ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ダッシュ!で稲刈り

2016-10-05 10:59:33 | 農業

 久しぶりで2日続けて晴れの予報!勘弁してくれよ!それが土曜、日曜だなんて。土曜日は、コント大会の仕込み、リハーサル、日曜は本番。どうして農作業できないときに晴れるんだよ。雨の中、稲刈り、頑張ったじゃないか。びしょ濡れの稲束、拾い上げては、水をふるい落とし、杭に掛けたじゃないか。せめて、せめてあと半日、空いた時間にお天気恵んでくれないか。残りは、もち米と黒米の2枚、それぞれ2畝ずつなんだから。

 爽やかな秋空を横目に見ながら、プラザへ。9時から仕込み開始だ。おっ、置農演劇部が手伝ってくれるってぇ?そりゃ助かる、大いに助かる。今年の置農演劇部、男部活になっていいて、逞しい奴らがうじゃうじゃいるからね。ロビーに舞台と客席設えるとなると、平台から箱足から開き足、必要なものは全部舞台から運ばにゃならんから。力自慢の高校生男子は大歓迎だ。

 ロビーの特設舞台、もう何度も経験してるから団員たちも手慣れたもの、ナオミの指示のもと、どんどん設置作業が進み、舞台も客席もすべて完成が11時。お見事!てことは、とんぼ返りすれば、稲刈りできるかも?家まで30分、着替えして稲杭とか鎌とかヒモとか準備して10分、バインダートラックに積み込んで田んぼまで5分、角刈り5分、2枚の田刈り取りに40分、杭立てて稲束集めに15分、杭掛けに30分、後片付けに15分、よしっ、作業は2時間で終了する!はず。戻りに30分で、計3時間、他団体が入る2時には戻ってこれる、はず。残る人たちに声かけて、さっそく車に飛び乗った。

 分刻みのスケジュール、機械さえ順調に動いてくれれば上手く行く。頼むぜ、バインダー。焦る気持ちを抑えに抑えて、結束部の分解掃除。ここに紐が絡まると、爪に挟まった紐を引っ張り出すの15分は取られてしまう。ナットを外し、結束部の中枢部分を点検して刈り取り部もすべてきれいにした。さっ、移動して刈り取り開始だ。

 小さい田なので、敢えてぐるぐる回らず刈っては戻り、行っては帰りでスピードアップ。よしよし、機械の調子はこれまでになく快調そのもの。見込み時間の40分はオーバーしたものの50分で刈り終えた。杭を立てて、あっ、しまった!穴あけ機械忘れて来た。やっぱりなぁ、忘れ物すんなよ、って声掛けしてたのに・・・仕方ない、トラックで全速力で戻り、探す、も、ない!そうか、そうか、お借りしてるAさんも稲刈りなんだな、とすれば、昔ながらの手作業で。幸い、杭を立てるあぜ道、硬い地盤にも突き当らず深くまでぐいっと刺せた。ラッキー!走り回って稲束を集め、息つく暇なく杭掛けして、撤収。

 うぉーっ、30分超過!仕方なし、汗拭きもほどほどにプラザに直行。

 着いてみれば、リハーサルも順調に進んでいた。そりゃ、そうだ。僕がいなくちゃ始まらない時代なんてとっくの昔に過ぎ去っているんだよ。やることは、みんな十分理解している。任せておけば大丈夫。ちょっと拍子抜けだが、世の中そういうものなんだ。仕事は着実に引き継がれていく。慌てるこたぁなかった。とは言ってもなぁ、一人呑気に農作業してるわけにもいかんしなぁ。

 

 

コメント
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