この次期、やや日陰や湿った場所に、やたら蔓延る植物のひとつにドクダミが有る。
幼少期過ごした北陸の山村でも、嫌という程見掛けており、あの強烈な臭いと共に、花名は知っていたが、八重咲きのドクダミが有ることを知ったのは、つい数年前のことだった。
やはり散歩・ウオーキングの途中で撮ってきた写真の中に有り、最初半信半疑だったが、
ネット等で確認したところ、間違い無しで 目から鱗・・・だったものだ。
その後、注意してみると、あっちにも、こっちにも、有るは、有るは・・・・、
草花に疎い爺さん、いままで気が付かなかっただけの話だった。
今日、畑地の雑草取りをしたが、ドクダミも、びっしり。
刈っても、抜いても、あっという間に、再生、蔓延るドクダミ。
よく見れば、可愛らしい花を咲かせる植物だが、畑仕事には厄介な植物。
もうちょっと洒落た花名だったら、イメージも 多少は変わるだろうに・・・。
ドクダミ
八重咲きのドクダミ
ドクダミ
ドクダミ科、ドクダミ属、多年草、
別名 ドクダミ(毒痛み)、ジュウヤク(十薬)、ドクダメ(毒溜め)
「十薬」は 江戸時代の儒学者・本草学者貝原益軒の書「大和本草」に
「馬に与えると十種の薬の能ありとて十薬と号すと云う」と
書かれていることに由来している。
傷口、おでき等には葉をあぶって貼り、煎じて飲むと
風邪や便秘の治療、高血圧の予防等にも効果が有ると言われている。
原産地 東アジア(日本、朝鮮半島、中国等)
草丈 20cm~30cm
花色 白色、
白い花弁のように見えるのは総苞片(花を保護する葉)で、
棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。
白い総苞片は 4枚。総苞片が多数の八重咲きも有る。
開花期 5月~8月頃
花言葉 「野生」「白い追憶」
どくだみの 花のにほひを 思ふとき
青みて迫る 君がまなざし
北原白秋