早い、早すぎるよ、もう梅雨入りだなんて。ここ数日、雨降り続き、畑の野菜や果樹たちは、ヤッターって喜んでぐぐっと葉を広げてるけどね。今も土砂降り、この先もずっと雨!っておいおい、まだ5月半ばだぜ、五月晴れの季節だぜ、田植え日和の頃だぜ!早いってぇの!
できれば爽やかな青空の下で、気持ちよく田植えと行きたいところなのにぃぃ。待てど暮らせど、天気回復の予兆はなし。やるしかないだろ、田植え。苗は待ってちゃくれないんだから。土砂降りならともかく、しとしとぴっちゃん、なら決行だ。今日だって平場の田んぼ、雨合羽着て田植え機動かしてたものな。まったく、やれやれだよな。
雨でもやる、って決めたら、水出さなくっちゃ。
まずは地下水利用の大きな田2枚だ。さぁぁて、すんなり水上がって来るかな?畑の井戸なんて、数十回も差し水してやっと、水が寄って来たものな。数日前までの晴天乾燥の影響で、地下じゃ水枯れ起きてるかもしれない。
10リットルポリタン2本満タン、それに5リットル如雨露、水汲み込んで、いざ、ポンプ始動!
あらっ?!なんと2回目の差し水でどっどと湧き出て来たぜ。
なんとなぁ、ここ二三日の雨のお陰だな、きっと。よしよし、その調子で田んぼにもどんどん溜まってくれよ。溜まりやすい1.3反の田は明日代掻きしたいからさぁ。家の前の1反部は水の勢いが足りないのか、出してるだけじゃ端まで届かない。これは一度、二度、トラクターで水を引っ張ってやって、仕上がりは明後日。
堰の水利用の小さな田7枚は明日水を出す。これだけ降ったから、水路にはたっぷり流れてるし、小さいからすぐに溜まる。で、代掻きしてもすぐになくなる。なので、1日遅く水を出す。こうやって、一枚一枚、田んぼの性格、水の供給によって微妙に作業をずらして行く。その間、畔の草刈りをし、代掻き終われば畔波シートを畦際に差し込んで漏水防止の手立て、高低差を均したり、浮いてくる芥を掬い取ったり、もう、明日延ばしにゃ出来ない。
苗の準備あるしな。ぎりのぎりまで自家製有機液肥を追肥して、田植え前日にはプールから上げて余分の水分切り、根っこ周りの土を固める。おっと、田植えのご機嫌伺いもしておかねば・・・
そう、水を入れ始めれば、すべては一気に動き出す。田植え機作業終わり、我が家定番の補植という名の半田植えが終わる8日後まで、これが我が家の田植え農繁期だぜ。