去年は生り年だったなぁ、銀杏。
拾いに拾って、バケツ2杯!気付かず踏みつぶした、なんてこともほとんどなく、たわわな実りをすべて収穫できた。良かった。
さぁて、ここからだぜ、問題は。
銀杏は核の中の実を食べる。あの薄緑色のきれいな粒だ。が、それを取り出すまでが大変なのさ。
秋の銀杏並木を歩いたことのある人なら知ってるだろうけど、あの強烈な腐敗臭!あれは種を包む果肉に含まれて酪酸てやつの臭い。もちちろん、食用にはならないから、取り去らなくっちゃならない。
なんとか手を汚さず果肉を外し核を取り出す方法はないものか?
土に埋めて土壌微生物の働きで分解させりゃいいんじゃね?ってやってみたのが一昨年。すっかり忘れて何もかも土に戻してしまった。しまった!
失敗の轍は二度と踏むもんかい!って言っても、嫌だなぁ、この悪臭。まっ、いつか、そのうちいつか、と先延ばししていたら、見かねた神さん、さっさと果肉落としに挑戦してくれてた。
なかなか度胸のいる仕事だぜ。作業自体は腐りかけの果肉をこそぎ落すだけのことなんだが、なんせ、強烈な臭さだ。剥き終えた後、1週間は部屋から臭気が抜けなかったくらいだもの。ご苦労さん。感謝、感謝!
取り出して洗った核はストーブの余熱で乾燥させる。
まだ少々臭い、が我慢の限度内に収まってきた。乾いてしまえば、ある程度保存が利く。クルミとか堅果類と同じことだ。
せっかくここまでたどり着いたら、これはぜひ楽しまなくっちゃならんぜ。って言ってもここらは神さんの守備範囲だけどな。
茶碗蒸しに入れるなんてのが一般的だけど、一時に沢山消費するには、これが一番。銀杏ごはんだぜ。
粒の大きさ、淡白な味わい、そして何よりその艶やかな外観。見た目が一気に秋の彩りになった。秋ぃぃぃ?今頃??
まっ、小さなことにはこだわらず、頂きまぁぁぁぁす!
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