筋向かいのお隣さんが、って言っても100メートルも先だけど、畑のトウモロコシを片づけていた。やられた!全部。この喰われ方は熊じゃない、ハクビシンだ。もう来年は作らねえ!そうそう、うちもやられたんだよ、そうか、ハクビシンなのか。実をきれいにそぎ取るように喰われてたもの。
1週間ほどまえに襲撃された我が家、幸い被害は半分だったので、さっそく防御網を補修、これ以上喰われてなるもんか!と万全の体制を整えた。と言っても、ネットを張りなおしてくれたのは神さん。こういう仕事は彼女の方が数段上手なんだ。僕はどうもずぼらで適当だから、ここはお願いして仕事にあたってもらった。
その甲斐あって、残った10数本から10本ほど収穫できた。アブラムシが着いたまま放っておいたことと、この品種やけに同じ個所から穂が何本も出て、本命の1本もあまり大きくはなっていなかったが、まずは貴重な収穫だ。さっそく茹でて、かぶりつく。
未熟かな?と思ったらどうしてどうして、あまみたっぷり、歯ごたえしっかり、旨いトウモロコシにようやくたどり着いた。3年越しだものねぇ、感慨ひとしおってもんだ。
残りはすべて実を削り落して冷凍だ。
一所懸命、育て割には少ない実入りだが、まず、これで何回かコーンスプも飲めるだろう。筋向いさんのように、来年はもう作らねえ、とまでは行かずに済んで良かった。
今年の教訓をしっかり生かして、来年こそ、ハクビシンの鼻の下を明かしてやるぞ。