ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

そうそう、大豆、唐箕にかけなくっちゃ!

2020-12-11 09:10:18 | 畑仕事

 なにもかも終わって、すっきりのんびり!冬ごもりを楽しもうぜ。

 おっと、まだ一つ仕事が残ってた。大豆、脱穀したまんまだった。

 畑から茎、枝がらみ引っこ抜いてきた大豆、ここから豆をはじき出すのが、脱穀。そいつぁすでに終わった。黄色大豆は3袋、青豆2袋、黒と茶がそれぞれ1袋、小屋の隅に押っ付けられてる。これでもう大豆は作業終了だろう?って。

 なんのなんの、袋の中は豆なんだか、ゴミなんだか。一緒に篩った土やら殻やら葉っぱやら大量に混ざってる。ごみの中に豆が埋もれてる、って言った方がいいくらいだ。ここか豆を救い出す。それが唐箕かけ。

 昔は箕って笊の親分みたいな奴で、何度も空中に投げ上げちゃ風でゴミを飛ばして選分けていた、風選ってやつな。今だって、途上国の農民たちはそうしてる。が、我が家じゃ唐箕だ。唐の箕、ってことだから、きっとお隣り中国から伝わった農機具なんだろ。回転羽で風を送って軽い殻や埃を飛ばし、重たい豆は下に落ちるって構造。電動なんで、ただ脱穀済の豆ゴミ混交物を流し込むだけで済む。

 が、一回通せば、きれいに豆だけ!ってわけにゃいかない。

 最初はこんな状態だからな、土は一緒に落ちて来るし、殻も未練がましくついて来る。さらに2回、唐箕通しをしても、まだまだだぜ。仕方ない、面倒だが、2種類の網目の篩で、土を除き、殻を取り去る。ここまでやって、やっとどうにか豆!になって、脱穀終了ってことになる。

 これを4種類について、別々にやらにゃならん、うーん、なんとも手間だぜぇ。混じっちまえば、後で1粒1粒のハンドピッキングが大変なことになるからな、慎重に。きれいになった大豆を再度袋に戻して、やれやれ、これで保存できる。

 青大豆や黒豆は正月のお節に、黄色大豆は春先、味噌になる。茶豆は、ご飯に炊きこめば、赤飯になるし、豚肉や大根と煮てもとても美味しい。まだまだ使い道はたくさんあるんだろう。6月の種蒔きから補植、土寄せ、中耕、除草、そして収穫、脱穀、唐箕かけ、ずいぶんな手間暇かけて、今、ここだ。大切に食べて行かんなねて。 

コメント (2)
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