ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やっと、やっと!桃植えた!!

2021-03-25 10:03:38 | 米つくり

 まだかよ、雪解け?!桜開花の便りもそこまで迫って来てるぜ。薄暗い小屋の中で、無理やり待ったをかけられてる桃の苗木2本、早く畑に移し替えてやらなくっちゃよ。ほら、日も当たらず冷蔵庫並みの寒さの中だってのに、芽が膨らみ始めてるじゃないか。こりゃ拷問だぜ。

 数日前からの暖かさと雨で、雪解けは一気に進んだ。なのに、桃の移植場所については未だ積雪あり、って、むごい話しだ。と、言っても、原因は手前にある。隣りにある旧鶏舎からの落雪をぶっ飛ばした先が、植え替え予定地だった!ああ、もう、なんてことしてんだよ。考えなしめ!除雪の時は、春から先のことなんて頭にないからな。ただ、闇雲に除雪に励んだ結果だ。

 さすがにもう待てん!少しくらいの雪は掘り返して植え替え用の穴をあけよう。

 白鳳の方は、昨年苗植えしたのに枯れてしまった後地を利用する。雪さえどかせば植穴掘りは簡単だ。横に立てた鉄パイプ支柱も周囲を崩さぬようにそのまま使おう。堆肥は何年も豆殻を積み重ねてきたところを掘り返して使う。これなら、健康で活力たっぷりのはずだ。土の中に埋めても変な発酵したりしないはず。苗木の向きを、風当り、日当たりとか考えながら決めて、土を寄せた。

 もう1本、黄桃、こっちは初めて果樹を植える場所だ。去年まで藤蔓がはびこって藪になっていたところを無理やりの有効活用。穴を掘り始めたら、さっそく縦横に張り巡らされた根っこにぶち当たった。逞しい藤蔓の根をそのままにして植えたら、こりゃ絶対に桃の負けだな。面倒だが周囲の根っこを切って引っ張り上げるしかない。鉈で何度も叩いてどうにか切断、これを何度も繰り返し、どうやら植穴を確保し、移し替えを完了した。

 後ろには草刈り機で刈り払った藤の株。常に機先を制して、出て来る新梢を刈り取り続けなくちゃならんな。そこが勝負だぜ。でも、桃食いたいの一心、きっと株回りをきれいに保てるさ。それが、果樹を植える意義でもある。

 これで、ブルーベリー畑の周囲荒廃地はすべて移植が完了した。様々な果樹が実るこの世の楽園になる、はずだよな、うん。

 

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味噌仕込み、終わった!

2021-03-24 17:11:44 | 食べ物

 朝8時に豆を煮始めてから、片付け完了まで、8時間!ふひぇーっ!やっと終わったぜ、味噌の仕込み。

 大した量じゃないんだが、豆が煮える時間は変わらないし、手間もすべて同じ、やっぱり、1日仕事なんだ。なんだって、こんなに疲れたか?って言ったら、豆煮の間に、畑仕事したり、タイヤ交換なんて調子に乗って済ませたりしたからだな。腰がやたら重い。あっ、そうだ、今年は味噌樽も久しぶりに丁寧に洗ったんだった。これ中腰仕事だろ、効いたな、間違いなく。

 2年に一度の味噌煮、今年は様々新しい取り組みしてみたんだ。豆を煮るのも、鍋3個、連結のかまど、で試してみた。これは神さんの考案。

 火が分散して時間かかるんじゃないか?って不安はあったが、かまどが一つに繋がってるので、火の管理が楽だった。鍋を何度か位置替えしたりしてすべての鍋が均一に煮上がるようにしたしな。これは正解!

 樽の洗浄と、も一つ、種水を加えず固めに仕込んでみた。

 はてさて、この新趣向は吉と出るか凶と出るか?そうだ、配合割合も変えたんだった。麹の量を増やした。こっちの結果も楽しみでもあり、気がかりでもある。

 最近、なんであれ、これまでのやり方変えてみるってことが多くなった。従来踏襲で行けば仕上がりは確実なんだが、もしかしたら、それって7割の仕上がりで満足してるのかもしれない。実は別の道を進めば、その先には、もっと豊かな実りが待ち構えているのかもしれない、ってね。ほんとは、人生そのものもやり直したいくらいなんだが、それはもはや無理。せめて、農業とかお菓子作りくらい、気ままに試してみたい。失敗したって飢え死ぬわけじゃない。

 って言いながら、新規導入の温床電熱マット、実取り豌豆の発芽悪すぎだぜ、どうしよう、どうしよう?も一度種取り寄せて播き直しか?なんてあたふたしてんだから、世話ねえよな。

 挑戦にはばんばんぶつかって行きたい、でも、失敗すれば青くなる。高揚と転落の坂道走行!まっ、人生なんてこんなもんかもしれんさ、って、味噌作りの工夫くらいで、大げさに胸張ってんじゃねえよ。

 

 

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2度目の甘夏加工!

2021-03-23 10:45:12 | 食べ物

 水俣から甘夏届いてそろそろ1カ月、嬉しくってさ、すぐにマーマレード作りしたけど、1回作っちまうと、一安心、節約すりゃ1年食べつげるさ。生食での消費も進むだろう。って思っていたら、これが思いの外減らない。そりゃそうだ、10キロだもの。まだ半分以上が残ってる。このまま放っておくと、皮ごと萎びてきて、加工品にしても美味しくないぞ。ここは早めに再度挑戦、2度目のマーマレード&オレンジピール&チョコピール&ゼリーに取り掛かろう。

 今回はできるだけ画像を並べてみよう。2度目のお付き合い、せめてものサービスだ。

 もうレシピは完成してるから、前回と作業は同じだ。

 そうそう、実の取り出し方。これにはちょっとした技ありだ。

 4つ割りしたら、中心部分を思い切ってザックリ。

 ほら、これで種も取り出し易いし、実も薄皮から外しやすいのさ。

 ほぐした実を煮詰めて、プロセッサーでトロトロにして、砂糖加えて煮詰める。ああ、アクはとりながらね。

 別に3回茹でこぼして苦みを除いた皮。

 を薄く刻んで入れる。ここだぜ、今回の注意ポイントは。前回、手抜きで、こりゃ失敗!と感じたのは、皮の切り方だ。途中飽きてきて厚みが増してしまった。それと、長さも一口サイズを超えてた。パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜて食べるとなると、2センチくらいが違和感なく口に入る。厚さも薄いほど、果肉部分との親和性も増す。

仕上がりにスコッチウィスキーをドバドバ。残念ながら、安酒、ティーチャーズだ。高級モルトウィスキーの方が、そりゃ美味いに決まってる、が・・・

 あとは瓶詰め、加熱殺菌だ。

 皮は半分を刻んで入れた。残りはシロップに漬けて糖分をしみ込ませる。

 ここから先は、現在進行中、ってことで、またのお知らせだな。

 

 

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春はまだかぁぁぁぁい?

2021-03-22 10:22:51 | 畑仕事

 じわり、じわりと雪融けが進んでる。

 冬の間、西風が吹きつのったせいかな、道路に面した西側は早くも土が現れて、冬をじっと耐え雑草たちも青々と息を吹き返しつつある。東に行くほど積雪は深く、まだしばらくは融けそうもない。そこらに堆肥積んであるんだぜぇ、参ったな。

 一区画でもいいから耕して菜っ葉類を播きたいんだけど。堆肥、掘りだしてまでは、ちょっとねぇ。それに風も強くてトンネルのビニール吹き飛ばされそうだし、あとしばらくの辛抱だな。

 ほれ。その合間をつなぐ董立ち野菜たち、待ってろすぐに立派に育つから、って自信満々だから。さすがに茎たち、雪の中でも新芽を育んでいたんだな。

 待ちかねたように黄色い新芽を突き出すネギ。そろそろ、保存ものも腐り始めてきたし、うまい具合に引き継げそうだ。しばらくはこれら春待ち董立ち野菜で新鮮な食卓を保てるな。

 おっと、キャベツの取り残しもネズミにやられず生き延びた。さっそく取り込んで、外葉をきれいに落とした。見事なリリーフ役だぜ、ありがとう。

 その次に来るのが、これから播く菜っ葉類ってことだ。明後日にゃ耕して種まきできるんじゃないか。

 ハウスのビニール張りももうすぐだし、桃の苗木も移植しなくっちゃ。

 畑を何度となく見回る日々がまたやって来た。

 

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味噌作り、まずは麹の塩切り!

2021-03-21 11:20:42 | 食べ物

 味噌作りの季節たぜ!消費量も減ったからな、仕込みは2年に1度だ。まだまだ秋まで食べつぐ以上にたっぷり残ってるのさ。仕込み量はさらに減らして、大豆で6.5キロ。配合も麹多め、塩控えめにかえる。保存性重視から健康志向に方針転換だ。麹は10キロ、塩は3.75キロ。レシピは味噌屋さんのお薦めを利用させてもらう。

 我が家の米をしっかり磨いて特上白米にして、麹作りは麹屋さんにお願いする。こうやって米預かって加工してくれるお店がまだまだ残っている。ありがたいことだぜ。今回は白米9キロを出して9.5キロの仕上がり、これに知り合いからもらった手作り麹も加えて10キロだ。上がって来てすぐに味噌作りに入れれば、それに越したことはないんだが、こちらも様々都合がある。天気だって、暖かくて晴れた日を選びたい。大豆の煮方だって外で4時間はかかるからね。たっぷり1日仕事なんだ。

 味噌仕込みは明々後日とするか。それまで、麹を保存しておかにゃならんぞ。生き物だからなぁ、放っておけばどんどん麹菌の生育進んで、カビの菌糸が伸びて味が落ちて行く。冷凍するったって、10キロも入る冷凍庫の余地はない。それにたかが数日のことだしな。

 そこで、昔からの知恵、塩切りをする。

 麹に塩を振り入れ、塊を満遍なくほぐし混合しておくんだ。こうしておくと、塩の静菌作用で麹菌の働きが抑えられる。死ぬわけじゃない、じっと我慢状態におくってことだ。塩はカビの生育は止めるが、すでに作られている酵素類を壊したりしない。1週間以上も、って長くは置けないが、数日なら、効力保ちつつ生育は停止、願い通りの働きをしてくれる。

 大きな盥に麹をすべてあけ、塩も放り込む。塩と麹を混ぜ込みつつ、麹の塊をほぐして行く。

 米粒一つ一つが離れれば、お互い温めあって温度上昇することもない。切り終わったら、できるだ広げて、温度が上がるのを防ぎ、よしっ終了だ。

 埃など入らぬようビニールで覆って、本番までおとなしく待機だぞ。

 大豆の浸漬とか、古味噌を取り出して樽を空けるとか、味噌擂り器の準備とか、いろいろあるが、これから仕込み当日に向けて、一つ一つ終わらせて行こうか。味噌作り始まると、いよいよ春の作業が始まるんだぜ。

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