1月19~21日
昭和基地からしらせ搭載大型ヘリコプター
”CH”で約1時間の南極大陸内にあるボツンヌーテンへ。
この地は第一次隊が昭和基地から犬ぞりを使って移動、
初登頂した場所でもあります。
その山麓にテントを設営して、
重力/地震チームの野外観測のサポートに出かけました。
今回は、前衛峰のような通称”犬山”に
GPS観測機器を設営して、
24時間後にその機器を再び
回収するというオペレーションです。
10キロ近い機材を背負った隊員を
ロープでサポートしながら山頂をめざしました。
事前の情報も少なく、
毎年雪の付き方の変化が大きく
どんな装備で対応したらいいか
苦慮しましたが、、、
雪斜面のトラバース、
100mほどの雪壁、
100mの雪稜、
最後は50mのリッジと
スノーバーを打ち込んだり、
ロープを固定したり。
ハーケンを打ったりと
標高差300mのコンパクトな山で、
登ってみるととても変化に富んだ山でした。
おかげさまで、
機材の設置回収含め
3日間で3回この山に登ることができ、
雪山の醍醐味を久しぶりに楽しむこともできました。