この過激さを、開き直って楽しみましょう

* * * * * * * *
パリのアメリカ大使館に勤務するリース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は
若き優秀な外交官。
しかし、実はCIAの新米職員でもある。
カッコいいエージェントになるのが夢。
CIA本家からやってきたベテラン、凄腕のワックス(ジョン・トラボルタ)と組んで、
ある捜査をすることになるんですね。
しかし、このトラボルタがすごい。
スキンヘッドで、目的のためには手段を選ばない超過激な男。
ははあ・・・とうとうここまで来ましたか、このおぢさんは・・・。
でもねえ、ここまでやられるともう文句のつけようもなく、
エンタメとして楽しめてしまいますね。
24時間で26人を殺してしまう・・・。
疾走する車の窓から身を乗り出してバズーカ砲を構える・・・。
口よりも先にピストルの玉が出る・・・。

「ダーティーハリー」のキャラハン刑事は
よく過激なことをやり過ぎて上司からにらまれていましたが、
このワックスに至っては、上司もほとんど容認。
成果が上がればそれでよし・・・って、そんなばかな~。
フランス人目線で見たアメリカ人気質って感じでしょうか。
まあ、この粗野で過激な男ワックスと、繊細なインテリ、リースのコンビが
なかなか組み合わせとして楽しいのです。
リースは、人を殺すために銃を撃つことができず、
あこがれていたCIAの仕事にも自信がなくなってくるのですが、
意外にも、単に粗野と思ったワックスは結構面倒見よく、
さらりと励ましたりするんですよ。
うん。わるくないぞ、スキンヘッドおぢさん!

捜査の前半、ずっとリースが麻薬の入った大きな花瓶を抱えて歩くんです。
なんでいちいち持って歩くのか、
車に置いてくればいいのに~
・・・と、半ばあきれながら見ていると、
一応、その意味はあるんです。
やれやれ、それにしても、ご苦労様なことで・・・。
ストーリーは麻薬密売で資金を得ているテロ集団の捜査に映っていくのですが、
信じがたくて、切ない結末も待っています。

どちらかというと私は普段あまり見ないタイプの作品ではあるのですが、
あまりの過激さに、人が死にすぎる・・・などと抗議する気力も失せて、
開き直って楽しめてしまうのでした。
2010/フランス/95分
監督:ピエール・モレル
制作:リック・ベッソン、インディア・オズボーン
出演:ジョン・トラボルタ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、エリック・ゴードン、リチャード・ダーデン、カシア・スムトゥニア

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パリのアメリカ大使館に勤務するリース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は
若き優秀な外交官。
しかし、実はCIAの新米職員でもある。
カッコいいエージェントになるのが夢。
CIA本家からやってきたベテラン、凄腕のワックス(ジョン・トラボルタ)と組んで、
ある捜査をすることになるんですね。
しかし、このトラボルタがすごい。
スキンヘッドで、目的のためには手段を選ばない超過激な男。
ははあ・・・とうとうここまで来ましたか、このおぢさんは・・・。
でもねえ、ここまでやられるともう文句のつけようもなく、
エンタメとして楽しめてしまいますね。
24時間で26人を殺してしまう・・・。
疾走する車の窓から身を乗り出してバズーカ砲を構える・・・。
口よりも先にピストルの玉が出る・・・。

「ダーティーハリー」のキャラハン刑事は
よく過激なことをやり過ぎて上司からにらまれていましたが、
このワックスに至っては、上司もほとんど容認。
成果が上がればそれでよし・・・って、そんなばかな~。
フランス人目線で見たアメリカ人気質って感じでしょうか。
まあ、この粗野で過激な男ワックスと、繊細なインテリ、リースのコンビが
なかなか組み合わせとして楽しいのです。
リースは、人を殺すために銃を撃つことができず、
あこがれていたCIAの仕事にも自信がなくなってくるのですが、
意外にも、単に粗野と思ったワックスは結構面倒見よく、
さらりと励ましたりするんですよ。
うん。わるくないぞ、スキンヘッドおぢさん!

捜査の前半、ずっとリースが麻薬の入った大きな花瓶を抱えて歩くんです。
なんでいちいち持って歩くのか、
車に置いてくればいいのに~
・・・と、半ばあきれながら見ていると、
一応、その意味はあるんです。
やれやれ、それにしても、ご苦労様なことで・・・。
ストーリーは麻薬密売で資金を得ているテロ集団の捜査に映っていくのですが、
信じがたくて、切ない結末も待っています。

どちらかというと私は普段あまり見ないタイプの作品ではあるのですが、
あまりの過激さに、人が死にすぎる・・・などと抗議する気力も失せて、
開き直って楽しめてしまうのでした。
2010/フランス/95分
監督:ピエール・モレル
制作:リック・ベッソン、インディア・オズボーン
出演:ジョン・トラボルタ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、エリック・ゴードン、リチャード・ダーデン、カシア・スムトゥニア