菜の花座9月公演『ニャン婆と時之助』、ネコダンス3曲中2曲、振り付け終わった。あと1曲、これは来週にお預け。とりあえず「嗚呼、素晴らしきニャン生」と「猫中毒」の2曲を完成しちまわないと。
ダンス早めに仕上げて、演技に集中?違う、違う!そんなゆとりなんぞ、あるわけないだろ。明々後日、敬老会のアトラクションで踊るためなのさ。ダンスで幕開けて、手品に歌に安来節に民話一人芝居と団員の持ち芸を並べて、最後の締めは、コント『見守りパッパー』、菜の花座総ざらいの1時間だ。公演前の忙しい時期だけど、地域のお呼びにゃ応えなくっちゃね。
だったらこれ幸いと、ダンス完成しちまおうぜ。衣装もしっかり着けて、本番と同じにしてさ。衣装の映え具合もチェックしたいしね。ネコだけど、人間風、ってどう考えたらいいのよ?悩みに悩んで役者たち、何度も何度も、とっかえひっかえ衣装の候補持ち込んで来た。かなり厳しくダメだししたからなぁ、ダメ、それイマイチ、って首の振り続け。自分の持ち物で済まそうと思うな!古着屋行け!手作りしろ!ってガンガン言ったから、その甲斐あって、9匹中6匹は満足できる仕上がりになった。
ただし、上の写真、中央の二人は未だ却下!中。さらに衣装探しが続く。
初めて古着屋行ったとか、自分で縫ってみたとか、新しい試みに挑戦する団員も出てきて、ようやく、人任せから脱却してきた、よしよし。この他に、ラストの葬式シーンなんかも、とてもセンスのいい喪服マントが出来上がった。ネコ耳やネコの手は小道具名人Fさん製作だから、これは当然最高の仕上がり。
やっぱり舞台は衣装や装置や道具、こういったものが見栄えするもんじゃなくっちゃ。
公演直前に出前舞台?なんて首傾げ渋い顔のメンバーもいたが、こうやって追い込むことで気持ちも乗り、動きも切れ味を増していくもんなんだよ。火事場のクソ力じゃないが、人間切羽詰まると、思ってもみない能力があふれ出て来るものなんだ。時間足りねぇ!って焦りも稽古に緊迫感を与えるはずだ。残った時間、2倍にも3倍にも膨らませて、本番に向かっていこうじゃないか。