周りに目をつぶって成り立つグリーン・ゾーン

* * * * * * * *
イラクにて、大量破壊兵器の所在を突き止める任務に就いた米軍兵士ミラー(マット・デイモン)。
しかし、次第にそもそもの情報の信頼性に疑問を抱くようになります。
CIAのブラウンと独自の調査にあたることになるのですが・・・・・・・・・
破壊された街中で、さらに繰り広げられる銃撃戦。
手持ちカメラでの臨場感もたっぷりですが、やや、揺れが大きすぎてつかれた・・・。
イラクの大量破壊兵器保持・・・この戦争の発端の話であるはずなのに、
その信憑性は極めて乏しい・・・というのはもはやほとんど周知の事実。
だから、そう驚くようなストーリーではないのですが、
ミラーの真実を追究しようとする真摯な態度に魅せられてしまうのです。
普通、兵士は単なる駒。
上官の言葉には疑問を挟まず実行するのみ。
そういうものです。
けれど、自分の身を危険にさらしても真実を突き止めようとする。
その孤高の有り様はボーンシリーズにも似て、マット・デイモンを引き立てますよねえ・・・。
男性は軍服を着ると2~3割男が上がります・・・。
(われながら普段の言動にあるまじき感想だなあ・・・。)

まあ、大量兵器があるにしても無いにしても、
それはアメリカ人の勝手な思いなんですよ。
そんなところへ、この作品には自治を願う一人のイラク人青年が登場します。
ひたすら状況を「見る」役割の彼の存在は光っています。
こういう人物を配したところに、まだ救いはありそうです。
グリーン・ゾーンとは、かつてのフセイン宮殿中に敷かれたアメリカの拠点。
安全地帯です。
そこに一歩踏み込めば、リゾート地なみののどかさ、賑やかさ。
外では今も爆撃・銃撃が続いているというのに・・・。
その中の人々は本気で外を見ようとしない。
いったい何のための戦争なのか。
誰のための戦争なのか。
原点に返って、また考えてみたいモノです。
2010年/アメリカ/114分
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーンソン、イエミー・ライアム

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イラクにて、大量破壊兵器の所在を突き止める任務に就いた米軍兵士ミラー(マット・デイモン)。
しかし、次第にそもそもの情報の信頼性に疑問を抱くようになります。
CIAのブラウンと独自の調査にあたることになるのですが・・・・・・・・・
破壊された街中で、さらに繰り広げられる銃撃戦。
手持ちカメラでの臨場感もたっぷりですが、やや、揺れが大きすぎてつかれた・・・。
イラクの大量破壊兵器保持・・・この戦争の発端の話であるはずなのに、
その信憑性は極めて乏しい・・・というのはもはやほとんど周知の事実。
だから、そう驚くようなストーリーではないのですが、
ミラーの真実を追究しようとする真摯な態度に魅せられてしまうのです。
普通、兵士は単なる駒。
上官の言葉には疑問を挟まず実行するのみ。
そういうものです。
けれど、自分の身を危険にさらしても真実を突き止めようとする。
その孤高の有り様はボーンシリーズにも似て、マット・デイモンを引き立てますよねえ・・・。
男性は軍服を着ると2~3割男が上がります・・・。
(われながら普段の言動にあるまじき感想だなあ・・・。)

まあ、大量兵器があるにしても無いにしても、
それはアメリカ人の勝手な思いなんですよ。
そんなところへ、この作品には自治を願う一人のイラク人青年が登場します。
ひたすら状況を「見る」役割の彼の存在は光っています。
こういう人物を配したところに、まだ救いはありそうです。
グリーン・ゾーンとは、かつてのフセイン宮殿中に敷かれたアメリカの拠点。
安全地帯です。
そこに一歩踏み込めば、リゾート地なみののどかさ、賑やかさ。
外では今も爆撃・銃撃が続いているというのに・・・。
その中の人々は本気で外を見ようとしない。
いったい何のための戦争なのか。
誰のための戦争なのか。
原点に返って、また考えてみたいモノです。
2010年/アメリカ/114分
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーンソン、イエミー・ライアム