11月15日~16日
ISG登山学校
ICI石井スポーツ仙台泉店企画
初心者向け 雪山登山教室実施のため
燕岳へ登ってきました。
燕山荘を利用して
2日間で雪山のノウハウを
初心者の方にもわかりやすく
理解していただくという内容の教室でした。
数日前からの寒波の影響で
初冬を通り越して厳冬の様相と
なってしまい、
実践的な登山教室と
なりました。
1日目は、
合戦尾根を登りながら
寒さ対策として体温調節、
手袋や小物類を濡らさない工夫、
雪上歩行の説明や留意点、
アイゼンの説明と装着のタイミング、
風雪への対応、
休憩時の留意点(体を冷やさない、水分補給)、
積雪状況の観察、
自然の様子や体で外気温を感じる、などを
実感していただきました。
山小屋では、
山小屋生活術、
高山病、水分補給などの座学を、、、
2日目は、
燕岳を目指しながら、
岩場でのアイゼン歩行、
ピッケルとアイゼンのコンビネーション、
下降時の足の置き方、
ピッケルの突く位置などを
お伝えしてみました。
机上講習だけでは伝えきれないこと、
机上講習だけではわからないことなど
理解いただいたと思っています。
今年、4度目の燕岳になりますが、
何度訪れても、
ロケーションがすばらしく、
スタッフの方の温かな
"おもてなし"の心伝わる
心地よい燕山荘と
何度も訪ねても"いいね!"
と感じてしまうのは、
わたくしだけではないようです。
11月12日~13日
神奈川県松田町奇(やどりき)に来ています。
所属している協会の
会員向け
ガイド資格更新研修会 技術向上講習
「自然ガイド・登山ガイドのための読図①」
の"平"講師として、、、
普段、わたくしが
「読図」講習会で使用している、カリキュラムを
ベースに行ってみました。
研修 1日目
わかりやすく、お客様に
『「読図」を伝えるためには』を
テーマに
やさしいコースで
「読図」の共通認識と基本を確認
研修 2日目
作成した、ナビゲーション地図をベースに
実際の登山道で
わかりやすい表現や話術の
工夫をしながら、
コンパスベアリングや現在地の確認、
登山道を離れて、地形を利用し
歩きやすいルートの選択などを
確認しながら
"シタンゴ山"頂上を目指して見ました。
頂上では、
"山座同定の伝え方"などを検証し合い
おかげさまで、
予定通り、
ガイド資格更新研修を無事終えることが
できました。
このたびは、講師という立場でしたが、
わたくしにとっても、
いろいろなガイドの方の
考え方に接することのできる
貴重な2日間となりました。
"home"東北の山での研修でなく、
丹沢の山
"away"(慣れない場)の
見知らぬ木々に
戸惑ってしまいました、
"トキワサンザシ"でしょうか?
"アカガシ"もはじめて知りました。
みなさま、お疲れ様でした。
11月7日~9日
国立登山研修所
「安全登山普及指導者中央研修会」
5月の
「大学生登山リーダー春山研修会」に続いて
2回目の研修会講師としてお手伝いを
させていただいきました。
受け持った班のメンバーは、
大学生と20代の青年です。
21歳の時
ここの研修生として
はじめて参加、
20代後半からは、
大学生リーダー研修会の
講師としてお手伝いさせていただき
紆余曲折はありましたが、
この研修所と出会って
早いもので33年になりました。
いつの間にか、
古くからの講師のひとりに、
受け持つ班のメンバーも
自分の子どもたちと
同じ年齢になってしまいました。
今回も、我が子に
"問いかけ"
"諭すような"気持ちで
「岩場での安全確保」
「クライミングシステム」など
基本の基本を何度も何度も
同じ大学の後輩と一緒のリードのもと
繰り返しお伝えしてみました。
登山経験の浅い、若い方たちだったので
指導者というより、習うことで
精一杯の様子でしたが、、、
3日間で、
「安全とは危険の予測と排除」
わたくしの山登りの師
故 柳澤昭夫氏こと
"やなさん"が亡くなる直前まで
話されていた
「防御の力」も含め
理解いただき
指導者への最初の
小さな一歩を踏み出していただいたと
"信 じ て"
研修を終えました。
11月4日
予報通り"快晴"です。
予備日程を利用して、
中央アルプス・木曽駒ヶ岳を目指してみました。
本当に、ため息の出るような
真っ青な空が広がっていました!!
急な予定変更だったので、
ロープウェイの駅で
登山届け用紙に記入して
提出しました。
周囲を見ると
登山届けを出す人の姿が
いつになく多いなと感じました。
"御嶽山噴火"の影響からでしょうか??
登山届けの前に、
その装備で大丈夫でしょうか?
その服装でどちらへ?
そんな方が多いなと感じたのは
わたくしだけでしょうか?
ピッケル、アイゼンと冬山装備で、
臨んでいるのは、わたし達だけ??
登山届けを義務化する動きが
高まっていますが、、、
提出さえすれば"安心"と
"万が一の時は、
登山届けを出しているから
救助していただける”と
思われる方も出てくるのではないでしょうかね。
山岳保険加入、家族、身内への登山届けは、
お済でしょうか?
11月1日~3日
好天を期待していた3連休??
予定、二転三転して"槍ヶ岳"を
目指すことになったのですが、、、
初日は、ドシャ降りです。
2日目
雨は止んだのですが、
相変わらずすっきりしない天候。
雷鳥のペアと遭遇??
"天候が悪いときに現れる雷鳥"
うれしいやら、ため息やら!!
途中、つい登山者の方に
「小屋営業していますよね??」と聞いてしまうくらい
登山者の姿がありません。
3日目
天候回復を期待したのですが、
夜半から風雪模様となり、
粘ろうにも、
槍ヶ岳山荘含め、明神より
上部の山小屋は
今シーズンの営業は11/3で終了。
一晩で、槍沢一帯は
雪景色となりました。
時折強風の吹く、風雪の中
槍沢を下降。
空が、明るくなり始めた
上高地を目指し下山です。
"こんな天気で、、、"と思うより、
"こんな天気も貴重な経験"
と感じていただければと思います。