ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

野の花可憐!野の花無惨!

2021-05-31 17:44:54 | 畑仕事

 田植え、一段落したら、畑が待ってた。

 今週中に大豆の種蒔き、来週には里芋の植え付けだ。先に耕したの1カ月前だからなぁ、早くも雑草も復活だぜ。豆播き権兵衛が機嫌よく働けるように、トラクターで耕耘しておかにゃならん。播いた種の発芽後、雑草に負けないようにって意味も大きい。

 トラクター乗り入れる前に畑の周囲、草刈りしておかにゃね。田んぼと同じ、耕したり代、掻いたりする前に周りはきれいにする、これ農作業の当たり前。

 まず道路際から草刈り開始。

 雨多いからねぇ、草も生き生き溌剌、元気にうっそうだぜ。以前はこの季節、晴天続きで畑カラカラってことが普通だったが、温暖化の影響、歴然!降っちゃ晴、晴ちゃ降るの日々で、田植え時の水不足なんて、はるか昔の、水争い?ああ、そんなこともあったねぇ、って思い出に収まっちまた。お陰で、タマネギとか水やりなんて手間もまるでいらない。作物たちもみなすくすく育ってる。

 で、雑草も負けるもんかの勢いだ。藪や休耕田沿いは、このまま収穫できんもんか?ってほど健やかに伸び広がっている。見れば、野の花たちも今や輝きの時とばかりに咲き誇っている。

 一瞬、刈らずに?なぁんて思いもよらない。君たちも必死で生きてる、こっちも畑作りに精いっぱいなんだ。遠慮会釈なく刈り倒させてもらうぜ。

 でも、可憐だなぁ!艶やかだなぁ!美しい!せめて、写真くらい撮ってあげようか。刈り刃の回転を落として、ポケットからデジカメ取り出し、パチリ。

さっ、記念は残した。刈らせてもらおう。と、数メートル、またまた、愛おしい姿!

よしっ、わかった。君も撮ろう。

 おっと、クルミもすでに実を着けてた。

 畑一周のうちにシャッター押すこと、10回近く。最後は、道路の端に健気に咲いたピンクのクローバ!

 大丈夫、君らの命は絶対引き継がれるからね。除草剤で根絶やし、なんて横暴なことしないから。それが、罪作りな人間のせめてもの謙虚さってものだぜ。

コメント
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