昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、使ったりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し(ブログ カテゴリー)「懐かしい故郷の方言」に 書き留め置くことにしている。
懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
「家族総出で作った吊るし柿(干し柿)」
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。
No.61 「やっさし」
「とっても」とか、「ものすごく」とかいう意味合いで、使っていたり、聞いていたような気がしている。
例えば
「キョウノテスト、ヤッサシ ムズカシカッタナーヤ」
(今日のテスト、ものすごく難しかったね)
「マックラダッタソイ、ヤッサシ オッカナカッタ」
(真っ暗でしたので とても怖かったです)
「コキツカワレテ、ヤッサシ、クタビレタワネ」
(こき使われて、大変 疲れましたよ)
これも不思議な言葉ですね。
わたしは今までつかった事、一度もねえよ。
「そい」は、実際、頻繁に使っていました。例えば、「こっちから 行くそい、待っててくんない」とか 「昼時だそい、帰るわね」とか。芋づる式に記憶が炙り出されてきます。昔は 峠を越えると、言葉も違うという感じだったのでしょうね。
コメントいただき有難うございます。