ステージおきたま

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チケット売れ行き好調!シニア5期生公演『生前葬につき』

2016-10-24 09:10:10 | シニア演劇

 チケット、売れ行き好調だ。メンバーたち競って売り歩いて、すでに150枚を売り上げている。一番の稼ぎ頭は長老、すでに100枚の大台を超え、昨日は囲碁の大会でも売って来るって気合いの入りようだ。えっ、それちょっと無理あるんじゃないですか、喜多方の人たちに売りつけるって、なんて心配はどこ吹く風、なーに、大峠超えてくれば50分、大丈夫、大丈夫って、いや、見に来るのは買わされる方なんだから。でも、彼の気迫に冬直前の峠越えを決意してしまう人もきっと出てくるに違いない。

 職場の飲み会にチケット持ち込んで、酔いが回った頃合いを見計らって、次々に売り込んで、20枚!なんて人も。これまた凄い!近々研修旅行があるからその場で捌くってさらにチケットを追加入手した人、きっと上手く行くことだろう。こんな積極派につられて、販売に尻込みしてた人も、頑張っている。

 これまでだと、演劇に出るってことが恥ずかしかったり、本番での自分の出来に不安を感じたりで、なかなか声掛けられないって人が多かった。家族にさえ売れない、いやそれ以前に出ることを話していない、なんて人さえいた。これじゃ売れるわけない。もちろん、例外もあって、3期生のNさんなどは150枚を売り上げて記録ホルダーとなっている。が、それはNさんの人徳。ただ、彼女が言っていたのは、その時の芝居、自分は上手くないけど共演者は素晴らしい、とても面白い舞台になるって思ったから、安心して誘えたってことだった。

 そういうことなんだ。自分に自信、それも持てればいいけど、作品の素晴らしさに確信持てるってことが一番なんだと思う。詰まらねえ舞台だ、なんて陰で思っていたら売れっこない。面白いからぜひ見てよ、こうでなくっちゃ。その点、今回の『生前葬につき』は出演者たちが、台本、演出、指導に納得してくれてるってことだ。作者、指導者としては嬉しい限りだ。

 まず、テーマがタイムリーだったな。今、葬儀の在り方についていろんな考え方が出て来て、かなりの混乱状況にある。ある意味、過渡期と言っていいのかもしれない。これまでのほぼ確立された儀式の在り方から、家族の意向、当人の意識、地域社会や親戚の在り方等、大きな曲がり角に来ている。葬儀だけじゃない。埋葬についてもここにきて多様化の波が押し寄せている。そろそろ考えとかなくっちゃ、って思いの団塊世代は多いはず。従来の形式的な葬儀に違和感を感じている人たちには、生前葬?うん、いいかもしれない、できないかもしれないが、どんなもんか、覗いておこうか、こういった興味が、チケットの売れ行きを支えているのだと思う。

 それと、チラシの斬新さ!以前にも上げたが、もう一度アップしよう。

 この浮世絵風の図柄、どこかコミカルで、題材の深刻さを大いに裏切っている。まじに葬儀についてあれこれ聞かされるのは、ちと骨だが、この雰囲気なら、笑って楽しめそうじゃないか、ってことだと思う。ストーリーの奇抜さも予感させてるしね。

 このチラシ持って、自信満々売り歩けばチケットだって売れるってもんだよ。新潟や福島からもチケット予約が入ってるってことだし。さあさあ、どんどん売ってホール満席にして、大いに楽しんでもらおうじゃないか。おっと、そのためには、稽古だよ、稽古。

 

 

コメント
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