山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

ガイド養成講習

2016年11月28日 | 公益社団法人 日本山岳ガイド協会

11月26日~27日

ガイドを目指す方向けのガイド養成講習を

宮城県丸森町にある花崗岩のきれいな岩岳周辺で実施しました。

1日目

午前、ガイド装備の説明、ガイド業務出発までの流れを覚えていただき

午後、一周5分ほどの岩塔を、30分ほどかけ

ガイディングの基本、安全管理について学んでいただき、

スムーズにできるようになるまで半日反復練習の後

夜は、キャンプ場のコテージ内で机上講習、

自炊を通じて山小屋生活なども学んでいただきました。

 

2日目

朝5時半、起床

朝食、机上講習のち

岩岳でガイディングの実践

ロープを利用した安全管理の実践を

学んでいただきました。

おつかれさまでした!!

 

 

 


九州の山々

2016年11月23日 | 登山 山歩き

11月14~21日

フェリーの九州復興割を支援するやフェリー舟遊プラン、復興支援宿泊クーポンなどを利用させていただき

総走行距離3000キロ、クルマで九州の山々を訪ねてみました。

15日

800㌔17時間かけて大阪南港到着、ここからフェリーで鹿児島県志布志湾へ渡ります。

16日 志布志湾から霧島連山・韓国岳(1700m)

えびの高原から霧島山最高峰”韓国岳”名前の由来となった

韓の国(朝鮮半島)まで見渡せる山から来たそうです。

あいにく、海までは見えませんでした。

霧や霧氷の多い山から由来している”霧島山”にしてはいい天気に恵まれました。

大浪池

神話の世界にも出てくる”高千穂の峰々”

ミヤマキリシマにも偶然出会うことができました。

”えびの”高原の名の由来

このエリアに多いススキが噴気ガスによってエビ色(葡萄色)に見えるところからきたそうです。

普通の色合いのススキが光っているだけです。

 早々に下山して、薩摩指宿市へ移動

17日 九州最南端の山 開聞岳(924m)

常緑樹の森の中、

飽きるような登りが続く山ですが、

山頂からの眺めは最高です!!

その秀麗な円錐形の山はいつまでも眺めても

どの方角から眺めても飽きない山です!!

 下山後、神話の町宮崎県高千穂町まで400㌔移動

18日 神武天皇の祖母・豊玉姫を祀る信仰と展望の山・祖母山(1756m)

林道も長く、地味なイメージの山ですが、とても登りやすい山でした。

登山口から山頂まで丁寧に距離を10等分した標識が続きます。

気圧の他の接近で展望は臨めませんでしたが、

雨にも逢わず無事登ることができました!!

早めに、下山できたので、神話、古事記の世界にに出てくる

超古代の神社・高千穂神社

天岩戸神社を参拝して

 大分県湯布院へ300㌔移動

19日 「豊後風土記」、「万葉集」にもでてくる”久住山”(1787m)

未明から激しい雨、雷鳴が轟き停電になったりと登山できるか

不安でしたが予報通り10時頃には前線も通過

『古事記』

「筑紫の日向の高千穂の久士布流多気・・・・・」

など「クシフル」から「くじゅう」と名がついたともいわれいる山。

濃霧の中、牧野と峠から山頂を目指してみました。

最終日も、雨具着なくて済みそうだと思っていら

山頂を後にした途端、風が強まり雷鳴が轟き

雷雨の洗礼を受けましたが、無事下山。

100座目の阿蘇山いつか登れる日が来ると思います!!

下山してはじめてその山容を見ることができました。

帰路は、別府湾から瀬戸内海を航行して

瀬戸大橋を越え

明石海峡大橋を越え

大阪南港へ無事到着

九州の山々、

古から歴史を重ねてきた山がたくさんあり、

道標や登山道も整備されていて地元の人々に愛されていて

気持ちよく登ることができました。

おつかれさまでした、ありがとうございました!!

 


初冬の山 

2016年11月14日 | 東北の山登り

11月12~13日

当初”只見”の山を予定していたのですが、

11月に入って、寒波の影響で一気に冬へと変わってしまい

初冬の安達太良山と磐梯山を楽しんでいただきました。

安達太良山

雪積もっているとはいえ、気温が高く途中まで川のように流れ出した

雪解け水のなかを四苦八苦しながら、、、、

この辺りから、ようやく歩きやすくなってきました。

山頂が近くなるにつれ”風が強く”なり、冬の安達太良山らしくなってきました!

ゴンドラが臨時運行していたおかげで、

登山口から歩くことなく初冬の安達太良山を楽しんでいたようです。

磐梯山

久しぶりにアイゼンが雪に刺さる音を楽しみながら

好天の磐梯山を楽しんでいただきました。

山頂からは雪を纏った”飯豊連峰”

冬の日差しに輝く”猪苗代湖”

弘法清水の小屋も”小屋終い”

のんびりと楽しめたのも

冬季閉鎖中と思い込んでいたゴールドラインがまだ開通

八方台から磐梯山を往復することができたおかげです。

実は前夜お客様がネットで検索していただいて気づいいたおかげ様です。

感謝、感謝!!

 



Halloweenに間に合いました! 四週間分のブログを更新

2016年11月04日 | 日記・エッセイ・コラム

10月31日

四週間の山旅ガイドを終えて戻ってきました、、、

Halloweenに間に合いました!

あわてて秋の味覚をほおばってます!!

秋刀魚に

山形の新そば

河北町谷地”一寸亭の肉そば”

ストーブの炎に

癒されてます!!

 

 


白山白川郷トレイルクラブ 安全管理研修 

2016年11月03日 | 白山白川郷トレイルクラブ

10月29日~30日

岐阜県白川村で2013年7月に結成された

公益社団法人日本山岳ガイド協会認定団体「白山白川郷トレイルクラブ」会員向研修のお手伝いをさせていただきました。

1日目

雪が降るかと思うくらいの寒さのなか

野谷荘司山へ通じる鶴平新道を使い、長いスリングを利用した疲れたゲストへの対応

ぶなの森で使える安全管理”ロープワーク”

2日目

三方岩駐車場から三方岩岳を登り蓮如茶屋へ下るコースを使って

時間を意識して、安全に危険個所を通過する方法、

ケガをさせないガイディングについてなど現場で細かく検証しながら

研修していただきました。

おつかれさまでした。

4週間続いた旅の終わりは、

 

白川郷トヨタ自然学校に2泊で締めくくることができました!!

 

10月の山旅

一番楽しみにしていた教え子の主催するガイドクラブの研修で

無事終えることができました。

 お招きいただきありがとうございました。


東北マウンテンガイドネットワーク 安全管理研修 西穂高岳周辺

2016年11月03日 | 東北マウンテンガイドネットワーク

10月27日~28日

久しぶりに

所属しているガイド組織の研修を企画、そして参加して来ました。

久しぶりに

自分のペースで西穂山荘まで歩くことができ、

自分の好きなペースで歩くのは楽しいです、、、

10時50分のロープウェイに乗車して、登山届、トイレを済ませ

11時45分、西穂山荘到着。

2日間

朝も暗いうちから日が暮れるまで

雪交じりの天候の中

お客様への安全管理について

何度も何度も反復研修を行ってきました。

西穂高岳山頂2回、独標通過5~6回??

おつかれさまでした!!

山登りは理屈より、からだで覚えるしかないんだよね!

 


地図を読んでみよう! ICI石井スポーツ長野店

2016年11月03日 | みんなの登山部

10月25日

みんなの登山部・机上講習

「地図を読んでみよう!」

ICI石井スポーツ長野店を会場に

地図読みの基本についてお話をさせていただきました。

当初15名定員でしたが申込みが増え25名の参加をいだきました!

ICI石井スポーツスタッフのみなさま、会場の準備等お忙しい中

ありがとうございました!

講習会終了後は恒例の懇親会

みなさま、平日にもかかわらず

参加いただきありがとうございました!!

 


歩き方を学ぼう! 西穂独標!

2016年11月03日 | みんなの登山部

10月23日

今年の3月頃から

みんなの登山部という”SNS”の代表の方と縁があり、

わたくしのガイドの合間に、ちょっと時間が空いたとき机上講習、実技登山など

安全登山のための啓蒙のお手伝いをさせていただいてます。

 数年まえから山で基本を知らずに山を登られている方が

 目につくようになりました。

 ”あるけない方”、”靴をキチンと履いていない方”、、、

 多多目につくようになっていました。

9月にザイテングラートで4件も滑落事故が発生したことも気になり企画してみたのですが、

”歩き方”というタイトルの実技登山は人気がありません、、

”読図”となると人気があります??

でも、

山を歩けない方が転倒して事故に繋がるケースがたくさんあると思うのですが、、、

そんなことを憂いて「靴ひもの結び方から始まり登山道の歩き方、目線の使い方、岩場での歩き方、ペース配分、呼吸方と」

歩くことに特化した実技登山を企画してみました。

いかがだったのでしょうか?


ケガの無いルート?!! 黒部下の廊下・水平道

2016年11月03日 | 旅行

10月20日~22日

四国の旅行社 旅八

岩稜プラン ”下ノ廊下縦走”のガイドです。

1日目

17時お客様、スタッフ合流予定なので

富山市内のホテルで半日ほど休養後

立山駅から黒部ダム湖畔の宿”ロッジくろよん”に向かいました。

今秋はきれいな紅葉に巡り合えなかったのですが、

黒部ダム周辺はきれいな紅葉に彩られていました!!

明日は、眼下の河原から歩き出します!!

2日目

今日は長い一日になります、、、

長いトンネルを抜けると

黒部ダム駅から登山口へと向かいます。

ここが登山口

黒部ダム底からから阿曽原温泉まで黒部川沿いの道を17キロほどの道をひたすら

歩きます、、、

錦秋に染まる黒部渓谷美をお楽しみください!

歩きはじめは、まだ紅葉を楽しむ余裕がありました、、、

これでも楽な方です、、、

大へツリ手前

白竜峡付近

ここが十字峡です!

 

歩きはじめて、5時間

”半月峡”、”S字峡”と続きゴールまでであと少し??かな~

突然の人工物に安堵と驚き

結構、緊張する場面が続き、ガイド泣かせなコースですね、、、

朝5時に出発して、阿曾原温泉に16時ころ到着、ヤレヤレ!!

昨シーズン残雪が秋になっても多くが解けずに残り、下ノ廊下コースは開通されなかったせいでしょうか?

平日にも関わらず定員50名ほどの小屋に100名以上の方で溢れていました、テント場も所狭しとテントの花が咲いていました。

3日目

阿曾原温泉から欅平まで”水平道”と呼ばれるコースを約6時間歩きます!

標高約1000m前後を歩きます、水平ですね!

水平を保つため トンネルもあります

ようやく、欅平に到着

山から下りたらまずは手を洗いましょう!

欅平からトロッコ列車に乗り宇奈月温泉へ

数年前に訪れた時はちょっと”寂れた”感じだった宇奈月温泉だったのですが、、、

外国人観光客の増加で活気が戻ってきました!!

富山地鉄で立山駅へと移動

車窓から”剱岳”が見えます、

辛い山登りの方が多かったような気がするけど、

 

ようやく山登りが楽しいと思えるようになったな、

この山と柳澤昭夫(故人)という方に出会わなかったら

40年も山登りを続けていなかったなと、、、と思いに浸りながら

黒部の山旅を無事終えたことに感謝して

今宵の旅の宿・富山市へと向かいました。

合掌

 


休養&移動

2016年11月03日 | 日記・エッセイ・コラム

10月17日

久しぶりに朝寝して、

長野から福島へ移動

途中の会津若松市で洗濯、

向かいにラーメン屋で会津のラーメンとソースかつ丼セットをいただき

ラーメンが美味しい季節になりました。

合流先の裏磐梯・ライジングサンホテルでも時間がったので

洗濯、洗濯、、、


通な登山者が集う山 餓鬼岳

2016年11月02日 | 日本二百名山 大町の...

10月15日~16日

後立山というより大町の山

”餓鬼岳”白沢登山口を往復

登り:約6時間半・下り:約4時間半

とても、とても登りがいのある山でした。

1日目

はじめは、

沢沿いの道から沢歩きにかわり

胸突き八丁な急登を

一気に詰め小屋へ

 

小屋もとても質素で”通な登山者”が好みそうは佇まいです。

山頂は翌日の楽しみして、山を眺めながら”一寸一杯”

苦労して登っただけあって、絶景が楽しめます!!

富士山

燕岳方面彼方に槍ヶ岳が見えます!

夕景

2日目

餓鬼岳山頂を踏んで

往路を戻ってきました。

すれ違う登山者、ほとんどの方が単独行で日帰りの方が多いいようです、、、

なかには唐沢岳を往復してくる方もいたり、

燕岳から縦走される方、テント泊と

初めて登るという方はいないようです、、、

山を歩きつくした”通な”方が好む山のようです。

安曇野から昇る朝日 

今回、リクエストいただいたお客様も

やはり”通な山登り”を実践されてる方、

ガイドもびっくりな山、ガイド泣かせな山のリクエストも、、、

下山後、最近松本市から安曇野市に移転した

おやきで有名な”坂田”へ立ち寄り 終了!!

いつもありがとうございます!!

次回は

餓鬼岳から槍ヶ岳を目指してみてはいかがでしょうか!


初 穂高連峰

2016年11月02日 | ICI石井スポーツ登山学校

10月11日~14日

初穂高の方と

穂高連峰を縦走楽しんできました。

1日目

上高地から

涸沢ヒュッテへ

今年は紅葉ダメですね。

2日目

涸沢から北穂高岳

北穂高小屋に無事到着

北穂高岳から涸沢岳を縦走中

穂高山荘

小屋が見えてくるころから寒さが増して

雪がちらちらと舞ってきました!!

3日目

朝焼けがきれいです。

穂高山荘から奥穂高岳

吊尾根を歩いて前穂高岳

重太郎新道を下降して岳沢、上高地へと歩いて、

バスで平湯へ

4日目

予備日でしたが

乗鞍岳へ

4日間おつかれさまでした、ありがとうございました!!

来年は、西穂高まで

 いかがでしょうか!!