ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ええい、キャベツ掘るぞ!

2020-12-20 09:46:48 | 畑仕事

 そりゃあ、そろそろ来いよ、初雪、て、待ってたよ。2年続けて雪なし地面むき出しの冬なんてお断りってね。だからって、これはないぜ!2日間で50センチ強、降り過ぎだってぇ、まだ12月だぜ。それも、一晩雨に変わったものの、またまたチラチラ、ここ数日は降雪間違いなし!っていいから、予報屋さんそんなとこ断言してくれなくたって。

 雪に埋もれたキャベツ、大変だよなぁ、掘り上げるの。このまま1メートルとかつもり続けたら、もはやお手上げ、ネズミたちの冬期間貯蔵食料になっちまうぜ。うーん、傷が深く、いや、積雪が深くならないうちに掘っちまうか?待てよ、来週には天気好転、暖気到来って予報も聞こえてくるぞ。そこまで待っても遅くはないんじゃないか?

 うーん、うじうじ思い迷ってるな!天気回復したって、この積雪が減ることはないぞ。延ばしたところで、雪掘りは避けられない。行くぞっ、キャベツ、待ってろよ、今救出してやるからな。ほらほら、さぁーっと晴れ間も覗いてきたじゃないか。

 必要な用具は、除雪用ショベル、包丁、それとスノーダンプだ。雪の畑や道路じゃ一輪車は無力だからな。スノーダンプを用途転用、運搬器具として使おう。畑一面分厚く覆った雪、キャベツどこだかわかるかぁぁ?おお、このわずかに盛り上がった下だぜ、きっと。キャベツを傷つけないように、周辺部分と思われるところにザクッと一刺し。ほぉれ、見えたぜ、キャベツの外葉。さらに周囲の雪を丁寧に掘り上げて、おおっ!出現じゃぁ、雪中キャベツ。

 1個発見できれば、あとはこの並びを掘って行けばいいわけだ。

 あらら、晴れたと思ったら、また雪が吹きつけ始めた。まっ、そんなもんだよな、真冬に突入したんだから、気まぐれのお日さんに騙されちゃいけない。続行、続行!

 指先凍えそうになりながらも、だ黙々と掘り進む。途中プラショベルがべきッ、って嫌な音をたてたが、今さら選手交代はなし、ガンバレショベル。小さいものなど、盛り上がりがなく見逃しそう。そろそろとスコップを差し込んで探索、なっ、見っけ!畝の端まで行ったから、多分、これですべて掘り当てたはずだ。そうだ、隣りの畝にも数個残ってたはずだ。あったあった!運び出しやすいように数か所にまとめる。

 そうそう、取り残しの白菜も結球してたはず。これも掘り出して、この畝の端っこにはカリフラワーも残っていたはず、これも忘れない。

 運搬にゃスノーダンプの出番だ。一輪車のように山盛り積み上げて運ぶって無理だから、1回10個程度乗せて、そろりそろりと引いて行く。除雪車が押っ付けた雪の壁を乗り越え、道路の端を慎重に辿って、小屋まで運ぶ。3回繰り返してすべて運び終えた。虫食いだらけの外葉は落として、結球部分だけ新聞紙にくるんで保存するのだが、体冷え切ったし、キャベツも雪を纏ってる。本日はここまで、小屋の一隅に積み上げて、終わりとした。

 最後の気がかり、雪中キャベツの収穫も終えられた。これでもう、畑とは春まで、おさらばだぜ。

 あっ、正月の雑煮用、菜っ葉を採っておくの忘れた!やれやれ、もう一度だな、雪掘りは。

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