1月18日~19日
今年で 13年目を向えた
月山朝日ガイド協会主催の
「雪崩事故防止講習会」
~雪崩の危険から身を守るために~
13年前に、北海道雪崩事故防止研究会の樋口和生さんをお招き、指導いただきながらはじまった講習会です。
雪崩リスク軽減のため
地元・北村山公立病院 國本健太 医師より
低体温症をはじめとする医学的なお話を、
新庄市にある
(独)防災科学技術研究所雪氷防災研究センター
新庄雪氷環境実験所の阿部 修氏より
雪崩の発生メカニズムについて、
富山県より
立山カルデラ砂防博物館 学芸員 飯田 肇氏をお招きして
最近の気象変化や気象と雪崩の関係について、
日本の氷河のお話をいただきました。
雪氷の専門家からは、雪の観察方法を学び、
ガイドは、雪山のリスクや行動判断について、
雪崩事故対策の装備の使い方やコンパニオンレスキューについての講義と実技指導をしていただきました。
北海道雪崩事故防止研究会の歴史やスピリットを忘れないように、
初心者でも理解できるようにと工夫をしながら十数年、
今年も、受講生のみなさまと夜を徹しての雪の話、外では雪にまみれ、雪に埋まりの2日間となりました。
寒かったですね~、
参加いただいた、みなさま
お疲れ様でした!
来年は、
平成27年1月17日(土)~18日(日)開催いたします。
おかげさまで、すでに予約をいただいております。
1月11日~13日
福島の冬山を楽しんできました!
11日
水墨画の世界が広がる冬の福島県北部・阿武隈山系「霊山」(825m)。
新緑、紅葉の時期もすばらしい景観を
楽しむことができる山ですが、
静かな雪山ハイキングもなかなかいいものです。
12日
海の見える岩塔の山として
登山雑誌などでの
紹介された事のある
いわき市近郊の山「二ツ揃山」(710m)
2011年の震災で一時登山禁止となりましたが、地元の方の努力のおかげで“安心”して登れるようになりました。
女体山の案内板も復活。
鎖場も問題ありません。
まだ、かつての賑わいはもどってませんが、
駐車場は地元の方のクルマで一杯になっていました。
山で何度も何度も地元の方に「どこから来た?」と
尋ねられました。
“山はもとのままだよ、かわってねーよ!”
とでも伝えたかったのでしょうか?
地元の方に愛されている山なんですね!
冬晴れの福島・浜通りの山 ほかにもたくさんあります。
13日
吾妻連峰・西大巓(1981m)へ
最終日は今シーズン一番の冷え込みの中、
グランデコスキー場から西大巓へスノシュー登山です。
マイナス15度以下のなか、ひたすら頂上を目指しました。
何も見えませんが、ここが間違いなく頂上です!
樹氷はまだ見ごろではないかなと心配していましたが、
頂上付近は見事な樹氷原となっていました。
おかげさまで、
3日間、福島県の多彩な山を楽しむことができました。
ぜひ、福島県の山を訪ねてみてください!
“うつくしま 福島で いい山登り!”
いかがですか。
1月2日~3日
シエラガイドツアー・西穂高岳独標2日間のガイド。
名古屋から参加された60代のお父さん、30代の長男、20代の次男親子三人を受け持ち、独標まで案内することになりました。(今回は、12名参加・ガイド4名で案内。)
私が20代、30代のころ、父親と会話することも億劫だったり、一緒に行動することなどなるべく避けていたような記憶があります。
ほほえましい親子三人と
亡きの父ことを思い出しながら、一歩一歩ゆっくりゆっくりと冬晴れの陽射しを浴びながら
西穂高・独標の頂に立つことができました。
生涯で親子で思い出になるようなこと、たくさんあるようで意外と少ないことなんだよと羨ましく思いながら、
親子三人とガイドの4人はロープに繋がりながら“ゆきだるま”待つ西穂高山荘へと下山して行きました。
新年早々、微笑ましい親子と出会え、一緒に山を目指すことができました。
おかげさまで、心温かな気持ちとガイドになって良かったなと実感した2日間をいただきました。
前夜は、西穂高山荘スタッフの方とガイドで美味しいお酒もいただきました。
ありがとうございました!