1月19日~20日
丹沢での検定も終え、合間に洗濯も済ませ、帰路も雪で東北道が通行止めとなり自宅まで13時間、10日ぶりに自宅で3時間ほど仮眠。
今日から、古巣・月山朝日ガイド協会主催の、
今年で8回目?9回目?
事務局も何年続いたかわからない、開催回数はどうでもよいのです。
とにかく10年近く続いている「月山・雪崩事故防止講習会」です。
今年は、参加者が30名を越え、久しぶりに大盛況のなか無事終えることができました。
何よりもスタッフが育っていただけたことが大きな収穫でした。
まだ、雪のシーズンは始まったばかりです、
今回の講習で学んだレスキュートレーニングが生かされないことを毎年切望し、いつも講習会を終えます。 お忙しい中、お手伝いいただいたみなさま、 感謝、感謝!!
ありがとうございました。 “継続は力なり!”
北海道雪崩事故防止研究会のみなさま、
おかげさまで、月山も続いてます。
1月17日~18日
丹沢に来て3日目、今日からは安全管理義務講習、
ガイド登山中の事故後の対応が中心の講習です。
今回は、全国から登山ガイドを目指す56人がエントリー過去最高の受験生となりました。
わたくしは、6人の受験生を受け持ち、
杉の林の斜面を登ったり、下ったりを2日間、繰り返し、繰り返し反復です。
2日目、最後にはぎこちなかった救助引き上げシステムの構築から、背負い搬送までの流れをスムーズにできるように?なったのでしょうか。事故後の対応も大切ですが、事故を起こさないための
ガイディングのほうがもっと、もっと大切と思います。
ガイド自身が山登りを楽しまないと、余裕が生まれないようなことを、その余裕が事故を防ぐ布石になることをあらためて、受講生のみなさまから教えていただきました。
今回の緊張をいつまでも、
“初心わするべからず”ですね。
1月15日
予定では、今日から神奈川県松田町の丹沢エリアで(公)日本山岳ガイド協会のガイド検定の検定員としているはずが、
昼になっても都内環八に、、、500m1時間のペース??
山は大荒れではなかったのですが、関東一円で降雪、都内の交通網はマヒ。目的地についいたのは、14日午後2時ころ栃木県那須町を出発してから27時間後の15日午後6時近く???
優秀な他の検定員のおかげさまで、わたくしがいなくとも検定は
粛々と進められていました。
いい、教訓になりました。
1月10日~11日
冬山の基本をということで、くろがね小屋をベースに安達太良山を目指してみました。
くろがね小屋は、東北で唯一通年営業している小屋です。
「あ~あ」と思わずため息、予報通りの荒天となってしまい、頭の中では雪上歩行など歩くことを中心に考えていたメニューを変更して、ちょっと難しいけど、天候に合わせてホワイトアウトナビゲーションに変更です。
途中で地図のコピーやら分度器、定規を購入して小屋で地図読みの講習会となりました。
講習後は美味しいカレーを2杯いただき、温かい温泉に入り小屋の方のお話を伺いながら、、、
翌日は、作成した地図を時折出しながら現在地の確認、時折風速20mを越える強風、視界10m前後の雪原から頂上を目指してみました。本来の頂上は強風で無理でしたが、、、
小屋番の方もすぐに戻るだろうと思っていたような天候、風の名所だけあって風はさすがに強いです。
下山するころには、冬型も和らぎ青空がのぞきだしてきました。
風、寒さ、降雪と雪山の楽しさを理解いただけた、2日間となりました。
2012年12月30日~2013年1月1日
急遽仕事のため、年末年始を燕岳で過ごすこととなりました。
年末寒波を用心して29日中に長野県へ移動、
30日予報通り朝から雨、しとしと雨から本降りの雨のなか
12キロの林道を黙々4時間歩いて中房温泉へ、、、
温泉と部屋の暖房のおかげで体も衣類もリフレッシュ
31日、風雪の合戦尾根を辿りお昼ころには燕山荘へ到着。
合戦尾根を回り込むと北アルプスの稜線はマイナス17度、風速20m近くの荒れ模様。天候は好天へむかう予報それを信じ、小屋で昼食やお茶を飲み談話室の窓から外を眺めていると時折空が明るくなりだしたので、さあー出発。
もしかしたら晴れるかなと思いながら歩き出したけど終始
ブリザード、、、結局今年最後の燕岳登頂者となって小屋へ。
冬山初級コースにしてはちょっと刺激的な頂上往復・90分となりました。
年末は雑誌の紹介も手伝ってでしょうか、小屋はほぼ満室。
夕食後の振る舞い酒、年越しそば、日付が変わるまで小屋の明かりが灯るなど年越しならではの心遣いがまた来年もという気持ちにさせるのでしょう。
久しぶりに小屋でお会いしたご主人・赤沼さんはじめ小屋のスタッフのおもてなしの心がなければ、厳冬の北アルプスの稜線にこんなに大勢の登山者は訪れないでしょう。
2013年1月1日
2日かけて登って来た行程を1日で、合戦尾根を下りさらに
再び12キロの林道を黙々と歩いて3日間で約30キロを歩いて無事下山いたしました。ちょっと、癖になりそうな年末年始の過ごし方となりそうです。