山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

我が家のような”山小屋”

2017年05月07日 | 北アルプス 後立山連峰

4月29~30日

仕事でこの山小屋にお世話になって”20年”近くなります。

スタッフのみなさまのわけ隔てのないおもてなしが、

心地よくついつい「ただいまっ!」と言って小屋に入ってしまいそうになる

そんな山小屋・燕山荘です!

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”梅雨空憂い 夏空恋し 針ノ木峠” 針ノ木岳 蓮華岳へ

2016年07月19日 | 北アルプス 後立山連峰

7月16日~17日

針ノ木峠は、古から信州と越中を結ぶ要路として利用されてきました。日本で2番目に高い位置にある針ノ木峠から針ノ木岳、蓮華岳に登ってきました。

戦国武将・佐々成正のザラ峠、針ノ木峠超え、埋蔵金伝説は有名です、今回は針ノ木雪渓から針の峠に登り”針ノ木岳”と”蓮華岳”を目指してみました。

 

 

毎度のことではありますが、この時期は天気判断を迷います。

前日まで、大雨・雷注意報の躊躇していましたが

お客様から

「槍が降らなければ、雨でも登ります!!」の一言で出発!!

 1日目

すっきりしない空模様ですが、

大雨・雷注意報も消え扇沢から

北アルプス登山の先駆者”百瀬慎太郎”の

建てた大沢小屋で一休みして、

五里霧中の針ノ木雪渓を超え

針ノ木峠に建つ”針ノ木小屋”に4時間半ほどで到着しました。

峠付近は雲も切れ、ときおり青空も見えてきました。自然と笑顔になってしまうものです。

急いで荷物を整理して、針ノ木岳を目指しました。

新・花の百名山でもある・針ノ木岳

きれいな高山植物がたくさん咲いていました。

三連休でしたが、天気が悪かったせいか、小屋も空いて”自炊”も含め快適に過ごすことができました!

夕食を終える頃には、西の空の雲が切れ、表銀座コースや穂高の山並みも見えてきました。

2日目

朝からがっかりするような強風雨でしたが、”槍が降る気配もなかったので”

小屋に余分な自炊用具他を置いて、蓮華岳を目指してみました。

山頂直下には

コマクサ、イワツメクサ、タカネスミレ、ミヤマダイコンソウなど

強風雨に耐えながら咲いていました。

そんな姿を見ると梅雨空を憂いてしまいます。

”山で見かけた植物”

ヤグルマソウ

タマガワホトトギス

シナノナデシコ

コキンレイカ

クルマバムグラ

クロトウヒレン(針ノ木雪渓付近)

ミソガワソウ(針ノ木雪渓付近)

シシウドノカシラ(針ノ木雪渓付近)

ギボウシ

セリバシオガマ(針ノ木雪渓付近)

ミヤマダイモンジソウ(針ノ木岳付近)

タカネヤハズハハコ(針ノ木岳付近)

タカネヤハズハハコ(針ノ木岳付近)

ツガザクラ(針ノ木岳付近)

ツガザクラ(針ノ木岳付近)

イワカガミ(針ノ木岳付近)

シナノキンバイ(針ノ木岳)

ミヤマクワガタ(針ノ木岳付近)

ミヤマキンポウゲ

初夏に咲いていた花は早々に”実”をつけて秋の準備入っていました

エンレイソウ

タケシマランの実

「山思えば人恋し、

  人を思えば山恋し」 (百瀬新太郎)

おかげさまで山登りと出会って40年、折々の山を登る中で

お世話になった方、いろいろな方との出会いを思い出しすことガ多くなりました。

画像:針ノ木岳とスバリ岳から望む”剣岳”

下山後の翌18日

突然の九州から東海地方の梅雨明けの発表。

下山日のあの激しい雨は

梅雨末期の雨だったんだなと、、、

一泊二日とコンパクトな日程でしたが、雨、風のなか、雪渓、急登、稜線歩きと

しっかりと歩くことができたのでは、次回の山行の糧になることを願い、

教えていただいた、白馬村の御蕎麦屋さん ”いっぷく”で

”野菜天ぷらがもれなくつく” 美味しいお蕎麦をいただき、

長野駅で解散、おつかれさまでした!!

”梅雨空憂い 

  夏空恋し

   針ノ木峠”

 


 

 



 

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