山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

久しぶりのガイド!

2019年06月15日 | 北アルプス

4/26~28

 この時期、冬山と春山のせめぎあい、

ちょっと気温が低くなると雪山に激変します油断できません!

久しぶりに、雪の燕岳ガイドに出かけてきました!

早くガイドを再開してほしいというたくさんの声をいただいているのですが、

なかなかガイド企画をお知らせをするまもなく現場を離れ3年になります。

来年からはガイドの現場に戻りたいと思っています。

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上高地 ”花風景”

2017年06月05日 | 北アルプス

6月3~4日 

上高地から横尾までの12キロ

いつもは、目的の山に向かって

脇目も振らずひたすら歩くだけの道ですが、

この時期の上高地は

心地よい風、鳥の鳴き声、

そして、

足元の花々に目が離せません

上高地”花風景”です。

ニリンソウ

上高地”小梨平”の名由来になった花

ズミ(酸実):別名・コナシ、コリンゴ

ミヤマカタバミ

こちらは、一回り小さい”コミヤマカタバミ”

ムシカリ 別名:オオカメノキ

クルマバツクバネソウ

マイズルソウ

ハシリドコロ 注:猛毒植物です!

ズダヤクシュ

クルマバソウ?

 

コウモリソウ

ユキザサ

ヤグルマソウ

シロバナエンレイソウ

ミネカエデ?

ラショウモンカズラ

オオタチツボスミレ

ベニバナイチヤクソウ

ツバメオモト

サンカヨウ

ナズナ

キジムシロ

エゾムラサキ

カニコウモリ

ホンシャクナゲ

タカネナナカマド

ナルコユリ

上高地はいい季節をむかえています!


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二転三転、、、自炊山行に

2017年06月05日 | 北アルプス

6月3~4日

週末は東北の山・鳥海山、月山の予定していたのですが、寒気の影響で悪天予報。

天候の安定している北穂高に変更したのですが、、、大気が不安定で荒れ模様の天候に

3000mの稜線ではかなりの降雪模様。

最後は、蝶ヶ岳に落ち着くことに

前日の荒天で山は新雪に輝いています!

上高地から横尾へ

横尾から蝶ヶ岳ヒュッテを目指して

ひたすら急登を歩きます、

何度歩いても単調な山道です。

最近、元気づけてくれる”プレート”が、、、

早めに小屋に着いて

早速自炊。

朝食

前日は曇っていましたが、、、

翌日は快晴、

蝶ヶ岳からの展望です!

翌日は、長塀尾根から徳澤へ

梅雨入り前

おかげさまで

上高地の花(上高地花風景を参照ください)、

残雪に覆われた穂高連峰の展望を

楽しんでいただきました!!

ありがとう!

 

 

 

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年越し登山 

2017年01月31日 | 北アルプス

1月1日

おかげさまで、年末年始を位ヶ原山荘で過ごすことができました。

ここ数年、多くの人で賑わう燕山荘で年末年始過ごしていましたが、

位ヶ原山荘は思っていた以上に人が少なく、

特別なこともすることでもなく、夕食はいつも通りの鍋

普段と変わらぬスタイルで迎えていただき、のんびりと過ごすことができました。

元日の朝はおせち料理と雑煮をいただき

乗鞍岳を目指す予定でしたが、前日からの降雪と強風が続き、

雪が少ないなか年末にかけて数回3000mの高さでも雨が降ったこともあり

雪面が氷化して相当固くなっているだろうと大事をとって登らずに下山して来ました。

今年の年末年始、富士山をはじめ各地の山岳エリアで滑落事故が目立ったことを思うと

無理せず下山してよかったと思っています。

 自然はいつも皮肉なものです、

下山後温泉から出てきたらきれいな乗鞍岳が見えてきました!!

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自然の大きな動きに任せて、、、

2016年09月09日 | 北アルプス

9月6日~9日

西穂高から奥穂高・北穂高まで縦走の予定でした。

台風13号の発生、前線の活発化、目まぐるしく変わる予報、、、

6日

翌日の天気が不安定なので、西穂山荘に着いてすぐに

午前中激しい雨が降っていたのですが、午後から天候が安定してきたので急いで”西穂高・独標”まで、、、

小屋に戻り、翌日は天候が不安定になると判断、朝弁当を朝食に変更。

この時点で、奥穂高までの縦走の可能性はなくなりました。

7日

まさかの好天に

慌てて西穂高岳まで往復


 

お客様の希望もあり、

西穂山荘 2泊目

 

希望していた、西穂ラーメンもいただくことができましたが、、、

山からは雲が湧いてきました。

8日

半日でも天気が持てば、焼岳の予定を一応立てたのですが、、、

朝から、強風雨。

雨の合間を見つけて、新穂高ロープウェイに乗って下山。

運よく、始発に乗れましたが、それ以降は

強風のため、運転見合わせ。

午後から猛烈な雨のなか飛騨高山で昼食

定宿・平湯すずらん旅館に

9日

予報通り、晴れました。

恨めしい晴れですね。

富山で食事をいただいて

解散

 

コロコロ、変わる天候に合わせるように

行動予定も”朝令暮改” コロコロ変更。

本当に、お疲れさまでした。

西穂高から奥穂高の縦走路を歩くことは、

それなりの準備と体力、気力充実して、

天候が味方しないと完登できないなと

感じていただいたと思います!!

来年もとお考えのようですが、

周到な準備、体力つくりもお忘れないように!

 

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虹 立ち昇る 剣岳 ~大日三山縦走~

2016年08月28日 | 北アルプス

8月20~21日

3つの台風が出現、天気が気になりましたが、

秋めいてきた立山室堂から大日三山を縦走してみました。

花の時期は終わっていましたが、秋風を思わせる涼風のなか快適に縦走を楽しんでいただいたのではないでしょうか!

新室堂乗越、奥大日岳、七福園、中大日岳を越えて

予定より早めに小屋に到着、大日岳山頂を往復。

雷鳥遊ぶ先で亡き岳友にビールを捧げ小屋へと戻り、、、

すっきりしない空を眺めていたら、

雲海の彼方彼方から剣岳が見えはじめ

山頂付近に”彩雲”がかかったと思ったら

夕日に照らされるように剣岳から立ち昇るような”虹”が出現しました。

小屋の宿泊者、スタッフみなさん感動してました!!

翌朝は、早月尾根が伸びる剣岳の黎明がとてもきれいに見えました。

2日目は、

ラムサール条約に制定され登山道が整備された大日平を経由して

称名滝バス停へと下山。

秋の気配た漂う立山

タケシマランの実

ゴゼンタチバナの実

オオヒョウタンボクの実

キヌガサソウの実

イブキトラノオ

マルバクロウスゴの実

ガンコランの実

2000年3月大日岳の事故の際”ランプの宿”大日小屋にお世話になって16年目になりました。

おかげさまでいろいろな人に支えられ感謝しています。

今回、大日岳へ登る機会をいただきありがとうございました。

合掌

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北アルプス 西穂高岳~槍ケ岳縦走 そして西鎌尾根 ⑤

2015年11月08日 | 北アルプス

9月22日

縦走最終日、西穂山荘、穂高岳山荘、南岳小屋、鏡平山荘に泊まり

西穂高岳から槍ケ岳そして西鎌尾根を下り新穂高温泉へと無事下山しました。

体力、技術、気力が充実していても”天気が良くなければ”山登りは楽しめないものだと感じました。

登山中も、下山後も巷では、「安全保障関連法案」反対のニュースで溢れていました。

平和を考えたときに思い出されるのは

25年前1989年3月「天安門事件」がおこる直前、ヒマラヤ登山の為ネパールから中国の国境を越えるときのことです。

政情不安から国境の警備が厳しくなり若い兵士に銃口を向けられながら登山隊の荷物を整理し通関したことを思い出しています、天気だけでなく『平和』だからこそ山登りも楽しめるという事もあります。

人間の感情など関係なく、山は季節に応じた装いを見せてくれます。

長い縦走、至らないガイドではありましたが、

無事終えることができました。

”ありがとうございました”

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北アルプス 西穂高岳~槍ケ岳縦走 そして西鎌尾根 ④

2015年11月08日 | 北アルプス

9月21日

今日も、夜明け前に小屋を出発、

槍ケ岳山荘、燕山荘、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテの小屋の明かりがよく見ました。

日が昇るにつれ、槍ケ岳がはっきりと見えてきました。

振り返れば、歩いてきた穂高の山並みがまぶしく見えます。

雄大な山並からすれば、人間の営み、感情の起伏なんて塵以下に見えてしまいますね!

槍ケ岳を越え西鎌尾根に入ると山並は秋の様子になっていました。

学生の頃、いつも長い縦走最終日この尾根を越えて上高地を目指していました。

食糧も体力も尽きて、ただお風呂に入りたくてがんばったことが思い出されます。

槍ケ岳がだんだんと離れていきます。

樅沢岳を越え、ようやく、双六小屋が見えてきました!

相変わらずにぎやかな双六小屋に立ち寄り、鏡平山荘に予約をいれ、ラーメンをいただき、鏡平山荘まであと3時間半ほどがんばりましょう!

眼下に鏡池が見えてきました。

無事鏡平山荘に無事到着しました。

今夜は、ナス味噌炒めにトルティーヤ、日本酒とワイン。

おつかれさまでした!



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北アルプス 西穂高岳~槍ケ岳縦走 そして西鎌尾根 ③

2015年11月08日 | 北アルプス

9月20日

日の出前に小屋を出発、槍ケ岳までもう少しです。

連休中日になると、登山者も増え長谷川ピーク前後は渋滞も発生、

大きな落石もあったりとヒヤヒヤしながらの縦走になりました。

北穂高小屋で”おはぎ”を見かけて、思わず注文してしまいました。

南岳小屋には早めに到着しましたが、予約を入れ忘れて

注意を受けてしまいました。

縦走3日目、疲れもあり知らぬ間にピリピリしたガイドになっていたようで反省することばかりの一日でした。


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北アルプス 西穂高岳~槍ケ岳縦走 そして西鎌尾根 ②

2015年11月08日 | 北アルプス

9月19日

SWは前半が晴れるということで、メインを先に縦走することに、、

ピラミッドピーク、

西穂高岳、

逆層の間ノ岳、

ジャンダルムが見えてきました!!

天狗のコル、

憧れのジャンダルム、

穂高岳を越えて穂高岳山荘へ

予報以上の好天と登山者も少なくスムーズに縦走ができました。

今夜も自炊、夏野菜を入れたタイカレー。

夕景を楽しんだあとは、一人1枚のフトンでぐっすり休んで。

 

明日は、南岳小屋まで縦走です。

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北アルプス 西穂高岳~槍ヶ岳縦走 そして西鎌尾根

2015年10月05日 | 北アルプス

9月18日

SWのはじまりです。前半が天気よさそうなので西穂岳から縦走をスタートすることにしました。

西穂山荘連休直前なのでしょうか、空いていました。

明日から、どんな縦走になるのでしょう!

 

 

 

 

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ちょっと渋い 霞沢岳 日本二百名山

2015年05月26日 | 北アルプス

5月23日

かつての”上高地のメインルート”(1933年頃まで)

徳本峠から長い尾根を辿り

霞沢岳を往復して見ました。

雪解けが早いので、雪の心配はないかなと

思っていたのですが、、、(ちょっと油断してました)

どうしてどうして、

登山道はほとんど残雪に覆われていて、

K1ピークへの登りは、雪が柔らかくて歩きにくかったり、

雪の急斜面を30mほどトラバースする場所があったりと、

油断できない箇所が連続、

途中であきらめかける場面もありましたが、、、

無事、登頂。

この頂からしか見ることのできない

河童橋と同じ位置からみる

”穂高連峰”

雪があっても、無くても

霞沢岳までは長い道のりです。

行動時間 11時間 日帰りにはちょっと長い行程です。

お疲れ様でした!!

徳本峠から朝焼けの明神・奥穂岳

 

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花の宝庫 上高地 

2015年05月26日 | 北アルプス

5月22日

上高地から明神、徳本峠までを歩いて見ました。

上高地周辺

『二輪草』 キンポウゲ科

"ニリンソウ”

いたるところで見ることができます。

 

 

 

 

ちょっと変わった花です、

『走野老』 ナス科

"ハシリドコロ”

『車葉衝羽草』 ユリ科

"クルマバツクバネソウ”

花の白さが際立つ

『山荷葉』 メギ科 

”サンカヨウ”

徳本峠への道にたくさん咲いていました。

『延齢草』 ユリ科 

”エンレイソウ”


北海道ではよく見かけるのですが、

この花もたくさん見かけました。

『白花延齢草』 ユリ科 

”シロバナエンレイソウ”

心形の大きな葉が特徴の

『大葉黄菫』 スミレ科 

”オオバキスミレ”

濃い、薄いと花の色に変化が多い

『山延胡索』 ケシ科 

”ヤマエンゴサク”

花を一つ付けるところから名が付いた

『姫一花』 キンポウゲ科

”ヒメイチゲ”

裂けた果実が猫の目に見えるところから名が付きました。

スポットライトを浴びたような花が印象的です。

『猫目草』 ユキノシタ科

”ネコノメソウ”

大きな三つ葉が特徴の花です。

出羽庄内藩・酒井氏の紋所にもなっています。

『小深山傍食』 カタバミ科

”ミヤマカタバミ”

ちょっとピンボケになりましたが、

葉がタデの葉ですね。

『春虎の尾』 タデ科 

”ハルトラノヲ” (イロハソウ)

いつもは、黙々と歩くだけの

上高地、明神、徳本峠の道なのですが、

ミヤマカタバミ、ツバメオモト、タケシマラン、

マイズルソウ、ズダヤクシュ、ショウジョウバカマ、

タチツボスミレ、などなど

たくさんの花と出会えることができました。

季節が変わると、景色も変わるものですね。

今年から、新しい方が小屋番になったそうです。

 


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常念山脈縦走 自炊山行

2015年05月07日 | 北アルプス

5月2日~4日

合戦尾根から入山して、

燕山荘、

常念小屋に泊まり

残雪の常念山脈縦走を企画、してみたのですが、、、

雪解けが早く、初夏の縦走となりました。

雪の中の行動も考えて

山小屋の食事時間にとらわれないようにと

ちょっと気合を入れて、自炊山行にして見たのですが、

雪もなく、穏やかな山歩きとなりましたが、

 

 最終日は、雨の中ひたすら歩き続け、

予定を一日短縮して、無事、上高地へ到着です。

お疲れ様でした!!

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涸沢から涸沢岳

2015年05月07日 | 北アルプス

4月27日~29日

涸沢ヒュッテに2泊して、

涸沢岳を往復してきました。

小屋明けしたばかりの涸沢ヒュッテ、

宿泊者30名前後で

ゆったりと過ごすことができました。

涸沢岳から見た、穂高の様子です。

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