クラシカル・サスペンス・アクション
★何度見てもすごい50本より★
* * * * * * * *
午前十時の映画祭・・・という企画をご存じでしょうか。
全国の映画ファン投票をもとに、
1950~70年を中心とする映画の黄金時代に生まれた数々の作品の中から、50本を厳選し、
全国25の映画館で連続上映するという企画です。
その50本、詳しくはこちらをご覧くださいね・・・。
→「午前十時の映画祭~何度見てもすごい50本~」
これを見ると、私も見ている物は多いですが、
かなり以前に見てほとんど覚えていないものとか、
このブログで紹介していないものなどもありますので、
とりあえず、この50本制覇を目指そうと思います。
毎週映画館に通うのが一番ですが、
新作を見るヒマが無くなってしまいますので、
たぶんほとんどDVDレンタルということになると思いますが・・・。
それに、1本1000円は安いですが、レンタルよりはやっぱり相当高い・・・!!
* * * * * * * *
ということで、まえふりが長くなりましたが、
とりあえず「北北西に進路を取れ」を
この『何度見てもすごい50本』の一環として、見てみました。
ニューヨークで広告会社を経営するロジャー(ケイリー・グラント)。
あるときキャプランという男に間違えられ、事件に巻き込まれてゆきます。
殺人犯として警察に追われ、キャプランとして謎の組織に追われ・・・。
謎の美女イーブ(エバ・マリー・セイント)に逃走を助けられ、
ロマンスも芽生えつつ、
スリルとサスペンスに満ちた逃走劇。
ニューヨーク→シカゴ→サウスダコタのラシュモア山へと舞台を移しながら、
彼はこのもつれた糸の真相を探っていきます。
さて、ヒッチコック作品でも、人気の高いこの作品。
でも、どうなのでしょう。
たぶん当時は相当スピーディでハラハラドキドキさせられる、
そういう作品だったのだろうと思います。
けれど、今時の映画を見慣れている人なら、ずいぶんスローペースに感じるはず・・・。
これは仕方ありませんね。
おそらく、この作品がこういうサスペンスアクションの始まりだったのではないでしょうか。
それがどんどん進化していって、今のような作品群がある。
だからこれは歴史的価値があるのだけれど、
今の若い人に受け入れられるかと言えば、どうも心許ない。
歴然とクラシックの渋みを味わうということになりましょう。
ちょっと好きだったのは、
見渡す限り畑、道路が一筋あるだけのところで、ロジャーがただ一人何者かが現れるのを待っている。
そこへ突然現れたのは軽飛行機で、空から彼を狙ってくる。
飛行機はロジャーへの狙いを誤って、たまたま通りがかったトラックに突っ込み炎上。
また、ラスト近く、ラシュモア山のワシントンなどの巨大彫刻像の並ぶ絶壁での追走劇。
最大の見せ場ですよね。
そう、たしかに、今の感覚で言えばややスピーディさには欠けるけれども、
こうして結構印象に残っています。
ダンディーなおじさまと美女のロマンス。
その恋の虚実もまた、サスペンスの一つ。
ところで、「北北西に進路を取れ」・・・、
こんなセリフどこかにあったかしらん???と悩んでしまったのですが、
どうもこれは先に題名だけ決めてしまったから、こうなっただけ、というのが真相のようです。
元々は、アラスカを舞台にするつもりだったとかで・・・。
1959年/アメリカ/137分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ケイリー・グラント、エバ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン
★何度見てもすごい50本より★
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午前十時の映画祭・・・という企画をご存じでしょうか。
全国の映画ファン投票をもとに、
1950~70年を中心とする映画の黄金時代に生まれた数々の作品の中から、50本を厳選し、
全国25の映画館で連続上映するという企画です。
その50本、詳しくはこちらをご覧くださいね・・・。
→「午前十時の映画祭~何度見てもすごい50本~」
これを見ると、私も見ている物は多いですが、
かなり以前に見てほとんど覚えていないものとか、
このブログで紹介していないものなどもありますので、
とりあえず、この50本制覇を目指そうと思います。
毎週映画館に通うのが一番ですが、
新作を見るヒマが無くなってしまいますので、
たぶんほとんどDVDレンタルということになると思いますが・・・。
それに、1本1000円は安いですが、レンタルよりはやっぱり相当高い・・・!!
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ということで、まえふりが長くなりましたが、
とりあえず「北北西に進路を取れ」を
この『何度見てもすごい50本』の一環として、見てみました。
ニューヨークで広告会社を経営するロジャー(ケイリー・グラント)。
あるときキャプランという男に間違えられ、事件に巻き込まれてゆきます。
殺人犯として警察に追われ、キャプランとして謎の組織に追われ・・・。
謎の美女イーブ(エバ・マリー・セイント)に逃走を助けられ、
ロマンスも芽生えつつ、
スリルとサスペンスに満ちた逃走劇。
ニューヨーク→シカゴ→サウスダコタのラシュモア山へと舞台を移しながら、
彼はこのもつれた糸の真相を探っていきます。
さて、ヒッチコック作品でも、人気の高いこの作品。
でも、どうなのでしょう。
たぶん当時は相当スピーディでハラハラドキドキさせられる、
そういう作品だったのだろうと思います。
けれど、今時の映画を見慣れている人なら、ずいぶんスローペースに感じるはず・・・。
これは仕方ありませんね。
おそらく、この作品がこういうサスペンスアクションの始まりだったのではないでしょうか。
それがどんどん進化していって、今のような作品群がある。
だからこれは歴史的価値があるのだけれど、
今の若い人に受け入れられるかと言えば、どうも心許ない。
歴然とクラシックの渋みを味わうということになりましょう。
ちょっと好きだったのは、
見渡す限り畑、道路が一筋あるだけのところで、ロジャーがただ一人何者かが現れるのを待っている。
そこへ突然現れたのは軽飛行機で、空から彼を狙ってくる。
飛行機はロジャーへの狙いを誤って、たまたま通りがかったトラックに突っ込み炎上。
また、ラスト近く、ラシュモア山のワシントンなどの巨大彫刻像の並ぶ絶壁での追走劇。
最大の見せ場ですよね。
そう、たしかに、今の感覚で言えばややスピーディさには欠けるけれども、
こうして結構印象に残っています。
ダンディーなおじさまと美女のロマンス。
その恋の虚実もまた、サスペンスの一つ。
ところで、「北北西に進路を取れ」・・・、
こんなセリフどこかにあったかしらん???と悩んでしまったのですが、
どうもこれは先に題名だけ決めてしまったから、こうなっただけ、というのが真相のようです。
元々は、アラスカを舞台にするつもりだったとかで・・・。
1959年/アメリカ/137分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ケイリー・グラント、エバ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン
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