ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

よくぞ集めた20000人!水戸黄門漫遊マラソン

2016-10-31 10:53:18 | ランニング

 最初の大会でしょ、よくぞ、これだけの参加者集めたもんだよなぁ!

 担当者、準備に準備を重ね、あらゆる方面に手を回し、足を延ばして取り組んできたんだろう。まずは、そのもの凄い努力に敬意だな。発足の年っていうと、どうしても上からの命令一下、やらされ仕事でとりあえず協力、って感じが付きまとうもんだけど、市民も自分の大会として大いに楽しみつつ応援していた。そいつは、私設エードの多さからわかったね。クッキー、チョコレート、キャンデー、籠を差し出す市民の多かったこと。中にはコールドスプレー持って、ランナーのケアを担ってくれたグループも幾つもあった。でも、これは大会事務局で準備すべきもんだと思うけどね。

 市内の各企業も総動員って感じ、土曜日なのにね。あの人たち代休とか時間外手当とかもらえたんだろうか?ちょっと心配にもなったけど、それぞれの事業所からもランナーが走っていたようで、やっぱり身近な人が出てれば、応援も熱が入るよ。中には、スーツ姿で走ってる上役さんもいて盛んに声援を受けていた。これは新しい形の仮装ランナーだな。さすが、30キロ過ぎでは相当バテてたので、追い抜きながら、頑張れ重役!って声掛けたけど、表情は引きつったままだった。市内の経済団体のバックアップはかなりのもんだったって感じた。きっと、この大会を地域活性化の一つの足掛かりにしたいって思いが強いんたじゃないかな。

 応援もほぼ途切れることなく続いていたから、できるだけ声に応えたり、子どもたちとはハイタッチとかするようにしたんだけど、さすがに、こちらのスタミナ不安もあったから、道路の中央を走ることも多かった。ごめん。こうやって、たくさんの人たちに励まされて走るランナーって幸せだな、って思う。大会によっちゃ、レースなんて邪魔者扱いで、交通規制に食ってかかってるドライバーなんかも見て来てるからね。今回の町総出の応援は本当にうれしい。応援に来た人たち、特に子どもたちが、この経験から走る側に移ってくれないとも限らないから、もっと、ランナーの方も声援に応えるといいと思うんだけど、ランナーって意外と冷たいよね。まっ、走るので精いっぱいってとこはあるけど。

 ここまでは、感謝の言葉だ。さすがに最初でなおかつこれほど大きくなってしまうと、いろいろと不都合は出ていた。その一番のクレームは、トイレ!これは参加者全部が感じたろうな。このブログにも、「水戸マラソン トイレ不足」って検索で入ってきた人いたくらいだから。まず、絶対数が少ない。しかも荷物預かり所とスタート近くに分けたこと。大混雑で、結局トイレ待ちで、スタートに間に合わなかった人が随分いた。これ、悔しいって言うか、やりきれない気分だよね。

 実は春開催の古河フルマラソンでも同じ事態があったんだ。当然、そのトラブルを視察してたはずだから、同じ過ちを繰り返さないで欲しかった。それと、トイレ待ちの列作りが、完全に参加者任せで、これが、スターチ近くのコンビニ駐車場トイレでは最後尾がどこなのかも判然せず、苛立ちが募った。これはゴールしてからだけど、記録証発行も勝手に並べ、で人の流れがスムーズじゃなかった。フル走った後に行列で待たされるのはかなり辛い。その分、荷物預かりは、スムーズに行っていた。ただし、男子更衣室の体育館は人の流れから外れていたし、表示も指示も少なかった。結局多くの人が外で着替えてた。まっ、あれだけの人の流れを事前に予測して対応するって相当の企画力がいるよね。次回に期待だね。 

 トイレの不足はコース中も同じ。たまらずにコンビニ飛び込む人とか、藪の中に消える人なんかも、かなりいた。そんな恥ずかしい思いさせるって、これはかなりの反省もんだよ。僕はうまく奥まったトイレ見つけたからよかったけど、そこはまるで標識なし。普段からほったらかされていたトイレみたいで、女の人など、一瞬たじろいでたね。マラソンオリエンテーリングよろしくトイレスポット探しかよ、って笑っちまった。

 給水やエードでは、もっとテーブルを道路にそって長く設置して、カップも固めて置かずに、距離を置いて並べる。それも水やスポーツドリンクは6割程度入れる、なんてしてくれると走りながら取るランナーには好都合だなぁ。中学生なんか一所懸命やってくれてたけど、2段重ねで水を準備するって、だれが指導したんだか、取る方は取りにくいよね。幸い終始曇空、気温も上がらず必要はなかったからよかったけど、冷水スポンジは必需品だ、もし天気予報とおり晴れていたら、かなり過酷な事態になったろうな。ここらあたりもゲストランナーはぜひ指導してほしいもんだ。お飾りじゃダメだよ、マラソンで食ってるんだから。

 エードはバナナと饅頭。うーん、贅沢言うなら、水戸ならではのご当地エイドが欲しいよね。もっとも、納豆出されても困るけど。たしか名物の梅の銘菓あったんじゃないの。あれ出せば、きっと帰り際お土産に買っていく人多かったと思うなぁ。そうそう、山形市まるごとマラソンじゃ、佐藤屋さんがのし梅出してたもの。ああ、干し梅干し、あれは良かった。美味しいし、塩分補給にもなるからって、二か所目の干し梅干しエードステーションでは、欲張って5個も取ってしまった。2個は口に頬張り、3個はポケットに押し込んでお持ち帰り。レース後のお土産でももらえて、とても嬉しかった。私設エードでチョコレート出してくれるの、できれば安物は勘弁してほしい。融点が高く、口の中で溶けないのよ。つい差し出す小さい手にほだされて、1個口に入れて、いやぁぁぁ、苦労した。結局噛み砕いて無理やり飲み込んだ。私設エードにまで事務局のアドバイスが行くようになれば、これは最高だけどね。

 街のど真ん中にスタート・ゴール両地点を置いたところに、功罪ともにあり、ってとこかな。まず、あんな中心地を走れるって気持ちいいし、何より駅まで歩いて10分足らずてのは最高だ。シャトルバス移動てのがけっこううんざりするんでね。お陰で、ゴールの1時間後には列車に乗って、夜遅くならぬうちに帰り着くことができた。でも、なんせ狭い!準備会場も狭い。スタート地点も狭い。それがトイレの不足その他の不都合を生み出していた。コースはほぼ平坦で、街中あり郊外あり、観光名所ありで楽しめた?って言えるほどゆとりはなかったけど。最後のトンネル、急坂もご愛敬だ。走り終えれば、結構いい思い出に残ると思う、千波湖1周とともにね。

 ああだこうだ言いたい放題言って来たけど、全体としは、ともかく接待したい!気持ちよく走って欲しいって気もぢが溢れていたから、大会としては◎評価だな。メダルまでもらっちゃって、お世話になりました。もっとも、この肯定的気分は、僕自身好記録だせたからかもしれないけどね。

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