4月24日
払川ヒュッテまでの道路が開通、早速鳥海山へ下見に出けてみた。天気予報では晴れと出ていたので、出かけてたのだが、標高1000m以上は濃いガスに覆われ晴れる気配がない。
祓川ヒュッテ近くの駐車場でしばらく待ったが時間切れで帰り支度をはじめると
雲間から鳥海山が見えてきた。
23日まで荒れ模様で山に少しまとまった雪が降り、白く輝く鳥海山が見えた。
フォレスタ鳥海で温泉に入って空を恨めしく眺めていたら、黒い大きな鳥が悠然と飛んでいた。『イヌワシだ!』翼の両脇をわずかにそらせ、風をとらえながら羽ばたきもせず悠々飛ぶ姿は見ているものを飽きさせない。
一時間近く鳥海山山麓を飛び周り、上昇気流に乗り上空高く舞い上がり視界から消えていった。猛禽類に詳しい知人に報告したところ、最近この近くに、営巣地を移したイヌワシに間違いないとのこと。
この時期の鳥海山はイヌワシ、ノスリ群れと猛禽類を目にすることが多い。
湯殿山へ、スキー登山に出かけてきました。スキー場のような賑わいだった19日とは違い啄木鳥のドラミングや、鳥の声、石跳川の雪解けの音、を聞きながら静かな湯殿山が楽しめました。
のんびりと登ろうと思ったのですが、スキーを使ったことで往復3時間ほどで頂上へ。スピードを意識した山登りもたまには良いのではないでしょうか。
“スピード=安全”と山の師匠から教えていいただいたことを思い出しながら…!
それにしても、雪解けのスピードは凄いですね。17日スノーシューで登ってから3日ほどで、雪の様子は一変してしまいました。
湯殿山の稜線や両面の斜面には亀裂が広がり、明日からの荒天でまた雪解けが進みそうです、滑る際は充分気をつけてください。
月山情報は月山朝日ガイド協会HPを参考してください!http://ga-ga.jp/
全層雪崩もいたるところで見受けられます。
4月17日 帰りは、こんな斜面も平気、登りの苦労、つらさはどこへやら雪の滑り台を楽しみながら、自然博物園へともどってきました。 次回は、ぶなの花の咲く頃にたずねてみようと話しながら無事下山してまいりました。
昨日までの方々には申し訳ないくらいの“山日和”で、今日は登山道のない山“湯殿山”を目指してみました。
登山口となる月山山麓の県立自然博物園からはるか彼方に見える
湯殿山の白い姿を見てほとんどの方が早々に“白旗”を揚げ今日は“登れない”とあきらめていたようでした。
“あきらめない”、“投げ出さない”で“ゆっくり、ゆっくり”とカメ(turtle)のような歩みで、気がついたら頂上でみなさんお弁当を食べていました。
4月9日~13日 でも、この一年いろいろな思いを秘めトレーニングを積み重ねてきた結果のようです。
毎年、恒例となった山スキー合宿です。今年は八幡平・源太ヶ岳、八甲田・大岳、秋田駒ケ岳から乳頭温泉へと“お天気”と“元気”で平均年齢7?歳のチームは全てのピークにスキーで到達、頂上から滑降して来ました。さすが、大学山岳部のOBの皆様です。
一座目は、八幡平・源太ヶ岳あいにく頂上付近は雪がとけスキーを担いでの登頂。
下山は、頂上直下の雄大斜面、次の沢へと滑り込み余裕の行動でした。
2座目は、八甲田・大岳。大岳の急な斜面を滑り、硫黄岳ルートから酸ヶ湯温泉へ滑り込みました。
酸ヶ湯温泉へ下山後すぐに、乳頭温泉へ、翌朝雪上車を使い秋田駒ケ岳へと向かいました。当初の計画は頂上往復の予定でしたが、こちらの心配を他所に秋田駒ケ岳から湯森へ向かい、乳頭温泉目指しながらブナ林のスキーツーリング。
全日程を無事完走、本当にお疲れ様でした。
最後の宿は、乳頭温泉鶴の湯・山の宿。
凄いですね、昔の山の経験は健在で山を降りてからの夕食時のミーティングは、自分たちの行動を振り返ったり、ガイドの判断についての指摘をいただたりと、ガイド研修より厳しく襟を正す思いの5日間でした。
『来年は今年以上の計画をと・・・!』うれしいプレッシャーをいただき、また東北で桜咲く頃の再会を約束しながら仙台空港を後にしてきました。
2日午後 那須岳で発生した雪崩事故災害調査のサポートに出かけてきました。
週末に予定していた、八甲田スキーツアーが急遽中止になり、久しぶりに週末自宅で過ごせるなと思いながら、夕方のテレビをみていたら、那須岳の雪崩事故のニュースが飛び込んできました。
気がついたら、3日朝には山形県・新庄防災科学研究所の専門家の方々と現場へ向かうことになっていました。(自称:東北初“東北雪崩災害調査チーム” 結成)
4日は急遽駆けつけてくれた、東北マウンテンガイドネッワークのメンバーと合流、
お二人の研究者の安全確保に専念しながら、彼らの地道な調査を見守り帰ってきたところです。
詳細な、報告は以下のHPで後日公表されます。
新庄防災科学研究所のHPは
http://www.bosai.go.jp/seppyo/
ハンノキが芽吹きそうな、春、真近な 那須連山 茶臼岳山麓でした。
事故にあわれた方の早いケガの回復と社会復帰を願うとともに
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。