秋の香りのひとつに、『キンモクセイ』の芳香が挙げられる。
毎年、9月末には、どこからともなくキンモクセイの香りが秋風とともに自宅に届く。
窓を開けると、いつもの年だと9月末から10月初めには独特の香りが漂って来ていたが、去年はコロナ禍の影響が出たのだろうか?1か月近く遅れた。今年は嬉しいことに、ほぼ平年並みの開花だ。
どの程度咲いているのだろうか?気になって出掛けてみた。ツバキやサザンカなど、多くの木を植えている庭に1本キンモクセイの木があり、近くに行くと香りが漂ってきた。そんなに多くの花が開花していないのに。木の側に寄ってみると、強い香りが臭覚を刺激した。
もう少し黄色い花をたくさん咲かせている木はないだろうかと探した。そんなに大きな木ではないが、ブロック塀沿いに沢山の花をつけたキンモクセイに出会うことが出来た。
キンモクセイが咲き始めると"秋"を連想できる。
漸く、暑かった夏を忘れられる季節がやって来た。うれしい秋到来の報せが訪れた。