じわり、じわりと雪融けが進んでる。
冬の間、西風が吹きつのったせいかな、道路に面した西側は早くも土が現れて、冬をじっと耐え雑草たちも青々と息を吹き返しつつある。東に行くほど積雪は深く、まだしばらくは融けそうもない。そこらに堆肥積んであるんだぜぇ、参ったな。
一区画でもいいから耕して菜っ葉類を播きたいんだけど。堆肥、掘りだしてまでは、ちょっとねぇ。それに風も強くてトンネルのビニール吹き飛ばされそうだし、あとしばらくの辛抱だな。
ほれ。その合間をつなぐ董立ち野菜たち、待ってろすぐに立派に育つから、って自信満々だから。さすがに茎たち、雪の中でも新芽を育んでいたんだな。
待ちかねたように黄色い新芽を突き出すネギ。そろそろ、保存ものも腐り始めてきたし、うまい具合に引き継げそうだ。しばらくはこれら春待ち董立ち野菜で新鮮な食卓を保てるな。
おっと、キャベツの取り残しもネズミにやられず生き延びた。さっそく取り込んで、外葉をきれいに落とした。見事なリリーフ役だぜ、ありがとう。
その次に来るのが、これから播く菜っ葉類ってことだ。明後日にゃ耕して種まきできるんじゃないか。
ハウスのビニール張りももうすぐだし、桃の苗木も移植しなくっちゃ。
畑を何度となく見回る日々がまたやって来た。