ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

収穫しちまうか、冬野菜

2021-11-20 13:40:52 | 畑仕事

 どうする、も少し待ってみるか?

 暖かいしなぁ、日差しも冬のものじゃない。キャベツなんてまだまだ大きくなりそうだし。これまでの作業こよみに従うなら、とっくに収穫なんだよ。数年前までなら、そろそろ初雪!って時期でもあるしな。でも、

 全然、冬の気配ないんだよ。普段ならとっくに散ってる山の紅葉、まだなんか未練がましく枝にしがみついてるもの。まだまだ育つぞ、って意欲満々の野菜たちを取っちまうてのって、気が引けるんだ。ただ、

 来週週明けに、雪マーク初点灯、この調子じゃ天気予報の空振りの可能性大きいけど、雪被った白菜の収穫なんて、出来れば避けたい。ぽっかぽかの日差しの下で、のんびり優雅?に仕事終わらせたい。よしっ、

 取っちまおうぜ!大根とカブと白菜。キャベツは元気溌剌なので、しばし猶予を与えよう。ネギももっと霜に当てた方が柔らかくなりそうだから、これも来週以降、山形青菜、こりゃ畑終いのしめくくりって決まってる。

 まずは、大根と赤カブを引っこ抜いて葉を切り落としたら水洗い。

 この2種類、地種にこだわり過ぎた。大根は黒い筋が入ったのが多かったし、カブは葉っぱばっかりおがってカブは小さめ、赤い色も足りない。

 来年はこれまで作って来たf1品種に戻りだな。できるだけ、種苗会社の手の内に入らぬように、ってやせ我慢、難しいもんだぜ。

 白菜は地種で上手く行った。玉の揃いは均等じゃないが、まず、自家用で食べる分には問題ない。2畝で36個って、まずまずじゃないか。

 どれも大振りだから、丁寧に新聞紙にくるんで保存すれば一冬しのげるな。

 収穫した白菜は、小屋の軒下に並べて軽く水分を飛ばす。

 穏やかな秋の日差しをいっぱいに受けて誇らかに輝いてるぜ。

 

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ヤバッ!楽天ポイントヌマに嵌りそう

2021-11-19 13:40:19 | 暮らし

 ミトン手袋、買った。ネットだけど、納得の買い物できた。物はいいし、値段も手ごろ、って安いさ、ただだもの。

 溜まってた楽天市場のポイントで購入したから、持ち出しはゼロ。うほほっ、儲けたね、なぁんて喜んじゃいられないんだぜ。ポイント得るために、それ以前にかなりの買い物してるってことだからな。

 このポイントってやつ、曲者だぜ!なんかなぁ、すげぇ得した気になるからな。

 ネットでの買い物は、基本、楽天とアマゾンなんだが、まず、アマゾンで品物見つけるだろ。評判とか価格とかチェックして、同じ製品を楽天でに見に行く。たいていの場合、送料無料のアマゾンの方が安い。が、ここで楽天のポイントが目に飛び込んで来るのさ。

 何だかんだポイントアップの特典あるし、セールの時なんか、これがなかなかバカにならない。人間の感覚ってすぐ騙されるから、実際の価格は高くてもポイント分を差し引いて比べちまうわけさ。そうなると、楽天、俄然有利!ってことになる。

 でも、落ち着いて考えてみると、いや、落ち着かなくたって、ポイント分のお得は、次に何か買わないことには生かされない。当然!ポイントに目が眩む、心が浮かれる。楽天で買う、ポイント溜まる、さらに買い物する、またまた溜まる、・・・無限ループに巻き込まれちまうってわけだ。

 この渦巻に飲み込まれると、ついには、ポイント目当ての買い物、なんて本末転倒、支離滅裂に飲み込まれて行く。大して必要ないものを安いから、ポイント倍だから、ってついつい買ってしまう。ポイント欲に駆られて。

 さらに、楽天の巧みなところは、ショップ買い回り週間とか、ブラックフライデー、なんて財布の紐を緩めされる企画をひっきりなしに打ってくることなんだ。1000円以上の買い物をいろんな店でする度に、ポイントの倍率が上がって行く!うーん、人間の欲望心理を突いた巧妙な作戦だぜぇ。ショップ側も、機会に乗っかれ、とばかりにセールを用意するから、ついつい、人差し指も動いてしまうさ。で、次々と届く品物見ながら、これ、何も今要らねぇよな、って後悔・自責の念にとらわれることになる。なのに、また、セール期間となれば、あっ、これあっていいかも、とか、今はあるけど先々の用に、とか、買う理由を無理くり考え出してる自分に、はたと気づくんだ。

 うはぁっ、欲望が引き出され、掘り起こされて行くぜ、意志とは関係なくな。

 この仕組み、実に絶妙!だから、楽天市場のショップ主体の販売方式が、アマゾンの全商品自前取り揃え方式に太刀打ちできてるわけなんだよ。なんか、今じゃポイントつかないと買おうって気にならないもの。それに押されて、アマゾンもポイント付与システムにおずおずと乗り出しつつある。ポイント制、恐るべし!

 気づけば、無駄なものを高い金出して、買いあさってた、なんてとなる。

 このポイントヌマからの脱出方法は何か?

 一つは何度も必要性を問い直すことだな。ほんとに要るの?今なくちゃダメなの?ってね。それと、世界の流れを意識することかな。ものの氾濫は、持続可能性に反するぞ、って、自分を責め続けること。なんて言っても、買い物の引力は圧倒的かつ悪魔的だ。現金なら貯金もきくが、ポイントには消費期限がある。せっかく溜まったものを無駄にするのももったいない。だったら、本当に必要なものを買うことに厳しく限定することだ。

 と、言ったそばから、エスプレッソ用のカップ、欲しいかも?ミルククリーマーもあれば幸せだよね、なぁんて、次の買い物候補を物色してるんだから、人間って奴は、実に浅はかなもんだぜ。って、俺の話しか。

 

 

 

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雪囲い完了、めでたし!

2021-11-18 11:53:04 | 暮らし

 暖ったけぇなぁ、山の紅葉、ようやっと散り終わったぜ。以前より2週間は遅い。今頃、霜はばんばん降って、初雪が舞ったっておかしくない時期、そう、11月も半ばだもの。

 冬の備えも、まだまだいいんじゃないか?キャベツや白菜、まだグイグイ大きくなってる。せっかくの秋の日差し、たっぷりと頂こうぜ。山形青菜の収穫漬け込みだって、水が冷たくて指が縮みあがる頃でいいんだ。何度か霜に当たると辛みもますし、歯ごたえも良くなる。ぎりぎりまで待とう。

 雪囲いだって、まだいいんじゃねえか?って気乗りはしないんだが、冬野菜たちと違って、放っておいたって、作業が楽になるってわけじゃない。いや、寒風吹きすさぶ中じゃ、指先かじかんで縄を結わえるのだってままならない。できるんなら、早くやっちまおう。

 時間とゆとりがあると、いろいろ考えるものだ。そっべ板を縦に並べて、足元から雪がなだれ込むのを防ぐ、なんてのは、2年前から試みた。厳冬、薪が雪に埋もれることがなくって、大いに結構。もっと、省力化できないもんか?

 これまで縄で結わい付けていた2間半のそっぺを、座付き抜き板用L字金具(って、言うんだそうだ)で押さえることにしちゃどうだ?金具をネジくぎ止めすると囲い板を外した時にも下屋の柱に付いたままになる。これが引っかかりそうでちょっと嫌だし、見た目も良くない。が、まっ、母屋の裏側じゃあるし、目には付きにくい。何より、垂直の柱に、けっこうな重さある横板をずり落ちることなく縄で固定するって仕事はかなり厄介なんだ。縄も毎年使い捨てになる。体力も落ちてきていることだし、作業の省力化は第一優先だぜ。

 幅もあり厚みもあるそっぺ長板が収まるって要件見たしつつ極力小さめの金具を選ぶ。問題は、寸法の決まった抜き板と違って、幅も厚さもばらばらだってことだ。金具をどんな間隔で付けたらいいのか、かなり迷う。ねじ止めしちゃまた外し位置を微調整してまた留める、何度もの試行錯誤の末、どうにか、見場良く、かつ、雪も押し返せるような間隔に打ち込むことができた。

 

 下には1間のそっぺ板を並べて、腰板のように備えた。なんだかんだ、1日仕事になっちまったが、どうにか終了した。一度、打ち込んでしまえば、この先ずっと使い続けられるわけで、これで大幅に手を抜くことができるはずだ。よしよし、上手に頭を使えだぞ。

 便所の汲み取り口の部分は、丸太と長板を運んだだけ。囲い作業は後日回し、便槽の汲み取り済ませてからだ。ここは冬中、いや、春になっても屋根からの落雪で覆われるたままになる。4月末まで汲み取りは不可能だ。と、なれば、ぎりぎり雪が降る直前まで待って汲み取りしたい。雪囲いはその後、ってことだ。

 暖かい初冬、いつまで続くか見極めつつの作業だな。おっと、公民館の雪囲いはしちまわんといかんぜ。

 

 

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本番10日前!菜の花座新作舞台

2021-11-17 14:15:30 | 菜の花座

 さぁて、セリフは入っているかなぁ?動きも身についているかなぁ?

 本番10日前通し稽古。フツウ、これじゃ遅いよな。1カ月前くらいに通して、その後、何度でも通し・小返しして仕上げて行くもんだ。でもまあ、セリフの入りの遅い菜の花座、さらには、わずか1カ月半前に台本上がった新作、まっ、よくぞ通せた!ってところだぜ。

 ただ、通しって言ったって、始めては止まり、直したり確認したりしては進む、って徐行運転、試運転だ。まず、全体の構造とか、個々のエピソードのつながりとか掴んでもらえりゃそれでいい。場転の音楽だって初めて入れたわけだし。

 照明なんてまだプラン作成の段階だし、効果音もまだできていない。舞台監督が、口で、キーッとかドスン!とか疑似音入れて間に合わせた。

 ただ、衣装の方はほぼ決まってきているし、今回目玉の新型防護服?も、道具さんいいものを作ってくれた。見せびらかしたいところだが、ここで見せてはネタばれ、楽しみも半減しちまうから、公演の方に足を運んでもらおうか。

あんまりベールで覆い通しても、しみったれ、自信ないんだろ、って文句言われそうだから、初っ端のシーンだけ、ちょい見せしておこう。

 なんじゃぁ?時代ものかぁ?って誤解されそうだけど、これは出だしのサプライズ。この先の8つのエピソードはしごく真っ当にコロナ禍の今を描写するので、ご安心を。

 本当は、プロンプターなしで通したかったが、役者によって、セリフの入りはまちまち。うーん、この先頑張っておくれよぉ!って人もいれば、もう完璧だ、後は面白くなるばかりって人もいて、これも菜の花座らしい、っちゃらしい。

 場転音楽は40年前のリズム&ブルース。また好き勝手やってぇ、って批判は百も承知!この芝居にゃこの音楽なんだぜぇ、理屈なんて抜き、ピンと来たんだ、直感よ。

 途中各駅停車のゆっくり運転、それでも2時間で終われて、なんとカーテンコールの段取りまでしちまったぜ。短い舞台はいいなぁ、二人芝居のオムニバスも楽でいい。ただし、演じる立場としちゃ、端役、脇役なんてなし、10分間を二人で演じ切るんだから、大変だけどな。

 今週末から2日の休み挟んで、連日稽古で本番に一気になだれ込む。毎日のように2度3度繰り返せば、磨きがかかってくるはずだぜ。手前褒めじゃあるが、台本は悪くない。あとは、役者と演出の力量だな、っておっと、演出も俺だった。

 

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そう言ゃぁ、虫少なくなったよなぁ!

2021-11-16 10:45:23 | 暮らし

 人間って、たわいないもんだよなぁ。今あることが、昔からずっと続いてる気になってる。ネットだって、スマホだって、たかだか20数年、なのに、もう、有線の電話とか郵便とかでつながってる社会なんて思い出すのが難しい。おっと、お役所じゃ今でもFAXだってな、うちの神さん並みだな。世の中、技術の進歩、革新とかで、どんどん変わっていく。で、その変貌の大きさに気付かない。

 自然相手に農業とかやってても、この鈍感さからまぬがれない。なんか、今のあり様、数十年前と同じと思い込んじまってる。

 だが、ほんのちょっとでも立ち止まって振り返ってみると、田んぼも畑も山々も、ずいぶん変わって来てるって気付くのさ。田んぼの害虫で言えば、無農薬で米作り始めた頃、一番の難敵はドロオイムシだった。

 小さな甲虫の仲間で、泥?多分糞を身にまとった幼虫が田植え後の若葉を食い荒らす。その食欲、凄まじく、発生するとその一帯が白く変色して見えるほどだ。こいつらを振り払い、叩き落として除草機押しなどしたものだ。近くに住む農民詩人の星さんなんからは、箒で払い落したって武勇伝?も聞いたことがある。この害虫、今じゃまったく見かけない。

 イネミズゾウムシてやつも一時猛威を振るった。これが蔓延すればよくて半減、下手すりゃ収穫皆無、なんて大いに恐れられた。が、今じゃ、聞かないよなぁ、さっぱり。

 温暖化のせいで、虫たちの最適環境が変わったのか?とも思うが、その割に、温暖地帯の米作りの難敵、ウンカが攻め寄せて来たってこともない。イナゴもそうだ。20年前くらいには、稲刈り前後の田んぼはイナゴ取りのビニール袋持った人たちが歩き回ってたもんだ。もちろん、今じゃそんな姿は見られない。だって、イナゴいないから。

 畑の方だと、ハチがめっきり少なくなったのがこの数年。セミの鳴き声でかまびすしいなんて夏も遠い記憶だ。そうだ、ここ数年、カエルも少なくなった。梅雨時、道路横断するカエルたちを大量に轢き殺す悪業とも縁がなくなった。

 田舎暮らしぃぃ?虫多いからダメ!って人、安心しておくれ。夜、居間の網戸し忘れても、羽虫も蛾も入っちゃこないからさ。無農薬農業も害虫の心配はほぼなくなって、雑草たけが立ちはだかるばかりだ。いいばかりじゃないか!

 なんて気楽に構えていていいのか? 

 どう見たって、人間のなせる業だろう。まず間違いなく農薬だ、殺虫剤だ。ネオニコチノイドってやつな、あれが怪しい。毎年、毎年繰り返される農薬の散布、確実に農村の自然のあり様を変えちまった。今頃になって、また思い出したぜ、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』。生き物たちが死に絶えた田畑、野山、そして、・・・

 便利さと快適さには、たくさんの死の影がまといついている。人間の健康への影響だって出ているのかも知れない。快適だったら、すべてOKなのか?これでいいのか?バカボンのパパだって、顔しかめるに違いないと思うぜ。

 

コメント (2)
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