昨日、町芸文祭で上演したコント2本のうちの一本「気まぐれ介護士、したたか爺」の台本をアップしよう。コント台本の需要は結構多い。先日も「詐欺にご用心」を上演したいとのメールがきた。讃岐って言うから四国だね。讃岐弁に書き直して上演するって話だ。うれしいね。この「気まぐれ介護士、したたか爺」はちょっぴりブラックだから、あまり人気はないかな。でも、意外と今の時代を切り取っているのかも知れないって気もする。まずは、お読みください。
気まぐれ介護士、
したたか爺
作・河原俊雄
爺さん・・・・・・・・・・・佐藤雄太朗
女(介護士)・・・・・・・・・渡部(畠山)絵美
女、車いすの爺さんを押してやってくる。
女 はい、ここいいわねぇ、お日様あたって。ひなたぼっこ。はあーい、ほっかほかの中華まん。
爺さん ちと、まぶしいなあ。下げてくれんか。
女、車いすを少し後ろに引く。
女 これでどうかなぁ?ぬっくぬくの釜揚げうどん。
爺さん ああ、下げすぎじゃ。
女 ええっ?顔は日陰に入ったよ。
爺さん ここまで、ここまでは日向ぼっこしたいんじゃ。ちょこと前に。
と、不自由な手で鼻から下を指し示す。
女 どうして?いいじゃないこれで。
爺さん いいや、ダメじゃ。口は温かくしてやらんとな。滑らかにしゃべれなくなる。
女 いいじゃない、それくらいしゃべれれば。それ以上しゃべると、憎まれ爺になっちゃうよ。
爺さん な、なんだ!憎まれ爺って!
女 だからさぁ、年寄りはめんごくないとさ、相手にしてもらえないよ。こんなことされちゃうかもしれないんだから。
と、車いすを高速一回転させる。
爺さん 寄せ!お、おい、寄せ!
女 わかったぁ?
爺さん こういう介護士がいるから、口は達者にしておかねばならんのじゃ。今度やったら理事長に話すからな。ほら、ちょこっと前に出せ。
女 はいはい。ちょこっとちょこっとチョコレート。
と、椅子を後ろに傾ける。
爺さん こ、こら、何をする!ひっくりかえるぞ!
女 ああ、ごめーーん!ちょこっと力いれすぎちゃったぁ!
椅子の前輪をどしんと落として。
女 これでいいかなぁ?
爺さん うわっ!わざとやりおったな?
女 わざとだなんてぇぇ!めんごいめんごいお爺ちゃんにいじわるなんてするわけないじゃない。さっ、ここでしばらくお昼寝してね。
女、去りかける。
爺さん お、おい。飯はまだか?
女 お昼寝終わったら。
女、去りかける。
爺さん お、おい。暑い!上着を脱がせろ。
女 自分で脱げば、・・・
爺さん (大声で)理事長!理事、・・・
女 わかった。わかったから大声ださないの。
女、近付いてセーターを脱がせる。と、中にはショッキングピンクのTシャツ。女、唖然とする。
女 わっ!
爺さん ちょっと地味かな?
女 (横を向いて)色気違い!
爺さん うん?なんか言ったか?色、なんとか。
女 色、色、色鮮やかでお爺ちゃんにぴったり!
爺さん そうか、そうか。歳相応のもの着ないとな、呆けてくるから。
女 歳相応!!!だよねえ、似合ってる、似合ってる。(おざなりに)
爺さん 嬉しいこと言ってくれるなぁ。よし、ご褒美やろう、何がいい?
女 本当?じゃあ、金!金!お金!!カネローニ!
爺さん 偉い!!お金、はいらない!
女 ちょっと!勝手に語尾付けるな!
爺さん それじゃぁ無欲なあんたに、・・・
女 無欲じゃないから。
爺さん これを上げよう。ほれ、宝くじ10枚。
女 わぁぁぁ!ありがとう!お爺ちゃん素敵!そのピンクシャツもかっこいい!!
爺さん それ、一等5千万円が出た売り場で買ったんだ。きっと当たると思うぞ。
女 5千万円当たったら、ピンクシャツ100枚買って上げる。
爺さん おお、嬉しいな。よし、チームTシャツにしよう。
女 チームTシャツ?
爺さん そう!老人ホームの入所者全員に配ってな。
女 わっ!爺さん、婆さんみんなピンクシャツ!!おえーっ!
爺さん おお、そうじゃ、そろそろ抽選の日がくるのではないか?
女 ああ、(宝くじを見て)書いてある、書いてある。えーっと、11月4日、今日じゃない!
爺さん なんと、今日か!急げ!
女 うん。
と、走りかけるが、気付いて、
女 でも、・・平成14年11月4日!平成14年って、10年前!!
爺さん そうなるかなぁ。早いもんじゃ、わしがここに入る時買ったんじゃ。記念に。
女 記念って!
爺さん 当たっておるかもしれんぞ。
女 当たってたってダメなの。賞金の支払い期限は1年間って書いてある。
爺さん そうか。でも年代ものじゃ。今に値が出る。大事にしなさい。
女 ばかばかしい!
と、宝くじを破りかけるが、チャイムがなる。気を取り直してポケットにしまう。
女 (独り言)ああ、もう嫌だぁ、食事時間。昼寝させて休憩しようって思ってたのに。おしゃべり爺め!
爺さん ほらほら食事の時間じゃ。急いげや、急いげ!
女、配膳テーブルを取りに行く。
爺さん まだですかぁ。メシはまだですかぁ。おまんままだですかぁ。ごはんまだですかぁ。お食事まだですかぁ。夕餉はまだですかぁ。御膳はまだですかぁ。ごちはまだですかぁ。まだですかぁ。まだですかぁ。
最後は歌のように。女配膳ワゴンを押して出てくる。
女 わかったから!もう、うるさいんだから。はい、前掛けして!
と、乱暴によだれかけを掛け紐を締めるが、閉めすぎて、
爺さん ひぃぃぃっ!苦しいぃぃぃぃ!
女 はいはい、文句は言わない。よい子は我慢。
爺さん 理事、・・・
と、大声を上げかけるが、女また締め上げる。
女 食べたくないのかなぁぁぁ?
爺さん 食べたい。
女 でしょぉぉぉ。じゃおとなしくするの!わかったら返事!!
爺さん はい。
女 食事には弱いのよねぇ?返事!
爺さん はい。
女 それじゃ何から食べるかなぁ。
爺さん まずはみそ汁が、・・・
女 ごはんにしよう。ごはん、白米、銀しゃり、まんま。
と、ごはんをスプーンで爺さんの口に運ぶ。口に入る寸前、女の携帯がなる。スプーンを器に戻し、携帯を取り出す。彼氏からの電話だ。
女 ちょっと待ってね。「はぁぁぁぁい。ああタケシィィィ、・・・・・まだ終わらないのぉぉぉ。爺さんにエサやったら勤務終了。まだ、入ったばかりだから、早退なんてできないよぉぉ。」
爺さん お、おい。メシ。メシ。
女 「ちょっと、待ってて。」うるさいなぁ、電話中でしょ。
爺さん メシは?メシはどうした?
女、スプーンいっぱいのごはんを爺さんの口に突っ込む。目を白黒させて口いっぱいのご飯に悪戦苦闘する爺さん。
女 「あっ、ごめんねぇぇぇ。・・・・新しい職場?うーーーーん、微妙。・・・・・色気違いの口うるさい爺さんが受け持ち。」
爺さん くっ、くっ、苦しい!喉に、喉に!
女 「待って。エサ喉につかえたみたい。」ほら、みそ汁!
と、お椀のみそ汁を爺さんの口に流し込む。むせかえる爺さん。
女 「あっ、大丈夫。今、みそ汁流し込んだから。・・・・ええーっ、遅くなるのぉぉぉぉ?すぐ、会えるって思ってたのにぃぃぃ。」
爺さん 卵焼き!
女、携帯をかけながら、箸に突き刺した卵焼きを爺さんの口に運ぼうとするが、携帯に夢中なので、なかなか口に命中しない。卵焼きは爺さんの顔のあちこちを直撃する。ようやく口にたどり着いたと思えば、また、ぐいっと喉の奥まで差し込まれる。さらに二切れ目の卵焼きが爺さんの眼前を旋回する。
女 「お爺ちゃんのお見舞い?・・・・老人ホーム入ってるの?・・・へえ、そうなんだぁぁ。・・・・優しいね、タケシは。・・・うーん、優しいよぉぉ。・・・そうだ、私もお爺ちゃんのお見舞い付いてっちゃおうかな。そうすればタケシに早く会えるし、・・・・どこなのお爺ちゃんの老人ホーム?・・・ええーっ!!それってもしかして、ここ?!・・・それ、今あたしが働いてるとこだよ。・・・すごいすごい!ね、ねっ!どのお爺ちゃんかなぁぁ?タケシのお爺ちゃんだから、優しくて、かっこいいお爺ちゃんだよね。・・・えっ?変わってる?・・・誰にでも昔の宝くじ上げる?・・・ピンクのTシャツが大好き!!!ああっ、お、お、お爺ちゃん、・・いや、こっちのお爺ちゃん。・・ああ、焼き魚食べたいって。・・・そう。・・そう。箸で食べさせてあげるから、ちょっと、携帯切るね。うん、・・・ああ、最初の約束の場所で待ってるから。・・・ああ、ゆっくり来たら、きっと今食事中だから。ゆっくりね。ゆっくり。じゃあ。」
と、女携帯を切る。丁寧に魚の身をほぐして、
女 はあぁぁぁい、お口あけてくださいよぉぉ。骨はみーんな、取っちゃいましたからね。次はお漬け物ですよねぇぇ。あたし、お爺ちゃんの好物みーんな知ってるからぁぁぁ。あっ、お茶、お茶飲みますぅぅぅ?あっ、肩凝ってるよねぇ、肩もみもみしちゃいまぁぁぁす。
女、うって変わった親切さで食事させる中、幕。
気まぐれ介護士、
したたか爺
作・河原俊雄
爺さん・・・・・・・・・・・佐藤雄太朗
女(介護士)・・・・・・・・・渡部(畠山)絵美
女、車いすの爺さんを押してやってくる。
女 はい、ここいいわねぇ、お日様あたって。ひなたぼっこ。はあーい、ほっかほかの中華まん。
爺さん ちと、まぶしいなあ。下げてくれんか。
女、車いすを少し後ろに引く。
女 これでどうかなぁ?ぬっくぬくの釜揚げうどん。
爺さん ああ、下げすぎじゃ。
女 ええっ?顔は日陰に入ったよ。
爺さん ここまで、ここまでは日向ぼっこしたいんじゃ。ちょこと前に。
と、不自由な手で鼻から下を指し示す。
女 どうして?いいじゃないこれで。
爺さん いいや、ダメじゃ。口は温かくしてやらんとな。滑らかにしゃべれなくなる。
女 いいじゃない、それくらいしゃべれれば。それ以上しゃべると、憎まれ爺になっちゃうよ。
爺さん な、なんだ!憎まれ爺って!
女 だからさぁ、年寄りはめんごくないとさ、相手にしてもらえないよ。こんなことされちゃうかもしれないんだから。
と、車いすを高速一回転させる。
爺さん 寄せ!お、おい、寄せ!
女 わかったぁ?
爺さん こういう介護士がいるから、口は達者にしておかねばならんのじゃ。今度やったら理事長に話すからな。ほら、ちょこっと前に出せ。
女 はいはい。ちょこっとちょこっとチョコレート。
と、椅子を後ろに傾ける。
爺さん こ、こら、何をする!ひっくりかえるぞ!
女 ああ、ごめーーん!ちょこっと力いれすぎちゃったぁ!
椅子の前輪をどしんと落として。
女 これでいいかなぁ?
爺さん うわっ!わざとやりおったな?
女 わざとだなんてぇぇ!めんごいめんごいお爺ちゃんにいじわるなんてするわけないじゃない。さっ、ここでしばらくお昼寝してね。
女、去りかける。
爺さん お、おい。飯はまだか?
女 お昼寝終わったら。
女、去りかける。
爺さん お、おい。暑い!上着を脱がせろ。
女 自分で脱げば、・・・
爺さん (大声で)理事長!理事、・・・
女 わかった。わかったから大声ださないの。
女、近付いてセーターを脱がせる。と、中にはショッキングピンクのTシャツ。女、唖然とする。
女 わっ!
爺さん ちょっと地味かな?
女 (横を向いて)色気違い!
爺さん うん?なんか言ったか?色、なんとか。
女 色、色、色鮮やかでお爺ちゃんにぴったり!
爺さん そうか、そうか。歳相応のもの着ないとな、呆けてくるから。
女 歳相応!!!だよねえ、似合ってる、似合ってる。(おざなりに)
爺さん 嬉しいこと言ってくれるなぁ。よし、ご褒美やろう、何がいい?
女 本当?じゃあ、金!金!お金!!カネローニ!
爺さん 偉い!!お金、はいらない!
女 ちょっと!勝手に語尾付けるな!
爺さん それじゃぁ無欲なあんたに、・・・
女 無欲じゃないから。
爺さん これを上げよう。ほれ、宝くじ10枚。
女 わぁぁぁ!ありがとう!お爺ちゃん素敵!そのピンクシャツもかっこいい!!
爺さん それ、一等5千万円が出た売り場で買ったんだ。きっと当たると思うぞ。
女 5千万円当たったら、ピンクシャツ100枚買って上げる。
爺さん おお、嬉しいな。よし、チームTシャツにしよう。
女 チームTシャツ?
爺さん そう!老人ホームの入所者全員に配ってな。
女 わっ!爺さん、婆さんみんなピンクシャツ!!おえーっ!
爺さん おお、そうじゃ、そろそろ抽選の日がくるのではないか?
女 ああ、(宝くじを見て)書いてある、書いてある。えーっと、11月4日、今日じゃない!
爺さん なんと、今日か!急げ!
女 うん。
と、走りかけるが、気付いて、
女 でも、・・平成14年11月4日!平成14年って、10年前!!
爺さん そうなるかなぁ。早いもんじゃ、わしがここに入る時買ったんじゃ。記念に。
女 記念って!
爺さん 当たっておるかもしれんぞ。
女 当たってたってダメなの。賞金の支払い期限は1年間って書いてある。
爺さん そうか。でも年代ものじゃ。今に値が出る。大事にしなさい。
女 ばかばかしい!
と、宝くじを破りかけるが、チャイムがなる。気を取り直してポケットにしまう。
女 (独り言)ああ、もう嫌だぁ、食事時間。昼寝させて休憩しようって思ってたのに。おしゃべり爺め!
爺さん ほらほら食事の時間じゃ。急いげや、急いげ!
女、配膳テーブルを取りに行く。
爺さん まだですかぁ。メシはまだですかぁ。おまんままだですかぁ。ごはんまだですかぁ。お食事まだですかぁ。夕餉はまだですかぁ。御膳はまだですかぁ。ごちはまだですかぁ。まだですかぁ。まだですかぁ。
最後は歌のように。女配膳ワゴンを押して出てくる。
女 わかったから!もう、うるさいんだから。はい、前掛けして!
と、乱暴によだれかけを掛け紐を締めるが、閉めすぎて、
爺さん ひぃぃぃっ!苦しいぃぃぃぃ!
女 はいはい、文句は言わない。よい子は我慢。
爺さん 理事、・・・
と、大声を上げかけるが、女また締め上げる。
女 食べたくないのかなぁぁぁ?
爺さん 食べたい。
女 でしょぉぉぉ。じゃおとなしくするの!わかったら返事!!
爺さん はい。
女 食事には弱いのよねぇ?返事!
爺さん はい。
女 それじゃ何から食べるかなぁ。
爺さん まずはみそ汁が、・・・
女 ごはんにしよう。ごはん、白米、銀しゃり、まんま。
と、ごはんをスプーンで爺さんの口に運ぶ。口に入る寸前、女の携帯がなる。スプーンを器に戻し、携帯を取り出す。彼氏からの電話だ。
女 ちょっと待ってね。「はぁぁぁぁい。ああタケシィィィ、・・・・・まだ終わらないのぉぉぉ。爺さんにエサやったら勤務終了。まだ、入ったばかりだから、早退なんてできないよぉぉ。」
爺さん お、おい。メシ。メシ。
女 「ちょっと、待ってて。」うるさいなぁ、電話中でしょ。
爺さん メシは?メシはどうした?
女、スプーンいっぱいのごはんを爺さんの口に突っ込む。目を白黒させて口いっぱいのご飯に悪戦苦闘する爺さん。
女 「あっ、ごめんねぇぇぇ。・・・・新しい職場?うーーーーん、微妙。・・・・・色気違いの口うるさい爺さんが受け持ち。」
爺さん くっ、くっ、苦しい!喉に、喉に!
女 「待って。エサ喉につかえたみたい。」ほら、みそ汁!
と、お椀のみそ汁を爺さんの口に流し込む。むせかえる爺さん。
女 「あっ、大丈夫。今、みそ汁流し込んだから。・・・・ええーっ、遅くなるのぉぉぉぉ?すぐ、会えるって思ってたのにぃぃぃ。」
爺さん 卵焼き!
女、携帯をかけながら、箸に突き刺した卵焼きを爺さんの口に運ぼうとするが、携帯に夢中なので、なかなか口に命中しない。卵焼きは爺さんの顔のあちこちを直撃する。ようやく口にたどり着いたと思えば、また、ぐいっと喉の奥まで差し込まれる。さらに二切れ目の卵焼きが爺さんの眼前を旋回する。
女 「お爺ちゃんのお見舞い?・・・・老人ホーム入ってるの?・・・へえ、そうなんだぁぁ。・・・・優しいね、タケシは。・・・うーん、優しいよぉぉ。・・・そうだ、私もお爺ちゃんのお見舞い付いてっちゃおうかな。そうすればタケシに早く会えるし、・・・・どこなのお爺ちゃんの老人ホーム?・・・ええーっ!!それってもしかして、ここ?!・・・それ、今あたしが働いてるとこだよ。・・・すごいすごい!ね、ねっ!どのお爺ちゃんかなぁぁ?タケシのお爺ちゃんだから、優しくて、かっこいいお爺ちゃんだよね。・・・えっ?変わってる?・・・誰にでも昔の宝くじ上げる?・・・ピンクのTシャツが大好き!!!ああっ、お、お、お爺ちゃん、・・いや、こっちのお爺ちゃん。・・ああ、焼き魚食べたいって。・・・そう。・・そう。箸で食べさせてあげるから、ちょっと、携帯切るね。うん、・・・ああ、最初の約束の場所で待ってるから。・・・ああ、ゆっくり来たら、きっと今食事中だから。ゆっくりね。ゆっくり。じゃあ。」
と、女携帯を切る。丁寧に魚の身をほぐして、
女 はあぁぁぁい、お口あけてくださいよぉぉ。骨はみーんな、取っちゃいましたからね。次はお漬け物ですよねぇぇ。あたし、お爺ちゃんの好物みーんな知ってるからぁぁぁ。あっ、お茶、お茶飲みますぅぅぅ?あっ、肩凝ってるよねぇ、肩もみもみしちゃいまぁぁぁす。
女、うって変わった親切さで食事させる中、幕。
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