5月19~26日
富山県立山町・国立登山研修所主催
大学生春山登山研修会・講師として参加して来ました。
19日は講師打ち合わせ
KJ法(ブレーンストーミング)
今年度から、
”KY(危険予知)訓練”、”KJ法”などを取り入れたり
主任講師から指導法についての指針を出していただいたりなど
時代の変化にあわせるような新しい試みが盛り込まれました。
20~21日
今回は二十歳の学生7人を二人の若い講師とわたくしとでお預かりすることに、
入山準備
トレーニング
講義
22日
荷物を積み込んで
いよいよ出発
室堂から雷鳥沢を登り、剣沢キャンプ場へ
予想以上の辛さに入山だけで精いっぱい、、、
23日
絶好の好天なのですが、前日の入山の様子から剱岳は無理と判断、
今日は1日雪上訓練
アイゼン歩行に
ピッケルとアイゼンのコンビネーション
現在地の確認
ルート工作と
朝5時から午後3時頃まで・9時間
剣岳を目指すための雪上訓練・反復練習
雪上訓練を終えて、テント生活
24日・剣岳へ
2時半朝食・4時出発
平蔵谷をつめる
平蔵のコルから”エビルンゼ”を詰めて
剱岳山頂
研修5日目・3人の講師に叱咤激励を受けながらの
山頂です!!(あきらめかけていた山頂)
25日・下山
風雪の中
スノーボラードによる懸垂下降訓練
背負い搬送を行いながら室堂へ
26日・研修最終日
班別協議
全体協議・班別発表
登頂が目的の研修ではありませんが、
剣岳の山頂を目指しながら
”春山登山”に必要な知識、技術を学ぶなかで
体力の無さ、技術の未熟さを身体で受け止め、
チームワーク、メンバーシップ、リーダーシップの大切さを
剱岳に登るというい行為を通じ、
あれも、これも伝えねばと
焦るときもありましたが
”防御の力”を理解、学んでいただけたことと思います。
生涯にわたって山登りを続けていただきたいと思う反面、
”生きて帰る山登り”を切に願うばかりです。
いつものことながら、
学生のひた向きな姿に胸が熱くなり、
忘れかけていた”初心”を思い出させていただきました。
このたびは、研修所スタッフの心遣いが印象に残る春山研修会でもありました。
感謝、感謝!!
(最年長講師更新中)