岩波書店 1988年
ムージルという作家をぼくはしらなかった。いや、今で
さえ、知らないと言っていいだろう。前半のムージルの
作品「トンカ」についてはおもしろくて、よくわかった
つもりになっていたが、後半、一気にむつかしくなった。
ぼくはついていけず、古井氏は独走状態、ぼくはひとり
のこされ、結局、わからなかった。ムージルという人と
エッセイズムについての話なのだが、ちんぷんかんぷん。
肝心のエロスまでたどり着けなかった。けど、こういう
のって、頭の良しあしなんおだろうか、とも思う。
むしろ、頭が抽象的にできていないと書けない気がするん
だがね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます