プランタの底から流れ出したわずかな土と養分、
こんなところに生まれ、こんなところで花咲かせ・・・、
「将東遊題壁」 釋月性
男児立志出郷関
学若無成死不還
埋骨豈惟墳墓地
人間到処有青山
「まさに とうゆうせんとして へきにだいす」 しゃく げっしょう
だんじ こころざしをたてて きょうかんをいず
がく もしなるなくんば しすともかえらず
ほねをうずむるあにに ただふんぼのちのみならんや
じんかん いたるところ せいざんあり
江戸時代末期の僧、釋月性の詩、「将東遊題壁」の 一節。
「人間到る処青山有り」(にんげん いたるところ せいざんあり)
卒業、入学、入社、転勤・・、歓送迎会等で励ましの言葉としてよく使われる慣用句である。
意訳
「その気になれば、世の中どこでも 骨を埋める場所は有る。故郷だけが墳墓の地ではない。大望を達するためには 郷里を出て大いに活躍すべきである」