山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

残暑お見舞い申し上げます!!

2010年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

8月29日
18日ぶりに山形へ戻ってきました。
相変わらず、暑い日が続きいていますが、ススキの穂、夜はようやく聞こえ出した虫の声、時折吹く涼しげな風にほんの少しだけ秋を感じてきました。

8月は5日まで北海道・知床エリアで仕事、7日から10日まで酷暑の中、朝日連峰縦走。

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翌11日午前中に早めにお墓参りを済ませ、夕方には富山へと移動していました。
8月12日~16日まで槍・穂縦走の予定でしたが?
台風の影響を受け、13日槍ヶ岳には登れましたが、14日は終日風雨が強く槍ヶ岳山荘で停滞。

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15日濃霧の中、穂高岳山荘まで縦走、

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穂高岳山荘からは夕日が望めましたが、翌日からまた南からの湿った空気が流れ込み終日濃霧となりました。

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16日は西穂高までの縦走をあきらめ、奥穂、前穂を登り上高地へ下山。

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19日~22日 いつもお世話になっている朝日旅行の仕事で、鷲羽・水晶岳を縦走していました。

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19日、松本駅で合流新穂高温泉から鏡平山荘。

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20日、双六岳、三俣蓮華岳を登り、鏡平から三俣山荘。

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21日、鷲羽岳、水晶岳を登り、野口五郎小屋。

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22日、烏帽子小屋まで稜線を歩き、ブナ立尾根から高瀬ダムへ下山。

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8月24日から28日、後立山縦走に出かけてました。

24日、大町駅でゲストの方と合流、蒸されるように柏原新道から爺ヶ岳を登り、冷池小屋まで。

25日、鹿島槍ヶ岳を越え、キレット小屋。夕食はハンバーグに山盛りのキャベツの千切り、生野菜を食べたのは久しぶりでした。

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26日、キレット小屋から八峰キレットを越え、五竜岳、唐松山荘。小屋の前からは、残月と剣岳の山並みが浮び、後立山連峰にいることを実感した朝でした。

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27日、不帰キレットを越え、日程の関係で白馬鑓温泉を経由して猿倉へ。

最後の縦走はカメラを忘れてしまい、携帯カメラの画像を載せました。

暑い、暑い中での登山でしたが、お陰様で無事終えることができました。感謝、感謝!!


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8月末まで ブログ更新休みます!!

2010年08月11日 | ブログ

北海道から戻り、すぐに朝日連峰縦走に出かけていました。
(8/7~10)。山も暑かったです。

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明日から、槍・穂縦走、黒岳・鷲羽岳、後立山縦走と8月末まで
北アルプスで仕事をしています。猛暑、台風ときつい夏山になりそうです、みなさま気をつけて山に登ってください。
山で見かけましたら声をかけください!!

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知床・シレトク〈sir-etok〉?=大地の行づまり または地の涯?

2010年08月06日 | 登山 山歩き

7月27日~8月4日
北海道・道東、知床エリア羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳に出かけててきました。

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この間、クルマで走った距離約4500㌔北海道の大きさをあらためて感じた山旅でもありました。

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前半は、曇りがちな天候でしたが雨具を着ることも無く、
天候と登山時間に合わせ
7/28 斜里岳 

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7/29 雌阿寒岳 

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7/30 羅臼岳

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後半
8/2 羅臼岳

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8/3 斜里岳・知床五湖巡り

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8/4 知床クルージングと

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アイヌ部族間争いの伝説を秘め、花の宝庫でもあるオロンコ岩に登りと

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各々、知床エリアを充分楽しまれた様子でした。
北海道の地名はアイヌ語から由来するものが多く、発音に漢字を当てたり、意味を日本語に解釈して名付けられたものが多く占めています。また、明治以降開拓者が増加するとともに、願望や開拓にちなんだ新しい地名も沢山生まれました。
知床もシレトク(シリエトク)〈sir-etu〉には「大地行きづまり」(地の涯)「第一岬」 などの意味もあるそうです。
岩尾別温泉にあるホテル地の涯という奇妙な名も知床の意味から来たのでしょう。

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 標高1,547mの斜里岳は、千島火山帯に属し知床連山と阿寒・摩 周火山群をつなぐ位置にあって、斜里川(「シャリ」は、アイヌ語の「サル(葦のある湿原)」が訛ったもの)の水源を持つため斜里岳と呼ばれていますが、昔 は遠音別岳、海別岳とともに、アイヌ語のオンネヌプリ(オンネ=親、ヌプリ=岳、山の意)と呼ばれていたようです。

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標高1,661mの羅臼岳はアイヌ民族はカムイ(神)が住むと考え、畏敬の意を込めて爺々岳(チャチャヌプリ)と呼んでいました。 海(オホーツク海・根室海峡)、山(知床連山)、島(国後島)が一望できる山は国内ではここだけと言えます。

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日本アルプスなどに比べると標高そのものは低く見られますが、登山口から山頂まで標高差は1400~1500mあります。

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このエリアの山々は高緯度に位置するため真夏でも山頂付近は5℃以下になることがあり、 本州3000m級の山に匹敵する登山となります。
東北も含め北方民族が豊かに暮らしていた、縄文時代を
彷彿とする地名はとても魅力な響きに聞こえました。

なんとなく、秋の気配が漂いはじめた北海道の山々でした。

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