ホ・オポノポノの超越意識と、村上博士の魂
************************************1月17日2025年
”something great”(偉大な存在)を知っている、
遺伝子研究第一人者の村上氏は
同時に、”魂の存在”を認めている。
村上氏はその著書“生命の暗号”の
第5章で次のように
魂について書いている。
“私の考える魂は,今の自分が意識
している心ではありません。
一般に意識できるのは,心であり
魂ではないと思うのです。”
魂 とは キルリアン写真に写るといわれる,
人の体から発するオーラと関係あるという。
魂は、この写真に写る、オーラのように、
私たちのこの肉体を ある意味、すっぽり
覆っている。
魂は、心臓にあるという人、
頭にあるという人、
でも、実際は、そんな限定された次元でなく、
魂が先に有りき ということだろう。
魂が先にあって、限定された肉体や
五感から生じる認識特性(その人の性質)
などがあるのだろう。
少なく手も、魂は、実のところ、
村上氏の言うように‘意識ある心’ を超越して
いるといえるだろう。
’私たちはすべての宇宙の存在とつながっている’~
というときや、
’地球の裏側にいてもあの人とはつながっている’
というとき、この肉体意識を超越した
何がつながっているか?といえば、
”魂レベル”での結びつきに ほかならない。
その魂レベルの意識は どこにあるかといえば、
潜在意識よりもっと深い“深層意識”の、また奥の、
いわば、本尊が安置されている本堂の裏山を
昇って行った、奥の院に安置されている
ようなもの。
現在意識では、決してとらえることができない
代物だと考える。
村上氏も、そのあたりのことを漠然とした
言葉ではあるが、次のように表現している;
“魂とは、無意識の世界と関係するのではないか
魂はあるけれど、自分でも通常は意識できない
もののように思えるのです。”
そしてこう続けている。
“心はうれしくなったり、悲しくなったり、
怒ったりします。
しかし死んだら心はなくなるのです。
心とは、意識の世界であり、肉体とは不可分
です。
肉体と不可分なるものは、死んだらなくなっても
不思議ではありません。”
(以上引用)
これは、どういうことなのだろうか?
’心は肉体と不可分’だけど、魂は、そうではない
ということだ。
だから、喜怒哀楽する心は、死んだら消滅する。
が、魂 は違う。
この肉体次元レベルでの死は、魂を消すことは
できないからだ。
村上氏は”魂”と名付けたそれを、次のように、
語る:(以下引用)
“ここに無意識の世界というものがある。
これは自分でもはっきり意識できない世界
ですが、この世界と魂がつながっている
のではないか。
魂は無意識とつながっていて、そこから
サムシング・グレートの世界へ通じている。”
(以上)
魂は 現在意識や、潜在意識を越えた 超越
意識、
つまり、無意識に 神性とつながる意識の
中に、存在している。
これを聞くと、ハワイの伝統的問題解決
方法のホ・オポノポノの継承者、
ヒューレン博士の意見を思い出す。
それは、
”神性なる意識の世界”につながって
生きるならば、
現在意識を通して現れている、
過去の記憶(今の境遇、感情、など)を
浄化してこそ、可能である。”
という、ヒューレン博士の意見だ。
徹底的に 現在意識を、クリーンする
ことで、自分自身の、本質、
その神性なる意識に結び付くことが
できる~とヒューレン博士は教えた。
神性意識に結び付いたとき、調和と愛に
裏付けされた”人間智を超えた力”
と結びつくことができるという。
そのとき、周囲を生かしながら、いわゆる
中道の道を進み、心身の調和と健康を
維持することができる。
このヒューレン博士の言う 神聖なる意識に
つながることを、村上氏はサムシング・
グレート(something Great)とつながる
という言葉と重なるように思う。
私たちの魂は、誰でも、どんな状況でも、
いつも、something Great につながっている。
というよりは、それが私たちの本質だから、
今の心(現在意識)で離れていても、臍の緒
でつながる胎児と母親のように、
離れようがないのが、本当のところだろう。
だとしたら、
本来の私たちの、円満完全性や、健康状況、
満たされた至福感 などが、日常生活
の中に、実現されることは、
夢ではなく、むしろ、現実的なことなのだと
思える。
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*(*1)~サンマーク文庫
“生命(いのち)の暗号”、
①巻と②巻
サンマーク出版 2009年
*村上和雄1936年生まれ
筑波大学名誉教授。
78年筑波大学応用生物学
化学系教授になり、
遺伝子の研究に取り組む。
83年高血圧の黒幕である
酵素“レニン”の遺伝子解読
に成功。先端学際領域研究長
を94年より務めた。
96年日本学士院賞受賞。
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