2018年11月9日~2019年1月23日
59、60次隊並びに多くの皆様に支えられ、
約80日間に及ぶドーム旅行を無事終え、1月23日昭和基地に戻ることができました、
みなさま、ありがとうございました。
旅行中は天候があまりよくなくブリザードによる停滞、視程の悪い中での移動、気温もマイナス30度前後まで下がる中での行動でした。
ベースキャンプも低温、気圧が600hPa以下にまで下がる環境下でアイス掘削調査やアイスレーダー調査のサポート、隊員の生活のサポートなどなどをこなしながら南極自然に浸り、楽しい日々を送らせていただいたと思っています。
アイス掘削調査の様子
アイスコアの記録をとるドーム隊隊員
アイスレーダー調査
レーダー車2台で総走行距離3000㌔を調査
10キロごとに雪のサンプリング調査を行うドーム隊隊員(右側)
2018年
11/9 予定より一週間以上遅れて南極・昭和基地にに到着しました。
11/16 南極大陸旅行の拠点S-16での準備を終えドーム基地まで1000キロの旅行がマイナス26,2度の気温の中始まりました。
11/20 みずほ基地
11/23 MD180ノルウェイ隊員2名と合流
11/29 中継地点
12/5 ドームふじ基地
12/10 ベースキャンプ地(調査ポイント地点)到着
12/31 ベースキャンプ地(調査ポイント地点)撤収・ドームふじ基地へ移動
2019年
1/1 ドームふじ基地出発
1/10 ノルウェイ隊員2名帰国
1/16 H128 地点アイスコア空輸
1/18 南極大陸旅行の拠点S-16着
1/23 昭和基地帰還
しばらく、第二夏宿舎に滞在してます。
ありがとうございました!
11/8
まもなく、南極へ向けて出発いたします、
ケープタウンからノボレフスカヤ基地へ向かいます。
しばらく、ブログはお休みいたします!
近況は、以下をご覧ください!
「南極ブログ2018-19」
http://polaris.nipr.ac.jp/~icc/NC/htdocs/?page_id=175
国立極地研究所 HP 60次隊NOW!
https://www.nipr.ac.jp/jare/
行ってまいります!
ケープタウンでは、ウォーターフロントエリアが比較安全だと言われています。
滞在先のホテルからも近くおかげさまで、安全に過ごしています。
滞在していたホテルはウォーターフロントエリアでは比較的安く、
治安のいいホテル、PROTEA HOTERS です。
もと刑務所だった施設をホテルに改造した施設で、
ちょっと、堅苦しい感じがします、、、が
窓には”鉄格子”入っていたり、、、
それなりに快適に生活しています。
ホテルから歩いて数分のところににウォーターフロントがあり、
テーブルマウンテンを背景に港、造船施設、ホテル、ショッピングゾーンなどがあります。
食事はというと
朝食はホテルの宿泊料に含まれている”buffet”スタイルの朝食をいただいてます。
最初は多めに食べていましたが、、、、
とてもおいしいのですが、毎朝同じメニューがなので1週間続くと飽きてきました。
天気がいいと、テーブルマウンテンを眺めながらテラスで朝食もいいのですが?
すぐに、カモメが飛んできます。
油断するとカモメや野鳥におかずを取られてしまいます!
最近は少なめの朝食になりました、、、
オムレツも目の前で焼いてくれます!
オムレツ朝食
到着したころは、コミュニケーションも兼ねてみんなで食べていましたが、
年齢、食べる量が違うので、最近は個々に食べるようになりました。
寿司もありますが、???
日本食レストラン
アボガドと肉炒め
外の食事も飽きてくるとマーケットでイカフライ、温野菜、パン、クリームチーズで
昼、夕食兼ねて食べてます。
電子レンジ、コインランドリーののあるラウンジもあります。
マーケットでは、必要なものはここで買うことができます。
マーケットにはおいしいパンコーナーもあります。
ショッピングモールの様子
安いお店が並ぶフードコートなどもあります。
出発が延びるにつれ財布の中身も心配になり
安い屋台の並ぶフードコートも利用するようになりました。
ここでは焼きそばを注文!
まもなく、南極に出発します!
蓄えたエネルギーも使い切るくらい、3000mを超える高所での活動が待っています!
南アフリカ・ケープタウウンは日本とは季節が反対で今が初夏の心地よい季節です。
日本の高山植物と似ている花もあるようですが、
乾燥に強い感じの肉厚の葉、細い葉の植物が目立ちました。
ケープタウンの山中で見かけた花です、
名前はわかりませんが心穏やかにしてくれます!
ちょっと、ピンボケですが ランかな?葉が違います?
スミレでしょうか?やけに花弁が厚いようです?
花の名がわからなくてもそれなりに楽しむことができました!
ホテルの庭の花
花に感謝!
11/6
ケープタウン滞在6日目、予定では昭和基地い向けて出発する予定でしたが南極大陸の経由地である「ノボラザレフスカヤ基地滑走路」の天候状況が離着陸には適さない状況となっているため、フライトは11月8日(木)まで順延となりました。
ケープタウン滞在中は運動不足になりがちなため、昨日に続いて今日もトレーニングを兼ねて近郊の山へハイキングに出かけました。
今日は町の西側にあるふたつの丘は、ライオンが横たわっているようにも見えるので、ライオンズ・ヘッド(Head=頭、標高669m)とライオンズ・ランプ(Rump=尻、標高350m)と呼ばれる、ハイキングとサンセットビューポイントとして有名なエリアへ出かけてきました。登山口まではホテル手配のタクシーで向かい、
山をグルグル回るように登山道が整備されています。
ハイキングコースといえ岩場もあるスリリングなコースで、
このあたりからぐんぐんと高度を上げてゆきます!
山頂まで岩稜が続きますが、みなさん短パンにTシャツにスニーカーとかなり軽装で登っています。
山頂からの眺めは海が近いせいでしょうか絶景です。
テーブルマウンテンも目の前に見えます!
下山途中から来た道とは反対の方向へ向かい、
ライオンの背にあたる高原状の広い尾根を歩いて
ダウンタウンを経由し、横断歩道で信号待ちしていると
親切な警官??のような方が”早く道路を渡れ!”と
誘導してくれるのですが、
渡り終えるとチップを要求され!
偽物と気が付きました。
当然要求ははねのけました!
渋滞の道路歩き
ホテルまで約4時間歩いてきました。
今日は、昨日ロープウェイ乗り場から見えたこの範囲を歩きました。
ライオンの頭から背中、尻尾の先にホテルがあるそんコースです。
感謝!!
希望の都市 ケープタウン
テーブルマウンテンからは、遠くに喜望峰”Cape of Good Hoop"が見えるはずです。
特徴のある”ライオンヘッド”ピーク
荒らしい海岸絶壁が広がる”インド洋”
海岸が続く”大西洋”
背後には氷河地形を感じさせるような”テーブルマウンテン”の岸壁が迫る
インド洋と大西洋がぶつかる街、喜望峰の発見で多くの探検家がこの街を訪れた大航海時代、
バスコダガマ、東インド会社などなど
世界史に出てくる出来事が繰り広げられていた歴史的な街に
滞在していることに感謝しています!
11/5の出発予定が1日延期になり(その後11/8に延期)、
ちょっと時間が空いたのでみんなでテーブルマウンテンへ出かけてみました。
滞在先のホテルからはこんな感じで見えます
観光バスを利用して
テーブルマウンテン
約3キロにわたり山頂部がほぼ平で垂直に切り立った崖が特徴の山、
ケープタウンのシンボル的存在で中心街のどこからでもその雄姿を見ることができます。
香取、栗田、高村の3名は
ロープウィ乗り場の先に延びる車道を20分ほど歩いたところにある
初心者向けコース”Platteklip Gorgel”から登ってみました。
急に登りたくなったのでかなりの軽装です!
登山道もしっかりしています!
道標もあります!
高度が増すとケープタウンの街並みが見えてきます。
山頂に雲がかかっているときはトラバースルートがおすすめのようです!
さらに高度を上げると、谷が迫ってきます!
そして、”Gorgel” そこを抜けると
テーブルトップに入ります。
ハイキングコースとはいえ雄大な景色の中を登れる醍醐味は
ヨーロッパアルプスの山を歩いていると錯覚するくらいの楽しさがありました。
ロープウェイ山頂駅付近の様子です。
静かな山る気が一変、山頂駅周辺は観光地の様子になります。
足元にはたくさんの花も咲いていました!
いい山登りをさせていただきました、感謝!
11/5
個人の預け入れ荷物をALCI倉庫倉庫に運び込んで後は出発を待つのみとなりました。
ホテルで預け入れ荷物を積み込んで
ALCI事務所・倉庫で計量
ALCI・タグを取り付けひとまず 保管
藤田リーダーが内容を確認して終了!
藤田リーダーの提案で、
急遽、天候も回復してきたので、みんな市内観光バスに乗車して”テーブルマウンテン”へ出かけることにしました。
山を見ると登りたい気持ちがわいてくるのは仕方のないこと、、、
みんなは、ロープウェイを利用して5分で標高1000mにあるテーブルマウンテン山頂駅へ
香取隊員、栗田隊員、私の三人は初登ルートと呼ばれている”Platteklip Gorgel”コースを辿ってみました。
11/3
国際的にワインが有名な地域として知られている”ケープタウン” (初めて知りました!)
1688年創業の”スティーンバーグ・ビンヤードワイナリー”を見学する機会をつくっていただきました。
試飲
lunch
ありがとうございました!
11/2 出発準備
ケープタウン滞在 2日目
ALCI空港事務所
倉庫内の様子
再度隊荷の内容を確認するため、ホテルを9時に出てALCI空港倉庫へ向かいました。
その後、ALCI事務所へ向かい他のメンバーと合流して
*気象観測ウェブセミナー
南極活動の安全性を高るための”南極気象研修”を
ドイツのアルフレッドウェゲナー極地海洋観測研究所、
南極トロル基地(ノルウェイ運営)、
ALCI事務所を結んでのビデオ研修に参加させていただきました。
その後、ALCI事務所で用意していただいた、
とてもおいしい昼食をいただいた後
南極航空網(DROMULAN)の搭乗前説明、諸注意を伝える、
プレフライトブリ-フィングを実施していただきました。
この航空機でノボラザレフスカヤ基地(ロシア)に向かいます。
ノボラザレフスカヤ基地(ロシア)でこの航空機に乗換えて昭和基地に向かいます。
出発は11/6(火)の予定です。
前日の天候判断で延期の可能性もあります。
自然相手なので自然にお任せるしかありません!