この冬、101歳の母親を送って、神さん、俄然、畑仕事に復帰!これまで一手に引き受けていた畑の方も、手が多くなって楽になった。
ただ、夫婦揃って、自分に自信、仕切りたがりの人間なので、畑仕事のあれこれ、主張がぶつかり合うことも多い。肥料のやり方、畦間、株間の広さなど、大したことじゃなくても、それぞれ譲れない。喧嘩となって、ふくれっ面を背け合う。と、なれば、作業を棲み分けするしかない。
この際だ、野菜作りは任せよう。苗の提供と畑の耕耘は担当するも、植える場所も植える本数も、植え方もどうぞご随意に!トウモロコシも、直播で、っと言われれば、へぇぇぇい、仰せのままに。カボチャの株間は1間半、うーん、広すぎるけどいいですとも。
ある意味、あくまである点で、几帳面なので、荒れていたイチゴの畑もすっきりきれいに整備してくれたし、タマネギもこまめに草取りしてくれるので、生き生き元気だ。果樹では、ブルーベリーへの思いが強く、春先にはピートモスを大量に株元に振りまいて、雑草除去も怠りなく、わらマルチも、株回りばかりか、圃場全体に敷き詰める念の入れ方だ。こまでやってもらえば、今年は豊作間違いなしだろな。
が、隣りの区画、桃、栗、梅、アーモンドなんかはまったく手を付けない。どうやらこれらはこっちの担当って認識らしい。どういう理屈なのかはさっぱりわからない。継母の心境なのか?ブルーベリーは自分の子、その他の果樹は亭主の連れ子?って感覚なのか?草刈りもしてもらえずの放ったらかし。
その差別待遇、そりゃあんまりだ。ならいいさ、、桃、栗グループはしっかり面倒見てやるぜ。
雑草を刈り、株の回り、やや離れてぐるりと堆肥を散布、その上に敷き藁どっさり!
さっ、どうだ、これで君らもいじけず育てるよな。頑張って実をつけるようになれよ。ついでに緩衝地帯にある柿にも同じに処遇した。堆肥を撒く時期じゃないんだろうが、まっ、ことは勢いだ。鋤きこんだわけじゃないから、大丈夫だろう。周囲が微生物ふんだんのふっくら土壌になってくれれば、何年か先の実りに効いてくるだろうさ。
ほれ、これで果樹園全体、藁マルチで覆われたぜ。落ち葉が降り積もった森と同じ環境だ。これが土にも果樹にもいいのさ。