17日間のアスリートの祭典『東京五輪2020』が8日夜の閉会式で終了した。
新型コロナの感染者数がどんどん拡大する中で、開会式同様長く感じる、イベントが盛り沢山のフィナーレとなった。
開会式と同じく無観客での開催だったがテレビ画面からは何もかも盛り込み、"これも、あれも、それも・・・"という欲張りな演出だったと感じた。
省エネ、倹約などは一切考えず、コロナ禍の感染抑制といったポリシーは全く見られない贅沢な閉会式で、私には感動を与えるものは少なかった。
ただ、佐藤健作さんが和太鼓を響かせ、アオイヤマダさんの鎮魂の舞披露、宝塚歌劇団の君が代合唱は日本的な演出として心に残った。また、古関裕而さん作曲のオリンピックマーチが演奏され、57年前の開会式を思い出し、ひとり懐かしんでいた。
ネット上では「なんかつまらない」「何をしたいのかわからない」といった開会式と比較する声もあったという記事も掲載されていたが私もまったくその通りだ。
オリンピックが閉会した関東地方を台風10号が、台風9号は九州から四国・中国地方を襲う気配が強くなり、さきほどから強い大雨が激しく降っている。9日未明にかけ、大雨と強風で大きな被害が出ないことを願うばかりだ。