山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

ノマド生活⑥ ~基本の基~

2022年03月28日 | 東北の山登り

長かったノマド生活もあと数日となりました。

何年ぶりかで、那須岳、蔵王熊野岳に登る機会をいただきました。正確には2つ山ともに今冬三回のトライになります、本当にお気の毒としか言いようがないくらい予定した日が悪天候と重なり、予定変更ばかりしておりました。

もう驚きませんが、今回も那須岳は一度目は登山口で爆風予想の為敗退して、近くのスキー場で、

スキーを楽しんでいただくことに、、、

翌日は穏やか日和の中那須岳を楽しんでいただきました。

3日目、濃いガスが時折立ち込める中熊野岳を楽しんでいただきました。

積雪期の2つの山には、雪山登山の基本、ガイドの基本がいっぱい詰まった山に気づかせていただいた春間近の山登りでありました。


ノマド生活⑤ ~福島県沖地震~

2022年03月26日 | ガイドオフィス モンターニュ

3/17 青苔荘に宿泊、夜中東日本大震災を思い出させるような長い揺れに全員が目を覚ました。

翌日、地震の詳細もわからないままに予定通りシャクナゲ尾根を下り終え稲子湯温泉で解散、東北新幹線、東北自動車道が不通なので、盛岡から参加されたガイド仲間を新潟経由で盛岡市迄送ることになりました。

あまり深く考えていなかったが二日で約1,200㎞の大移動・稲子湯温泉→新潟駅→酒田市→盛岡市→自宅→国立市と長いなりました。

おかげさまで新潟で美味しい料理、

翌日は酒田ラーメン・満月でワンタン麺をいただき、

自宅に立ち寄り自宅の被害確認、翌日からの山ガイドの準備し国立へと向かいました。

まもなく、ノマド生活も終わります。

 

 

 


ノマド生活中④ ~北八ヶ岳~

2022年03月19日 | 公益社団法人 日本山岳ガイド協会

相変わらずノマド生活を続けてます。

ガイドの皆さんと切磋琢磨しなから、稲子湯温泉駐車場からしらびそ小屋へ

東天狗岳、

青苔荘に泊まり、

シャクナゲ尾根経由で

稲子湯温泉駐車場へ下山。

皆さまお疲れさまです、日頃の努力とご苦労が報われることを祈念しております。

 

 


ノマド生活中③ ~志賀高原~

2022年03月10日 | 公益社団法人 日本山岳ガイド協会

ノマド生活中盤は志賀高原・石の湯ホテルに5日間滞在して登山ガイドを目指す方と雪の安全管理技術について学びあいました。

ビーコン、プローブ、シャベルの使い方

危険箇所の通過

雪山でのツエルトの使い方

皆さんと雪山で必要なノウハウについて学びあいました。

野外で活動して冷えたカラダににやさしい温泉、

胃袋を充たしてくれる心のこもった料理のおかげで5日間乗りきることが出来ました。

感謝!


ノマド生活中② ~忙中閑あり~

2022年03月10日 | ガイドオフィス モンターニュ

東御市湯の丸高原での仕事を終えて、次の仕事地志賀高原に向かう途中、今年ご開帳を迎える‘’善光寺‘’を詣でる事が出来ました。

40歳半ばで父が他界、経営していた会社を精算、ガイドだけで生業をはじめた頃、ふと立ち寄ったのが善光寺です。

以来折に触れ詣でるようになりました。

わたくしにとって当時は「苦中楽あり」な善光寺詣でありましたが、おかげさまで(楽ではないが)「忙中閑あり」の心境で善光寺と向き合うことが出来るようになったことに感謝しつつ次の仕事地へとクルマを走らせました。

 

感謝!


ノマド生活中① ~南極観測隊隊員訓練~

2022年03月09日 | ガイドオフィス モンターニュ

2月27日~3月4日

相変わらずノマド生活を送ってます。

前半は、今年も第64次南極地域観測隊隊員候補対象の冬期訓練のお手伝いをさせていただきました。

ロープワーク風景。

フィールドワークの基本は歩くこと、どんな場面でも確実に歩くことではないでしょうか?

と講義でもお伝えいたしました。

吹雪の中での不自由なテント生活・生活技術、

スノーシューを履いて湯の丸山を目指して・歩行技術

山頂で喜び会うこと・チームワークつくり

万が一への備え・クレパスレスキュー訓練

傷病者搬送「シート梱包」

訓練3日目・雪上歩行、

アイゼン歩行に、

ピッケルとアイゼンのコンビネーション、

総合訓練・クレパスレスキュー(1/3引上げ)、シート搬送、支点の構築、引降ろしと一連の流れを通しての訓練。

南極観測隊所縁の地で多くを学んでいただきました。

今年は訓練だけを担当するのではなくて受け入れ、後片付けのお手伝いもさせていただき充実した5日間となりました。

最後に、準備から参加された方のサポートをいただいた南極観測センターの皆さまに感謝!

隊員候補の皆さま、ご安全に!