古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

日記・ボクの音楽武者修行  小澤征爾

2022-06-19 22:13:35 | 本の紹介

先日、インスタで阿川弘之氏の旧居を映した写真をあげたのだが、

 

そのときに、阿川提督といつものように書いたら、父が噛みつい

 

てきて、めっちゃ批判してきた。いや、そうなんだ、なんか、いや

 

な思いさせた人もいるかもしれん、と思うと、インスタも続けるのが

 

怖くなってきたので、しばらく、休むことにした。けど、このグー

 

ブログは老齢の父も見ていないことだし、やっていきたいと思っている。

 

まあ、そういうことがあったので、更新はしばらく、なかったという

 

わけです。

 

じゃあ、気を取り直して、小澤征爾氏の感想を書いていきましょう

 

かね。

 

ぼくは小澤氏というのは昔よくあるボンボンなのかと思っていた。

 

とても貧しい家の出と聞いてびっくりした。その小澤氏が26歳の

 

ときに書かれた本だが、その背景やなんかはもちろん古びているが

 

作品としてはまったく衰えていない。文章がとても巧く、こんな、

 

軽くて、洒脱なものを書ける人はいまの時代には稀有だ。一読、

 

翻訳もののケルアックものとか、と思えるほど軽妙だ。さすが若い

 

ときに欧米にじかに触れているだけあって、感性がとてもポップさ

 

に溢れている。

 

東京の都市がアメリカの都市に似ている、とか、オーケストラのその国

 

に対する批評眼はさすがと言わざるを得ない。読んでいる時期、読書ロ

 

スになっていたのだが、乱暴に引かれた傍線が最後になって続々と出て

 

きて閉口した。けど、二、三日読まないで分かったのだが、やはり、

 

ぼくは活字が好きなのだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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