅力に引かれたという方もいらっしゃいました。
小雨のふるあいにくの天候ではありましたが、閉会のあいさつで「雨の山もまた楽しい・・・」という会長のお言葉通り、
みなさん思い思いに、小雨ふる晩秋の吾妻山そして福島の自然を楽しんでいただきました。
わたくしも、30年近くおつきあいいただいている磯野剛太さんとも久しぶりに同じ頂へ、いろいろな方のご縁からおつきあいいただいている金田先生や熊田ガイドも・・・、東京から見えた日本山岳会の重鎮はじめ同会福島支部のみなさん、東北山岳ガイド協会のガイド仲間、幣会の安部、伊東、小野も一緒と、同じ頂上へ・・・。
みなさんから多くの元気をいただくことができました。
わたくしも「雨の山もまた楽しい・・・」
一日となりました。
11月4日
社団法人日本山岳ガイド協会主催
共催:東北山岳ガイド協会・東北マウンテンガイドネットワークで公開講座①「秋から冬へ 山と自然危険イどう対処するか」(社団法人日本山岳ガイド協会 専務理事 磯野剛太)
②「東北の山を歩こう~晩秋から早春・里山の魅力」(東北山岳ガイド協会 事務局長 奥田 博)が
福島県郡山市ユラックス熱海で開催されました。
この公開講座は、2009年7月16日、大雪山系・トムラウシ山で18人のツアー登山者のうち8人が死亡するという夏山登山史上最悪の遭難事故をきっかけに企画され、毎年全国の主要都市で開催されています。
3.11大震災などの影響で会場が探しが難航、急遽福島県郡山市での開催が決まりました。
短い募集期間にも関わらず、東北山岳ガイド協会の奥田 博事務局長の奔走と地元のガイド仲間による熱心なPR活動の成果のおかげさまで、大勢の方々にご来場いただきました。
みなさん、さまざまな思いを胸に、熱心に耳を傾けている様子でした。ご来場、ありがとうございました。
11月3日
北蔵王面白山山系・山形市山寺と仙台市太白区秋保町を結ぶ「二口林道」が12年ぶりに10月30日前線開通した。11月7日から再び冬季閉鎖に入るという8日間限定の開通となった。
今年は紅葉の見頃が例年より遅れ気味、そこそこきれいなこと、好天、飛び石連休などが重なり、大渋滞となった。
山形⇔仙台約19キロの林道を通過するのに3時間も要した。
特に宮城県側の10キロは急カーブ、急勾配、大半が砂利道でクルマがすれ違いできないほどの車幅の場所が多く、結局マウンテンバイクの方が早かったようだ。お互いがほんの少し譲り合いの心と交互通行にするなど道路管理者の優しさがあれば・・・と思うのは私だけでしょうか。
来年度も予定通り春から通行可能になれば、周辺の観光活性化、北蔵王の名峰が身近に登れることに期待したい。