長男、次男が まだ保育園、小学生だった頃、春、秋等の休日、よく家族で周辺の低山を歩き回っていたものだが、次男が小学生になった頃からは、一時期、每年、夏に、尾瀬や八ヶ岳、白馬等北アルプス等に出掛けるようになっていた。時間的余裕も、精神的余裕も、経済的余裕も無い自営業を続けていた時代ではあったが、せめて子供達の夏休みの思い出になれば・・との思いが有って、忙中敢えて閑を作り、強引にスケジュールに入れ、山へ向かっていたような気がする。息子達が巣立ってからも、夫婦で、ちょこっと山歩きを続けてはいたが、完全に仕事をやめてからは、後期高齢者、時間が有っても、気力体力減退、あの山もこの山も遠い思い出の山となってしまい、今となっては あの時、あの山へ、思い切って行ってて本当に良かった等とつくづく思うようになっている。以前、そんな山の思い出を備忘録としてブログにも書き込んだり、古い写真は、デジブックにしたりして懐かしんでいたが、デジブックが終了してしまったこともあり、改めて、少しづつ思い出しながら、過去の記事を、コピペ、リメイクしていこうと思っているところだ。(以上過去記事コピペ文)
その3 「旅行会社の強行日程格安バスツアーで訪れた伊吹山」
伊吹山は、「花の百名山」「植物の宝庫」「花の伊吹山」等と呼ばれており、一度は 訪れたいと思っていた山だったが、なかなかそのチャンスが無かった。すでに、「その内いつか・・」等と言ってられない年齢となっていた7年前、2014年8月に、急に思い立って、旅行会社の格安バスツアーに申し込みしたが、人気のコースであり、当然 キャンセル待ち、出発日直前にキャンセルが出て参加決定、なにわともあれスケジュールを調整して、強引に出掛けたものだった。
丁度、台風10号が、東シナ海から黄海へ、ノロノロと北上していた時期で、西日本や北日本等 全国各地で豪雨による被害が報じられており、岐阜県と滋賀県の県境の山、伊吹山も、悪天候を覚悟の上で出掛けたのだったが、幸運にも好天に恵まれた山旅だった。
観光ツアーではなく、登山・ハイクツアー、登山口から山頂までの標高差は 約1,100m、南斜面の登り一辺倒のコース、しかも ほとんどが草原状で日陰が無いため、真夏の炎天下では、かなりシンドイ山であることを事前に承知していたが、当日は、程よく雲が掛かって、風もそこそこ有り、最も好条件で登ることが出来た気がする。
コース・歩程等
三ノ宮神社・伊吹山登山口~一合目~二合目~三合目~四合目~五合目~六合目~七合目~八合目~九合目~伊吹山山頂~伊吹山ドライブウエイスカイテラス駐車場(標準歩行時間=約4時間15分)
前日宿泊の大垣駅前を、午前7時30分に出発、バスで 約1時間、伊吹山南麓の三ノ宮神社・伊吹山登山口に移動。
途中 関ヶ原附近から見えた伊吹山?
三ノ宮神社
午前8時50分、三ノ宮神社・伊吹山登山口(標高=220m)を出発。
一合目(標高=420m)・伊吹高原荘(民宿)
タカネナデシコ コオニユリ
五合目(標高=880m)、ベンチ、トイレ、山小屋、自動販売機有り
観光ツアーと勘違い?の参加者2名が脱落、タクシー手配等で
添乗員が右往左往、しばらく休憩。
高度が上がり、琵琶湖が一望出来るようになり・・、
関ヶ原方面を望む
六合目(標高=990m)、ジグザグ急登
メタカラコウ?
七合目(標高=1,080m)、ジグザグ急登
行導岩
八合目(標高=1,220m)、ジグザグ急登
メタカラコウの群落
シモツケソウ(下野草)
シュロソウ? クマガイソウ?
伊吹山山頂(標高=1,377m)
日本武尊像
琵琶湖一望、涼風、爽快。観光、行楽客で 賑わう山頂。
眼下に 伊吹山ドライブウエイスカイテラス駐車場とお花畑、
イブキトラノオ?
ルリトラノオ?
シモツケソウ(下野草)の群落
午後2時30分 伊吹山ドライブウエイスカイテラス駐車場(標高=1,260m)に到着。
途中で、脱落者が有ったが、タクシーで先回り合流、集合時間にやや遅れが出たような気がするが、全員そろい、バスに乗車、ウツラウツラしながら、長距離帰途に着いたのだった。
伊吹山ドライブウエイ
伊吹山も 遠い思い出の山となってしまっている。