自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

ガヤトリーマントラ(5)の真言の意味

2019年08月17日 | 健康を実現するための言霊(マントラや真言)

ガヤトリーマントラを構成する24の音と自然治癒力

***********************************2019・8・17

 

 

それでは、お待ちかね?の方にとっては一番知りたいところの、

究極のマントラといわれるその言葉の全容が以下である。

 

Tat  sa vi tur  va re ni yam  bhar go  de vas ha  dhee ma hi  

dhii yo  yon aha  pra cho da yat

 

たっと サヴィとぅ―る われ―にゃむ ばるごー 

でぃヴぁっしゃ でぃまひー 

でぃ よー  よなっは ぷらちょうだやー

 

の24文字がガヤトリーマントラを構成している。

 

このマントラに入る前実際は、Aum bha bhuh swah

(おーむ ばあ ぶは すわは)

と冒頭に唱えられる。


‘’すわは”は、般若心経を唱えられたときに最後にでてくる、

この心経の核心部分のマントラ、

″ぎゃーてー ぎゃーてーはらぎゃーて、はらそうぎゃーてー、

ボジソワカ” と唱えられるその、”ソワカ”に当たる

サンスクリット語の原形の言葉だ。

 

その原型発音は、当時、お経は聞いたとおりの発音を

中国の漢字に当てはめて伝えられ、さらに日本人が

漢字の音読みをする際に微妙にずれてきて、

このようなギャップがでてきたのだろう。

 

心経では ”そわか”、つまり、Kの発音で終わっているが、

もともとのサンスクリット語は、”すわは”つまり、Hで

表記されている理由は、このh音は喉の奥で発音され

強く息をだすので、私たちには”K”音が強いため、

そう表記されたのだろう。

 

たとえば、ジンギスカーンで有名な、カーンという人の

名前は、本来はハーンであるが、サンスクリット語の

このHと同様Kに聞こえるため、カーンと日本語

では表記されているようだ。

 

このガヤトリーマントラの24文字というのは、冒頭に

あげたマントラの言葉でわかるように、Tatから始まると

考える。 

どういう言霊がそれにこめられているかみてみたい。

 

このマントラの特徴は、24文字がそれぞれ正しく発音される

ことで、人体のスピリチュアルな意味でのツボに刺激を

与えるとされる。

そこを刺激されることで、スピリチュアルな側面が刺激され

開けやすくなるというのだ。

つまり、そのツボは人のスピリチュアルな資質と深く関連を

持っている個所である。


たとえば、以下のように、(冒頭の図解を参照していただきたい)。

tat~第三の眼、つまり眉間

re ~ 鼻、

ni ~口

yam ~ あご・・・といったように。

そうしたツボにこのマントラの言霊の響きが

共振することで次のような効用をひきだすという。 

一つ一つ、追っていきたい。

 

①Tat~成功、② sa~果敢、 ③vi ~保持、④tur ~豊かさ 

⑤va ~神の資質との結合、⑥re ~愛情、⑦ni ~財産、

⑧yam~聡明さ、 ⑨bhar~保全  ⑩go~智慧  

⑪de~負荷の弾圧  ⑫va~献身 ⑬sha ~注視力 

⑭dhee~プラナ ⑮ma~自己抑制力 ⑯hi~エネルギーの活用   

⑰dhii~遠視力(先を見通す力) ⑱yo ~(覚醒)

⑲yo~(生産)⑳naha ~(甘美) ㉑pra~(理想)

 ㉒cho~(勇気)㉓da~(叡智) ㉔yat~(奉仕)

 

 

それぞれの言霊が、声聞されることで霊的な身体にある

ツボを開き、ツボが開かれると、このツボに特有の資質が

現実に顕現してくるということだ。


何度唱えたらよいのだろう? 

多ければ多いほど良いのだろうが、一日三回ずつ、日の出前、

正午、日の入り直後に唱えるだけで、過去のカルマ的負荷の

エネルギ―が消されていき、同時に本来の自分の力と天からの

祝福がもたらされると師から教わった。


たった三回、それでも、忘れずに毎日欠かさずにするため

には、やはり強い意志の力が必要だ。

 

ガヤトリーの神は女神像で描かれることが多い。

それはこうした豊かさと恵みをもたらす豊饒と智慧、叡智と

愛情をフンダンに分け与える神のイメージから当然のこと

かもしれない。

 

が、実のところ、単なる女神ではない。

女神という枠を超えて、創造神ブラハマ特有のエネルギーの

象徴と取った方があたっているようだ。


そのわけは、古代文献ではガヤトリーの力を別名

イシュワラ バクティ、とか、ブラハマ サーダナとか

アートマ サクシュットカル、ブラハマ ダルシャン

(*1)とか様々な呼び方で表され、それらの言葉の意味

を考えると、特定の女神というより一種の創造的エネルギー

を表していると理解されているからだ。

 

つまり、ヒンズー教でいうところの、絶対神のブラハマと

ガヤトリーマントラの主神、ガヤトリーとは一つのコインの

両面といえそうだ。

 

追想①)

こうしたマントラや真言をご紹介している。

その理由は、ヒンズー教のマントラではあっても、

ヴェーダという特殊な聖典(すべての宗教の大本に当てはまる

真理を説いた)の主軸である、不二一元という考え方を

ご紹介したいにほかならない。


では、この不二一元が本当に真理なのか?といえば、

厳密にいえば、’私’にとっての真理であると言い換えた方が

よさそうだ。


というのも、絶対 という言葉はこの地球世界では無いの

かもしれないと、最近感じ始めたからだ。

地球世界の意識の中には”絶対”は無い=地球意識外の次元

を超えた超越次元意識の中ではまた異なるだろう。 


ましてや、この真言を特に、お勧めしているわけでもない。

残念な言い方だが、人それぞれ、その置かれた環境やその人の

考え方、文化的背景や魂レベルで、その人にとって最も

適した真言は生きている人の数だけある~といっても

過言ではないからかもしれない。

 

追記②)だが、一つ、付け加えさせていただく。

私にとっての真理、生命力の底力、自然治癒力の存在、

これはアートマセラピーによって現場で体験してきたことで、

真に真理に他ならない。


そして、その自然治癒力完全発揮の裏側に存在している、

魂のぶれのなさ、焦点の合わせどころこそ、この不二一元の

考え方であるということも、付け加えたい。


ひと月以上前に、ワンちゃんセラピーを手記にした。

彼女は肺捻転で5月に大手術して、その個所に水が溜まった

処置を専門医師から仰いでいたが、示唆されていた再手術

もなく、ひと月前、もうOKと太鼓判を押された。


そして、地元のファミリードクターで通常の検診を

受けるようにいわれ一昨日、行ってきた。

その検査結果は、問題であった個所(結石も含めて、腎臓)

が良好になっていることがデータとして数値で表された。

 

なんでも飼い主のYさんによると、Kちゃん(トイ・プードル)

はその間行った10回ほどの最後のセラピーのあと、普段より

かなり長いうんち、しかも宿便(黒色)が大量に出たそうだ。


薬が、Kちゃんには出されていたが(結石を防ぐ薬)、

Yさんの判断でセラピー期間中(ほぼ2か月)やめていたそうだ。

これも宿便が出た要因と私は考えた。


*(1)Ishwar-bhakti, Ishwar-upasana, Brahama-

Sadhana, Atma-sakshatkar, Brahama-darshan, prabhun-parayanta 

などの呼び方が見られる

 

 

 

 

 

 

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする