山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

落ち葉ラッセル 東北百名山 黒伏山(山形県)

2009年10月27日 | 東北の山

10月25日

今日も、仙台の方々と近くの黒伏山へと出かけてきました。

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登山道には乾いたブナの落ち葉が足首まで積もり、足裏で木の根、岩を探りながら歩く様は、新雪の中を歩いているような気分でした。

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でも、みなさんは急坂にあえいでいて、もしかして、楽しんでいたのはわたくしだけ??

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今回は珍しく熊も多いというので、熊鈴ならぬ、古びた岩手南部鉄器の風鈴をザックにぶら下げて来ました。その音がチリン、チリン、落ち葉の音がガサガサ、秋風で揺れる木々がサワサワとにぎやかな山行でした。

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この山には、広いブナ林、ホウ、カエデ、コシアブラなどの広葉樹林、唐松、杉の人工林、熊、猿、カモシカ、野うさぎ、イヌワシ等の野生動物と自然豊かな山、岩場にはイヌワシの巣もあるらしいとのこと。

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帰りは、東根市の人気スポットJA産直“よってけポポラ”で安い、安いといいながらみなさん抱えきれないほど果物、野菜を ゲット!

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途中、東根小学校校庭に聳える樹齢1000年以上といわれる“大けやき”を見学、温泉はさくらんぼ東根温泉“小松の湯”と東根の定番コースで締め くくり。


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東北百名山 葉山(山形県)

2009年10月24日 | 東北の山

久しぶりに、地元の葉山へ出かてきた。

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最短の十分一コースから頂上を往復(のんびりで2時間30分)、標高1000m以上の木々の葉は、すっかり落ちて冬を待つばかりのようだ。

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しばらくブナの美林を歩く、なめこなどないかなと期待して周囲を見たが期待はずれ。

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足元の落ち葉は干からびている、紅葉はきれいだけど山が乾燥しすぎ、一雨降ればいいのに。

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葉山は、一時は月山と同じように隆盛を誇った山岳信仰の山、山稜には小さいな神社がその名残をとどめている、低い山ながらも周囲には小さな湿原、池も点在している。

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紅葉前線はどんどん下り、今は標高500m付近にいる様子。

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西側には残雪も消え身軽になった月山が、冬を前に悠然と秋を満喫しているように見えた。

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帰りはちょっと遠回り、周囲2kmのカルデラの底にたたずむ、今年開湯1201年目の、肘折温泉で新そばと温泉を楽しむ。

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明日も秋晴れ、明日も地元の山。

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東京自然ふれあい集会2009 全国代表者会議・遭難対策研修会

2009年10月24日 | 公益社団法人 日本山岳ガイド協会

10月19~20日にかけて、毎年開催されている、社)日本山岳ガイド協会の会議に会員4名で参加してきました。
東京での開催、今夏の天候不順、北海道遭難とガイドにとって難しいシーズンだっただけに関心も高く全国各地から多くの会員が参加され、いつになく会議に熱が入っていたような雰囲気でした。

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秋の北東北へ

2009年10月17日 | 東北の山

10月9日~12日
台風18号が東北を縦断の予報にやきやきもき、台風一過の秋晴れを期待しながら青森空港へ向かった。

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9日は 白神山地暗門の滝、マザーツリーを散策
10日は八甲田大岳から小岳、高田大岳へと縦走、大岳頂上には雪が残ってた。

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高田大岳までは順調に行動できたが、谷地温泉近くになり登山道が水没藪こぎをしながら夕闇のなか谷地温泉へ到着。

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谷地温泉で入浴一息ついて八甲田リゾートホテルへ。

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11日、予定は南八甲田だったけど、昨日の藪こぎで八甲田の山はもう満足。

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気持ちよく八幡平を歩こうと予定を変更。道中の紅葉に期待を膨らませ頂上駐車場へ着くと、吹雪の八幡平へ。

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しばらくすると吹雪もやみ、」雲から八幡平の眺望が楽しめた。帰りに彩りの大沼を散策。

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12日は待望の秋晴れの中、白く輝く岩木山。

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東北百名山 白鷹山・祝瓶山へ

2009年10月06日 | 東北の山

しばらく、ブログを休んでいましたが、3週間ぶりにブログをUPしました。ご笑覧ください!
(剣、北東北、月山、鳥海山、白鷹山、祝瓶山の報告です)

今回は、東北百名山を目指しているか方からのリクエストで、
10月3日 白鷹山へ出かけてきました。現在放映中のNHK大河ドラマ「天地人」に出てくる、上杉・米沢藩の9代藩主上杉治憲、後の鷹山公の名は、この山からとったそうです。帰りは大きな栗の木に出会い、みんなで栗拾いを楽しんできました。

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10月4日 祝瓶山へ、この山は朝日連峰の南部に位置する標高1417mの山で、別名:東北のマッターホルンとも呼ばれている三角錐の岩山、尖り山です。今回はヌルミ尾根を登り、赤鼻尾根を下ってきました。頂上直下の岩場は傾斜はゆるいけれど草つきのスラブ状、あなどれないです。すぐにロープを出して確保、他の登山者は怪訝な顔で見ていましたが、安全第一、慎重に頂上へ向かいました。
頂上からの展望はすばらしく、紅葉もとてもきれいでした。

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桑住平から見えた祝瓶山です。

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やせ尾根から振り返った祝瓶山頂上の紅葉。

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頂上直下の岩場では万が一に備えロープを出して通過。

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秋の月山・鳥海山

2009年10月06日 | 東北の山

10月1日~2日
月山・鳥海山へ出かけてきました。

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月山は、姥沢から往復。

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好天と紅葉に恵まれとても気持ちよく、登ることができました。

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2日は、滝の小屋から鳥海山を往復。

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天気予報は下り坂、また雨かなと覚悟しつつ、出発を1時間早め午前3時起床、4時に湯ノ台温泉を出発、お陰で雨具を着ないで無事頂上を踏むことができました。でも、外輪山の行者岳に差し掛かるころ、予報通り雲が厚くなったかと思うとあっという間に土砂降りの雨に変わりました。

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気温も幾分高めで重い雨。みぞれや降雪の心配もなく、参加者の寒さ対策も万全、頂上を終えての雨なので幾分余裕の中、バスの待つ駐車場へ足早に下山しました。

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まもなく、鳥海山山頂付近も雪に覆われることでしょう。

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ようやく、東北の山へ戻ってきました!!

2009年10月05日 | 東北の山

9月26日~30日
八幡平、森吉山、秋田駒ヶ岳へ“紅葉と湯巡り”の山旅へ出かてきました。

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燃えるような真っ赤なブナの紅葉をと思っていましたが、さすがにまだ早かったようでした。

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1200m以上の稜線の高山植物の紅葉は今を盛りに色づき、三ヶ月前には誇示するように咲き誇っていた高山の花もすっかり終わり、北東北の山々は頂上付近から冬の気配が漂っていました。でも、中腹の紅葉はこれからが見頃をむかえます。

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早月尾根から剣岳へ パート2

2009年10月05日 | 北・南・中央アルプス

9月19日~23日
先週に引き続き、今週も剣岳へ出かけてきました。

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19日馬場島山荘に泊まり、20日は早月小屋、21日は雷鳥荘、
に泊まり、ゆっくりと剣岳に登ってきました。

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馬場島山荘で朝食をいただき、午後2時ころには早月小屋到着、小屋のご主人からいただいたビールと“つるぎ”というかまぼこをつまみにみんなで山の話をあれこれと。

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夏の荒天を挽回するかのように、シルバーウィークと好天、映画と三拍子重なり、剣岳一帯は空前の混雑のようでした。剣沢周辺の各小屋は予約でいっぱい、宿泊を断わる立て看板があちらこちら、早月小山も小屋は定員の倍、先週に引き続き電話で予約を入れたところ「いっぱいなので、来ないでください」と。テント場も30張と大盛況、景色も一週間でおどろくほど紅葉が進みすっかり秋の装いとなっていました。

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頂上の混雑を予想して、朝4時過ぎに早月小屋を出発、1年越しの剣岳へ全員無事登頂。

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ここまで朝日、飯豊連峰縦走、白峰三山縦走、槍・穂縦走と充分なほど経験を積んでの剣岳の頂だけに“100名山登山”とは違った感動があったのではないでしょうか。

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帰路は、前剣から頂上まで登山者の長蛇が続く中別山尾根を下降最後尾の登山者は頂上から小屋まで戻れるのだろうかと心配しながら、剣沢小屋へ到着。

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荒天を知らせる地獄谷の硫黄のにおいが漂いはじめた剣沢テント場を通り、室堂・雷鳥荘へ向かいました。

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翌22日は、雨。風や雨の様子を見ながら立山三山縦走、雷鳥荘に連泊、雨と重なった連休最終日23日、うそのように室堂バスターミナルはひっそりとしていました。

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せっかくそろえた、ハーネスやヘルメット。次回はどこ山へ行くのでしょうか!!

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