悩んでいる。
稲刈りどうする?
春先の予定じゃ、9月中にさっさと終わして、心置きなく菜の花座公演へ、ってことだった。でも、さっさとスルーされちまった夏、いや、その前の人迷惑な曇天続き、稲の育ちもぐずぐず足踏み、こりゃ、10月まで待つか?腹を括って、舞台に専念、のつもり、だったんだ。
ところがだ。ほれ、この有様だ。
うわーっ、なんじゃ、倒れてんじゃないか!穂の先なんか水に浸かりそう!えっ、どうして?どうして?大風が吹いたわけじゃないのに。道路から見渡せない奥の方だったから、さっぱり気付かなかった。取り残しの雑草、ヤナギタデ?取りに入って初めて発見!
こりゃヤバいよ、まずは、まずは、水を抜く。たとえこれ以上倒れても、穂が水漬けにならんように。
この倒伏部分、田面が低くなっていて、とろとろ土が深いんだ。きっと、底の硬い心土まで根を張れなかったんだろう、他はしっかり立ってるから。来年は、田植え前に田の土を移動させて高低差を縮めないといけないな。なんて、先のことはどうでもいいんだよ。この倒れた稲をどうするか、だよ。
この状態じゃとても10月までは待てないか?この田んぼだけでも済ますか?かと言って、9月中は神さんが介護出張から戻らないしなぁ。うーん、どうする?
残る選択肢は、二つ、諦めて10月まで目をつぶる、か、一人で稲刈りを決行するか、だ。まっ、小さな田んぼだから、やってやれないことはない。去年だって、もっと大きな田んぼ、8割方一人で済ませた。体力も気力もまだまだ十分だ、が、どどーっと稲刈り済ませて、夜は稽古!これはさすがに辛い。集中力、とても持たんだろう。だが、このまま放っておくのも、・・・
で、悩んでいる。
決められないでいる。
うーん、仕方ない、とりあえず、周囲の畔草を刈りに行くとしようか。