5月27日
わたくしが住んでいる街は、サクランボの出荷量が日本一、他ににもリンゴ、ラ・フランス、もも、ぶどうと果樹産出額が全国第5位から『果樹王国ひがしね』と呼ばれている。http://www.higashine.com/
ガイド業が本格稼動するつかの間、今週は、(正確には7月初旬頃まで)山登りの仲間が経営している果樹縁(園)でリンゴの摘花作業をしていた。作業が遅れていて花が終わり小さな実にかわりはじめている、摘花は、花の中でも一番早く咲いた中心花を残して、その外側の花を摘み取るとても細やかな作業、“美味しいリンゴをつくる大切な作業”と頭では理解はできたのだが、大人5~7人ががかりで1日数本がやっとの気の遠くなるような作業。雨や曇り空の中、脚立に立ち、時間が経つのも忘れ毎日リンゴの木と向き合っていた。いつの間にか、自分が手をかけたリンゴの木にどのようなリンゴが熟すのかと心配するようになっていた。長年この街に住んでいたが果樹作業は全くの初体験、ようやく“果樹王国ひがしね”の住人になれたなと実感できたような一週間だった。
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18日 社)日本山岳ガイド協会総会・懇親会へ出席のため上京。新たにガイド資格を取得された方が3名、当会へ入会いただきました。そのうちの2名の方が懇親会に主席、今井副会長からガイド資格認定証の授与。おめでとうございます。
19日 社)日本山岳ガイド協会検定員机上研修のため、一日中、代々木・青少年センターで雪崩技術対策検定カリキュラムの見直し、中々捗らず閉塞かんにひとり落ちこみ、疲れました~。
20日 上野・松阪屋百貨店で開催されている、53回目をむかえる“夏山相談会”会場へ。今年はガイド協会の行事などと重なり全日程参加できそうになかったので欠席。もうひとりの担当者に相談をお願いしていたのですが、気になり挨拶をかねて会場へ。
とにかく、東京は暑いです。数日前まで雪山で滑っていた身にはこの暑さは堪えます。
5月12日~14日 飛騨山岳ガイド協会の島田 靖さんと月山・鳥海山を山スキー山行で楽しんでました。島田さんとは、文部科学省登山研修所、研修生、講師時代,通じ、お世話になった方です。
あいにくの天候でしたが、12日は当会ガイド仲間の経営する月山山麓のペンション“月山ポレポレファーム”に宿泊。
13日、月山では霧中のブナ森を滑り、そのまま鳥海山北面へ移動、祓川ヒュッテに泊まりました。
14日は蔵王、月山、鳥海山の山岳道路が降雪の為各地で通行止めという情報がながれているような天候でした。でも、祓川登山口は時折視界が開け、“登れるところまで・・・”とその雲間を縫うように、2時間30分超の快速登山で頂上にたつ事ができました。
頂上からは、二人で“標高差1000mの滑降”と“やま酔い”も含め35分楽しみ、無事の下山となりました。おかげさんで、島田さんも体で月山、鳥海山の雪、空気、大きさを感じ取られた様子、わたくしも何とか目的を達成することができホッと胸をなで下ろすことができました。
また、時折いただいたアドバイスは、程よい緊張感となりいい研修となりました、遠路、お越しいただきありがとうございました。ちなみに、麓の町に降りてみると土砂降りの雨でした。