昭和50年、5月に開館した別子銅山記念館は半地下方式の建築物、つまり建物が地下に埋まった形で建てられている。
屋根全体が皐月で覆われていて、毎年5月には屋根が燃えるようなピンク色に染まる。
5月に入って、いつもの年より1週間ほど早く屋根がグリーンからピンクに変わり始め、サツキがほぼ満開になっている。屋根にピンクのじゅうたんを敷き詰めた格好だ。
日頃からよく手入れされていて、約1万本のサツキが咲き揃っている光景は圧巻だ。
元禄4年(1691年)の開坑から昭和48年(1973年)の閉山まで280年余りの銅山の歴史は、住友が一貫して経営した世界でも例のない銅山だったが、館内には歴史を物語る資料が展示されている。
ここ2〜3日好天に恵まれ、サツキの勢いが大変良いという事で、今月いっぱいは屋根がピンク一色で見頃だ。⇐(クリックで拡大)