地上波テレビがきょう、東日本大震災被災地の東北3県を除く44都道府県でデジタル放送に完全移行した。
1953年に始まったアナログ放送は正午で終了、60年近い歴史に終止符を打った。
地デジ化されたテレビは大きく変わりそうだ。
まず、データ放送・・・これまでアナログ放送では映像・音声のみの放送だったが、データ放送がプラスされ、簡単に天気予報をはじめ、文字ニュース、お知らせ、番組によっては選手名や記録など番組を補完する情報をその人の好みに応じて簡単に見ることが出来る。
映像や音声の高品質化・・・アナログテレビ放送だと、どうしても映像にゴーストと呼ばれる陰のようなものが出てしまったりして、鮮明で花あ買ったが、これからはそのような心配がなくなる。しかも音声がクリアになりノイズが少なくなり、私のうちはシステムを入れていないが、5.1チャンネルサラウンドで、臨場感溢れる音楽やスポーツが楽しめる。
番組表で簡単選局・・・地デジテレビには機種によっても違うが、『番組表』ボタンを押すと簡単な番組解説が付いた先々の番組表を見て、視聴予約やビデオデッキ、HDD内蔵のテレビだと簡単な録画予約まで出来る。また、番組内容や出演者を見たいときなど大変便利だ。
その他、地デジのメリットは沢山あるが、使わないでこれまでのアナログ受信機と同じように高音質・高画質で視聴も当然できる。
高いお金を出して買った大画面のテレビを見るだけではもったいない。せっかくだから、文字放送や番組案内などを楽しみながら、テレビを視聴すると楽しみも倍増まで行かなくても、面白くなる。
また、インターネット回線に繋ぐと番組によっては双方向性の番組視聴も出来るようになり、実にいろいろな新しい体験が出来るはずだ。
これまでは、放送局の一方的な番組づくりだったが、今後どんどん地上デジタル放送を意識した双方向の番組が増加してくると期待している。放送局には、デジタル放送ならではのコンテンツ制作に努めていただきたいものだ。
ただ、下記のような困った現象も起きている。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/postseven-20110723-26544/1.htm (NEWSポストセブン)
また、沖縄では 『県内の地デジ未対応世帯数を「1万~2万」と推測。米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市では米軍機飛行に伴う地デジの受信障害が続くなど課題も残されている』(琉球新報)という一方的に地デジ化を進めた国にも早急な対策を願いたいものだ。