1月14~15日
恒例行事となった「月山・雪崩事故防止講習会」
講習会がこの地で始まったきっかけ、、、
2000年3月・国立登山研修所研修中に起きた”大日岳事故”
その翌年5月に実施された事故調査に参加した際
ガイドで、北海道雪崩事故防止研究会の
樋口和生氏(現在:南極観測越冬隊隊長)との出会いが
きっかけでした。
数日間の事故調査を通じて、
樋口氏の行っている雪崩事故防止活動に共鳴、、
翌年2002年1月に樋口氏を招いて
はじめたのが最初でした。
ここで講習会を始めるに当たり出された条件
①雪が豊富にあること
⇒月山弓張エリア
②低体温症について理解のある・医師
⇒北村山公立病院医師・國本健太先生
③雪の専門家
⇒防災科学技術研究所雪氷防災科学センター
新庄雪氷環境実験所・小杉健二先生
④雪のフィールド活動にたけている・山岳ガイド
⇒月山朝日ガイド協会会員
条件がそろい、今に至っています。
最近は
村山市消防署の救急救命士・笹原宏文氏を招き
事故後の搬送方法などについても教示いただけるようになりました。
皆様のおかげさまと協同ではじまり、
16年続けることができました!
今年は、ギリギリまで雪もなく、参加者も少なくと
開催が危ぶまれたのですが、直前の大雪にも助けられ
”継続は力なり!”その言葉を信じてよかったと思っています。
今年は、参加者が少なかった分時間配分に余裕ができ、
要救助者の搬送までを丁寧に講習することができました。
山での事故が無くなるまでこれからも続けてゆきたいと思っています、
悪天候の中、参加いただきありがとうございました!